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参 狗神家呪術事件
第24話 狗神家
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狗神一族がいる四国にわたしたちは、電車を使った。せっかくの休日なのに、という批判はもう事務所内で終わらせてただただ黙って四国に行くしかないとみんな踏む。
「四国て何か観光名所あったかしら?」
「桂浜」
雪香さんが問いかけると才次くんが答えた。
「あら、いいじゃない! みんなで行きましょ!」
パッと笑い手を叩く。すぐさま才次くんはヘッドフォンを耳に。
「観光巡りで行くわけじゃないんですし、あとにしましょう」
わたしは大真面目に言うと隣にいた真那ちゃんが大きく舌打ち。
「これから世界の命運をかけての戦だろ。腹ごしらえはしないと戦は始まらねぇよ」
「真那くんの言うとおりだ! 我々は今世界、いいや宇宙規模の戦を仕掛けようとしている! まずは四国うどんだ!」
「宇宙規模じゃないですし、まさか一番アンタが張り切っているとは思わなかったです」
真那ちゃんはスマホを手に取り、それを探偵と一緒になって眺めている。うどんが美味しい出店を調べていた。これ、まさか大真面目なのわたしだけでは?
一人勝手に不安や恐怖にぐるぐる胸が渦巻いているのは、わたしだけ?
才次くんもみんな、落ち着いている。若干二名がスマホ見ながら騒がしいけど。なんか、わたしバカみたい。ここにはわたし以外全員妖だ。人間に持っていない特別な力を持っている。
あれ、探偵は妖だったけ。
突然ふと考えるようになった。探偵は見た目人間で特別な力を使ったところ見たことはある。でもそれは一体何の……。心臓がなくても普通に生きていける、安倍晴明とも繋がっていた平安時代も生きていた。まるでそれは――妖という類のものではないもっと上の――。
「なにしてんの!」
雪香さんの顔が突然目前に。わっ、と変な声が出た。だって目の前にあんな綺麗で端正な顔立ちが降ってくると誰でもびっくりするでしょ。
「す、すいません」
「着いたわよ」
雪香さんは出口を指差す。わたしと雪香さんを除く三人はもうとっくに出ていた。わたしは慌てて自分のバックを背負う。
「すいません雪香さん!」
「いいのよ。可愛い寝顔取れたから」
雪香さんはフフと上機嫌に笑う。
わたし寝てたんだ。あんなに不安が渦巻いてたのになんだか嘘みたい。
「撮ったんですか?」
「心のメモリーに」
「そうですか」
わたしたちは電車から降りて一先ず腹ごしらえ。真那ちゃんと探偵が見つけたここ近くのうどん屋に足を運ぶ。
わたしも来たことない場所なため興奮してあっちこっちを回ったり買い物したり遂には「楽しいですね!」なんて言うもの。当初の目的も忘れるほどわたしたちは舞い上がった。探偵がフラフラと何処かに行くので気になって付いていく。
「どうしたんですか?」
「ここだ」
彼は林の中に建てられた看板を指差した。表札をみてみると「ここ狗神一族あり」と赤文字で。矢印つき。「狗神家」とオウム返しにわたしは口にすると花火が夜空に上がったかのように、パッとここに来た当初の目的を思い出した。何故忘れてたんだ。楽しすぎて忘れてたんだ。
「やだここ虫いるじゃない!」
雪香さんが虫除けスプレーを全身にかけた。
「臭っ‼」
才次くんがゲホゲホ咳き込む。雪香さんはわたしや真那ちゃんにもかけてくれた。林の中は昼間なのに夜みたいに暗くて静寂に包まれている。木や草なんかも生えて誰も管理してない。本当にここは狗神一族が住まう場所なのか看板を何度見でも疑う。
