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一章 侵略者と地球人
第14話 策
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昨日、モンスターが現れたことで早速、会議が始まった。あれから、大変だった。黒い生物と戦ったときに起きた惨事、姉貴の記憶を改ざんするために、ダスクが人肌脱いでいた。戦闘ではコスモが動いていたために、その間、コスモはいつものように大口開けてボォーとしていた。
ダスクは〈情報操作〉が得意で姉貴の記憶を意図も簡単にやり過ごしたり、惨事をなかったことのように消えさせる。
朝の五時。まだコスモたちも目が覚めてない時間帯にスターがやってきた。スターがこの時間帯に起きるのは、飼い主の影響で、朝っぱから元気で明るい。
太陽が登っていないのに、ここに太陽がいる。眩しい。
コスモたちは、普段昼まで寝ている。叩き起こすと睨まれた。スターが来たと伝言すると、ダスクが起き嫌々コスモを起こした。
今回の件、宇宙人としては見過ごせない。自分たちと一緒に連れてきてしまったから。
「そもそも、コスモが変なボタン押すから分担しちゃたんでしょう」
スターが呆れて言った。
「それはもう過去の話でしょ」
ダスクがスターを睨みつけた。
昨日現れたのは、宇宙の塵といって岩石にくっつき、寄生する。厄介な虫。
「どうするの?」
スターが不安げに聞く。ダスクは、床下から朝食用のコオロギをいっぱい詰めた瓶を持ってきた。
「侵略する前にそいつらを倒しましょう」
それを口に頬張る。
「ねぇ、一つ聞いていい?」
スターは恐る恐るソレを指差した。
「何?」
「何その気持ち悪い朝ごはん」
「虫は栄養価満点なのよ! 一つ食べなさい。騙されたと思って」
コオロギをスターの鼻先にくっつける。スターは大声を出して、それを振り払った。振り払った拍子に、ダスクの手からコオロギが溢れて飛んでいき、寝ているコスモの頬に落ちる。
「んん、もう食べられにゃい……」
意図的か、偶然か、頬に落ちたコオロギを振り払った。無残に落ちるコオロギ。いや、ダスクの朝食。
「やってくれたわね! この季節滅多にいないんだから! どうしてくれんの!!」
ダスクが目を赤くさせて、赤毛が揺れている。物怖じしないスター。
「もっと他の栄養価あるもの食べなさいよ」
「他がないから食べてるじゃない。サバンナの常識でしょ!」
「だからここサバンナじゃない」
落ちたコオロギは、三秒までにダスクが食べた。三秒ルール。多分、三秒以上経ってるはずなんだけど。
宇宙人たちの緊急会議をずっと聞いていた俺が口を挟んだ。挟むもんじゃないけど、挟みたくて仕方ない。
「あいつら強いのか?」
「生物的に最も弱い。岩石に寄生してそれに付着する屑を食料としているから、弱っている。なのに、昨日のやつは手強かった」
ダスクは真面目な表情で考え込んだ。岩石に付着している屑を食料としている。地球も屑がいっぱいだ。それこそ、埃とか空気中に舞っている。
ダスクもそれに気がついたのか、早急に策を撃たねばと呟いた。
まだスヤスヤ寝ているコスモ。こいつを起こしても無理なのは分かっている。ダスクもスターもそれを分かって起こそうとしない。
「こいつは」
穏やかな寝顔から考えられない動きだった。あれが本来なのかもしれない。
「こいつは、痛みに慣れてるのか?」
コスモの寝顔を見下ろして訊くと、二匹は顔を見合わせた。否定はしない。その解釈だけで分かった。
「わたしたちはそれぞれ、分けているの。〈探索〉がわたし。〈情報〉がダスク。コスモは〈特攻〉。それぞれの為に色々訓練されてきた。痛みに慣れてるんじゃなくて、戦いに集中してたんだと思う」
スターが穏やかに言った。
特攻、と聞いて確かに思う節がある。ダスクに命令されるまでに自ら進んで行ったこと。そして、心がないこと。恐らく、教えられて来なかったのだろう。余計なことを考えないようにと。
策を打っている間に、コスモは一回も起きなかった。爆睡。きっと、力をいっぱい使ったのだろう。起きたらまた、あんなふうになるんじゃないかと、俺は少し怖くなってそのままにした。コスモが目を覚ましたのは、夕飯頃だった。
「おはよう」
