初めて地球に来た時のように

えば

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五十年後

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学校から帰ると、王子君のすがたは無かった。

ピンポーン
「おうじくん?ふ、まさかね」
「お姉さん、久しぶり!」
あの時のままの王子くんだ。
「もうおばあちゃんだよ」
「お姉さん、痛いよ」
知らない間に抱きしめていた。
すると、いつかのように王子君の体が緑色にひかりだした。
「ふう、ノーダメージ」
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