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4話
『お断りします。』
私は即 断った。
だっておかしいじゃない。
小説のサブヒーローがモブに告白するなんて。
『そうか。
じゃあ友達からお願いしたい。』
はい…?
なに言ってるのこの人。
無理に決まってるでしょ。
『それもお断りします。』
『じゃあ承諾してくれるまで ずっとここで立ってる。』
は…?
嘘でしょ。
なんて強引なの。
『ルル嬢、そろそろいいかい?』
その時 先生から注意を受ける。
いけない。
ここ教室のど真ん中よ。
ヤバい。
ヤバいわルルよ。
何だか怖い視線を後ろから感じるわ。
私は恐る恐る後ろを振り向く。
『たいそうなものね、ルル。』
そこには不機嫌なリーゼロッテの姿があった。
自分よりモブが注目されて不満なんだわ。
私もこんな状況 不服なんですけどね。
『困らせないで下さい。』
私は努めてそう言った。
『困らせてない。』
それを困らせてると言うのよ。
はぁ。
『分かりました。
では断るのではなく 一旦保留にします。
また後でゆっくり話しませんか?』
私はこの強引さにキレそうになりながらも 怒りをねじ伏せた上で冷静に提案する。
こういう時こそ冷静さを欠いてはいけない。
『分かった。
ではまた放課後に会おう。』
そう言ったサブヒーローは自分の座席の方へ歩いていった。
良かった…いや悪い状況だわ。
今更ながらクラスメイトからの視線が痛い。
もう最悪。
『ルル、放課後教室残りなさいよ。
いつも通りお話しましょ。』
こっわ。
さっきまで不機嫌だったばすのリーゼロッテからのお誘い。
てっきり今日はないかと思ってた。
でも放課後?
まぁいっか。
サブヒーローを断る口実にしましょう。
ーーーーーーーーーーーーーー
私は1人 放課後の教室にいた。
リーゼロッテと他の取り巻き2人は少し用があるとかで 授業後すぐいなくなった。
でもまた戻ってくるだろうと待つことにした。
でも待つことにした1番の理由は サブヒーローとの約束を断る口実がなくなると思ったからだ。
それは困る。
無事口実を使って断ることができたのだが 口実に使ったリーゼロッテ達とのお話会が始まらない。
一向に3人が戻ってくる気配がないのだ。
ガラッ
そんなことを思っていると突然 教室のドアが開いた。
「貴女1人で何やってるの?アハハハ」
入ってきたのはリーゼロッテと取り巻き2人。
「何って…」
貴女達を待ってたんだけど?
「ボッチですわね。」
は…?
「もう帰りましょ。
どういうわけかボッチが教室に残ってるから お話会は中止よ。」
そう言ったリーゼロッテと取り巻き達は嵐のように去っていった。
えっ…?
私もしかして 面と向かってハブられた?
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