JK紬のセキュリティ相談室2 女子高生がセキュリティの力で事件解決しちゃいます

雨後乃筍

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AIフェイク画像とネット誹謗中傷〜心の枷〜

1−5 ソースを探せ

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 翌日。

 七香と協力して、画像が偽造されたことの証拠集めをすることになった。

 偽造された画像の元となった画像が、どこかに存在するはずで、それが見つかれば偽造されたことの説明になるだろう。

 二人が別々に写っている可能性が高い。大きさは自由に操作できるから、同じポーズ、同じ表情、同じ角度の光具合などの画像が見つかれば。

 そして、佐々木先輩と咲希ちゃんの接点がないことを考えると、その二つの画像が両方手に入る人物を絞り込めば。

「二人の写真かー、元々接点がないから、交友関係も全く違うだろうし。うーん、難しいかもね」
 七香が腕組みをして、渋い顔をした。流石の七香にも難問みたいだ。

「ってか、マジでありえない! うちの先輩が、そんな嘘くさいドラマに巻き込まれるとか!犯人、絶対許さない!」

 七香は口では言いながら、自分のスマホを操作していた。

「あ、ねぇ紬、あの写真。もしかしてあれじゃない?」

 七香は自分のカバンをガサガサと漁りながら言った。

「佐々木先輩が写ってる写真って、部活のオフショットか、例の写真販売サイトくらいしかないんだよ。私、そこの更新は常にチェックしてるから!あった、これこれ!」

 七香がカバンから勢いよく差し出したのは、文化祭で配られた「写真販売のお知らせ」のチラシだった。

「ね?このIDとパスワードがあれば、誰でも文化祭の生徒の写真が見れるんじゃない?犯人はここから佐々木先輩と咲希ちゃんの『素材』を抜き出したんだよ!」

 七香の情報収集能力(インテリジェンス)が、まさかこんな形で役立つなんて。

「つまり、『写真販売サイトの画像』を利用した可能性が高いってことね?」

「ね?紬!まさか私が探偵の相棒になるとは!」

 七香はしてやったりの顔でダブルピースをしてきた。

「七香、きっとそうだよ。ここからの写真を利用したんだ。あ、でも」

「なに?」

「範囲が広くなっちゃったね。これ全校生徒に同じチラシが配られている」

「あっ、そっかー!」

 七香は髪の毛をぐしゃぐしゃってしたけど、私は別のことを考えていた。

『火元』は特定できなくても、『材料』がどこにあるかはわかった。これで一歩前進だ。

「七香、ありがとう。パパに聞いてみるよ!」

 <つづく>

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