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亮介の誕生日
亮介の誕生日⑥
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「んんっ!! だめっ……!! やめてっ……」
「やめません。姫さまにもっと感じでいただきたいので」
とろとろになったその中に、亮介は指を入れてきた。中をぐりぐりされて、あっという間にそこからダラダラと泉のように温かいものがあふれ出てくる。
「あっ……あっ……やあっ!!」
体をガクガクさせて、未央はその感覚を噛み締めた。
「姫さま、受け入れてくださいね?」
亮介はゆっくり、じわじわと自分を未央の中に入れた。テンポもゆっくりで、気持ちいいのだが、未央はもっとしてほしくて、たまらず自分で腰を動かす。
「がまんできませんか?」
「くっ……ちがう」
「正直に言わないと、このまま抜きますよ?」
亮介はぎりぎり抜けない、いちばん手前まで腰を引く。それはずるい。
「あっ、あのっそのっ……」
「なんですか?」
「……してほしいのじゃ。奥まで……」
「奥まで入れて? とは申せませぬか?」
「奥まで入れ──っ」
亮介も限界だったようで、言い終わらないうちに腰を激しく打ちつけた。その強い刺激に、思わずのけぞる。
「あっ……あっ……あんっ!」
「すごい、姫そんなにしめないで……」
すぐイッてしまいそうで未央は亮介の首にしがみつく。
たまらなくそれが亮介にはかわいらしく思え、ますますはやく腰が動いてしまい、未央はまた背中を弓なりにそらせて達した。
亮介も何度か腰を打ちつけてると、低く呻いて動きをとめた。たぽんとなったそれをとって、すぐ新しいものをつけている。きょうはいくらでもできそう──
「姫、本日は私の誕生日。願いを聞き届けてくださいませ」
へっ? お願い? 未央はまだ達した感覚から完全に戻ってきておらず、もうろうとしながらその声を聞いた。
「少しだけ、外に出ましょう」
「えええっ、そっ外?」
それはだめだよ、亮介っ……!!「我が家は崖に囲まれておりますゆえ、よそからは見えません。下の道路は竹藪がカムフラージュしてくれます。先ほど確認しましたが、大家さん宅は雨戸も閉まっております。もう寝られたことでしょう」
「待って、それだけは……」
未央はぐいっと体を起こされて、亮介の膝の上に乗せられたかと思うと、未央の中にそれが入ってきた。
「やめません。姫さまにもっと感じでいただきたいので」
とろとろになったその中に、亮介は指を入れてきた。中をぐりぐりされて、あっという間にそこからダラダラと泉のように温かいものがあふれ出てくる。
「あっ……あっ……やあっ!!」
体をガクガクさせて、未央はその感覚を噛み締めた。
「姫さま、受け入れてくださいね?」
亮介はゆっくり、じわじわと自分を未央の中に入れた。テンポもゆっくりで、気持ちいいのだが、未央はもっとしてほしくて、たまらず自分で腰を動かす。
「がまんできませんか?」
「くっ……ちがう」
「正直に言わないと、このまま抜きますよ?」
亮介はぎりぎり抜けない、いちばん手前まで腰を引く。それはずるい。
「あっ、あのっそのっ……」
「なんですか?」
「……してほしいのじゃ。奥まで……」
「奥まで入れて? とは申せませぬか?」
「奥まで入れ──っ」
亮介も限界だったようで、言い終わらないうちに腰を激しく打ちつけた。その強い刺激に、思わずのけぞる。
「あっ……あっ……あんっ!」
「すごい、姫そんなにしめないで……」
すぐイッてしまいそうで未央は亮介の首にしがみつく。
たまらなくそれが亮介にはかわいらしく思え、ますますはやく腰が動いてしまい、未央はまた背中を弓なりにそらせて達した。
亮介も何度か腰を打ちつけてると、低く呻いて動きをとめた。たぽんとなったそれをとって、すぐ新しいものをつけている。きょうはいくらでもできそう──
「姫、本日は私の誕生日。願いを聞き届けてくださいませ」
へっ? お願い? 未央はまだ達した感覚から完全に戻ってきておらず、もうろうとしながらその声を聞いた。
「少しだけ、外に出ましょう」
「えええっ、そっ外?」
それはだめだよ、亮介っ……!!「我が家は崖に囲まれておりますゆえ、よそからは見えません。下の道路は竹藪がカムフラージュしてくれます。先ほど確認しましたが、大家さん宅は雨戸も閉まっております。もう寝られたことでしょう」
「待って、それだけは……」
未央はぐいっと体を起こされて、亮介の膝の上に乗せられたかと思うと、未央の中にそれが入ってきた。
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