「変な臭い」
才次くんが鼻をつまむ。頭を鈍器で殴られたような衝撃だ、とも言う。
どんな衝撃? 例えが悪すぎる。
「恐らく狗神一族にしか伝わらない薬草の臭いだろう」
探偵が変に冷たく言った。
林の奥からヒュウと冷たい風が吹いた。こっちは汗をかくほど暑いのに、奥は冷たい何かが潜んでいる。その風はわたしたちを歓迎するかのようにヒュウヒュウ吹いていた。
「心配すな。あたしがいるからな」
珍しく真那ちゃんがわたしの腕を絡んできた。いつもはわたしが絡むのに。突然のデレに硬直する。ついつい抱きついた。昼間は夏のように炎天下で蒸し暑いが真那ちゃんの体は雪香さんみたいに冷たい。虫除けスプレーかけられたからかな。
「さて、諸君荒ぶる戦へ出陣!」
探偵が先頭切ってぐんぐん進む。
矢印があるのに道はない。雑草ばかりの獣道。ここは鼻がきく才次くんを頼るしかない。だが五分過ぎたあたりから才次くんの気分が悪くなって真那ちゃんが抱えることに。
「女に抱えられて一生の不覚」
背中に背負わされて顔面青白いのに言葉はしっかり強い。
「何言ってんだ。あん時もこんな感じだったろ」
真那ちゃんはニヤリと笑った。
あのときとは、わたしがヒヒに捕らわれて二人が住処まで助けに来てくれたこと。でもあのときとは背中ではなく肩だ。才次くんの顔は恥ずかしさで顔面青いのか赤いのか、それを見てた探偵と雪香さんがニヤニヤしている。大人げない。
才次くんは呻き声を上げながらナビする。だんだん進んでいくうちにその臭いが強烈だと苦しそうに呟く。こんな苦しそうな彼の姿は一度や二度じゃない。ニヤニヤしていた二人でさえも介抱に回る。雪香さんが氷を作ってそれを額に。
少し和らいだ顔になってホッとする。
才次くんが「止まって」と探偵が「絶対なるシールドだ」が同時にかぶった。わたしたちは立ち止まり林の奥からようやく見えてきたのは、狗神一族の集落ではなくそれらと境界するかのような深くて長いトンネルがポツンと立っていた。
「うわっ怖」
流石の真那ちゃんも慄く。
「怖いならあたしの胸でも借りましょうか?」
「いいわ。余計寒くなるし」
雪香さんの誘いにスパッと断る。
そのトンネルの先からビュウビュウ風が吹いて異様に寒い。季節を忘れてしまいそう。
「さてここが狗神一族に繋がる入り口であり、この現し世で生きる者たちのシールドだ、諸君足元に気をつけて――て最後まで神のお告げを聞かんか愚者め!」
わたしたちは探偵を置いてトンネルの中へ。
スマホの懐中電灯を灯しても暗すぎて全く先が見えない。
「四国て何か観光名所あったかしら?」
「桂浜」
雪香さんが問いかけると才次くんが答えた。
「あら、いいじゃない! みんなで行きましょ!」
パッと笑い手を叩く。すぐさま才次くんはヘッドフォンを耳に。
「観光巡りで行くわけじゃないんですし、あとにしましょう」
わたしは大真面目に言うと隣にいた真那ちゃんが大きく舌打ち。
「これから世界の命運をかけての戦だろ。腹ごしらえはしないと戦は始まらねぇよ」
「真那くんの言うとおりだ! 我々は今世界、いいや宇宙規模の戦を仕掛けようとしている! まずは四国うどんだ!」
「宇宙規模じゃないですし、まさか一番アンタが張り切っているとは思わなかったです」
真那ちゃんはスマホを手に取り、それを探偵と一緒になって眺めている。うどんが美味しい出店を調べていた。これ、まさか大真面目なのわたしだけでは?
一人勝手に不安や恐怖にぐるぐる胸が渦巻いているのは、わたしだけ?
才次くんもみんな、落ち着いている。若干二名がスマホ見ながら騒がしいけど。なんか、わたしバカみたい。ここにはわたし以外全員妖だ。人間に持っていない特別な力を持っている。
あれ、探偵は妖だったけ。
突然ふと考えるようになった。探偵は見た目人間で特別な力を使ったところ見たことはある。でもそれは一体何の……。心臓がなくても普通に生きていける、安倍晴明とも繋がっていた平安時代も生きていた。まるでそれは――妖という類のものではないもっと上の――。
「なにしてんの!」
雪香さんの顔が突然目前に。わっ、と変な声が出た。だって目の前にあんな綺麗で端正な顔立ちが降ってくると誰でもびっくりするでしょ。
「す、すいません」
「着いたわよ」
雪香さんは出口を指差す。わたしと雪香さんを除く三人はもうとっくに出ていた。わたしは慌てて自分のバックを背負う。
「すいません雪香さん!」
「いいのよ。可愛い寝顔取れたから」
雪香さんはフフと上機嫌に笑う。
わたし寝てたんだ。あんなに不安が渦巻いてたのになんだか嘘みたい。
「撮ったんですか?」
「心のメモリーに」
「そうですか」
わたしたちは電車から降りて一先ず腹ごしらえ。真那ちゃんと探偵が見つけたここ近くのうどん屋に足を運ぶ。
わたしも来たことない場所なため興奮してあっちこっちを回ったり買い物したり遂には「楽しいですね!」なんて言うもの。当初の目的も忘れるほどわたしたちは舞い上がった。探偵がフラフラと何処かに行くので気になって付いていく。
「どうしたんですか?」
「ここだ」
彼は林の中に建てられた看板を指差した。表札をみてみると「ここ狗神一族あり」と赤文字で。矢印つき。「狗神家」とオウム返しにわたしは口にすると花火が夜空に上がったかのように、パッとここに来た当初の目的を思い出した。何故忘れてたんだ。楽しすぎて忘れてたんだ。
「やだここ虫いるじゃない!」
雪香さんが虫除けスプレーを全身にかけた。
「臭っ‼」
才次くんがゲホゲホ咳き込む。雪香さんはわたしや真那ちゃんにもかけてくれた。林の中は昼間なのに夜みたいに暗くて静寂に包まれている。木や草なんかも生えて誰も管理してない。本当にここは狗神一族が住まう場所なのか看板を何度見でも疑う。
「変な臭い」
才次くんが鼻をつまむ。頭を鈍器で殴られたような衝撃だ、とも言う。
どんな衝撃? 例えが悪すぎる。
「恐らく狗神一族にしか伝わらない薬草の臭いだろう」
探偵が変に冷たく言った。
林の奥からヒュウと冷たい風が吹いた。こっちは汗をかくほど暑いのに、奥は冷たい何かが潜んでいる。その風はわたしたちを歓迎するかのようにヒュウヒュウ吹いていた。
「心配すな。あたしがいるからな」
珍しく真那ちゃんがわたしの腕を絡んできた。いつもはわたしが絡むのに。突然のデレに硬直する。ついつい抱きついた。昼間は夏のように炎天下で蒸し暑いが真那ちゃんの体は雪香さんみたいに冷たい。虫除けスプレーかけられたからかな。
「さて、諸君荒ぶる戦へ出陣!」
探偵が先頭切ってぐんぐん進む。
矢印があるのに道はない。雑草ばかりの獣道。ここは鼻がきく才次くんを頼るしかない。だが五分過ぎたあたりから才次くんの気分が悪くなって真那ちゃんが抱えることに。
「女に抱えられて一生の不覚」
背中に背負わされて顔面青白いのに言葉はしっかり強い。
「何言ってんだ。あん時もこんな感じだったろ」
真那ちゃんはニヤリと笑った。
あのときとは、わたしがヒヒに捕らわれて二人が住処まで助けに来てくれたこと。でもあのときとは背中ではなく肩だ。才次くんの顔は恥ずかしさで顔面青いのか赤いのか、それを見てた探偵と雪香さんがニヤニヤしている。大人げない。
才次くんは呻き声を上げながらナビする。だんだん進んでいくうちにその臭いが強烈だと苦しそうに呟く。こんな苦しそうな彼の姿は一度や二度じゃない。ニヤニヤしていた二人でさえも介抱に回る。雪香さんが氷を作ってそれを額に。
少し和らいだ顔になってホッとする。
才次くんが「止まって」と探偵が「絶対なるシールドだ」が同時にかぶった。わたしたちは立ち止まり林の奥からようやく見えてきたのは、狗神一族の集落ではなくそれらと境界するかのような深くて長いトンネルがポツンと立っていた。
「うわっ怖」
流石の真那ちゃんも慄く。
「怖いならあたしの胸でも借りましょうか?」
「いいわ。余計寒くなるし」
雪香さんの誘いにスパッと断る。
そのトンネルの先からビュウビュウ風が吹いて異様に寒い。季節を忘れてしまいそう。
「さてここが狗神一族に繋がる入り口であり、この現し世で生きる者たちのシールドだ、諸君足元に気をつけて――て最後まで神のお告げを聞かんか愚者め!」
わたしたちは探偵を置いてトンネルの中へ。
スマホの懐中電灯を灯しても暗すぎて全く先が見えない。
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