「あほようごさいまっする」
「誰がアホだ」
起きたコスモがすぐに手を伸ばしたのは、ゲーム機だった。あぁ、相変わらずだな。少しだけほっとした。ゲーム機を手に取るとおもむろに聞いてきた。
「あれ? スターは?」
「もうとっくに帰ったよ」
「えーつまんない」
ゲーム機あるだろ。
コスモは胡座をかいてゲームを進んでいく。俺の気も知らないでこいつは、普通にしている。そうか。あの姿もコスモなんだよな。あれだけを受け入れないのはどうかと思う。全部がコスモなのに。
「ねぇ、なんで泣いたの?」
「またその話か。てめぇが泣かねぇから代わりに泣いてやったんだ」
コスモは大きく首をかしげた。
「私泣かないよ。宇宙人に液体は流れてない」
「はいはい分かりましたよ。血も涙もないてことね。でもな。お前が傷つくたび、泣いてるやつはいるんだ。覚えとけ」
抱きしめると、昨日より体が小さく感じた。とても小さくて、この体であんな化物と戦っていたのか、と感心する。この時のコスモは、びっくりしたのか体が固まっていた。でもゆっくり、俺の背中に手を回した。
あの生物がいつ襲ってきてもいいようにこちらも対策を練らねば。スターは軽いものくらいは浮かせる。ダスクは武器などを複製させることはできる。でも、いざ化物を倒すことができるのは特殊な訓練を受けた、コスモのみ。
あんな小さな体に守られてたまるか。今度は俺もぶっ倒すんだ。コスモばかり、体を張らせることしねぇ。
いつもの筋トレを十倍にした。同棲しているダスクから引かれた目を向けられるが、構わない。続いてやってくることはなく、それから三日が経った。何事もないのは平和なことだ。
でも、平和なことが一番恐怖のどん底に叩き落すんだ。
三日経っても何もないので、侵略を再開する宇宙人たち。今日は地域の見廻りらしい。ココらへんの地域にはほんとに懐かれてて、通りかかった俺にもお菓子をくれる始末。
あいつら、地域の人たちを洗脳してるんじゃないかと疑うほどの熱狂ぶりだ。そんなことする意味ないけど。地域の見廻りは交代制で朝がスターで昼間がコスモ。夜がダスクになっている。
夜、ダスクがいないとお袋たちが心配して起きてくる。新しいペットが行方不明になるといつもこうだ。ダスクは最近相原家に居座った新しいペット。となっている。
一人で見廻りが出来るのか心配だったが案外割といける。おばあちゃんたちに飴をもらい、交通事故は避け、ガラの悪いチンピラも絡まれることなく、絡まれる前にノックアウトしている。何事もなく平然としている。
朝と昼間の仕事が終わったスターとコスモはゲームをしている。なんて緊張感のない。まぁ、でもこれも、こいつらなのかも。ゲームをしているときは、張り詰めた糸を解すように、楽しくそう。
そういえば、三日間ガーディアンと接触していない。ガーディアン機関なら、恐らく宇宙人が知る前に地球外生命体がいることを知ったと思うと、ダスクが勝手に解釈。
ガーディアンの長が何より、目も鼻も効く人間で人間には持っていない〝先見の明〟という超能力を持っているらしい。その長がいる限り、ガーディアンは滅ぼせない。
アポロたちもこのことを知ったなら、策を打っているはずだ。この頃現れないのは、ガーディアンが狩っている可能性がある。
千にも等しい地球外生命体を全滅できるはずもなく、そろそろ、宇宙人たちも自ら動かないといけない。
こうなった責任は果たす義理である。
烏に情報を集めさせ、スターがその位置を深く探索する。有力な情報が手に入った。西区のとある会社の社員がこの頃様子がおかしくなった。
「ただの体調不良じゃないのか?」
訊くと、ダスクは即答に否定した。
「塵は人間の体の中にも入ってく。人間の中に入っていった空気中の埃や塵を追って、人間の体内に寄生することができる」
「おっかねえ」
西区の所まで、バスに乗って向かう。人間の体内に寄生したら、寄生された人間はその時点で死んでいる。寄生された虫に生かされている屍。早く成仏させないと。
「コスモ、いいか?」
バスに乗って揺られている。俺とコスモは指切りした。
「絶対に無茶するんじゃないぞ。無理するなよ。血はないけど、お前の心は確実に『痛い』て悲鳴を上げてるんだ」
コスモは空いてる手を心臓に置いた。
「そんなの言っていない」
「言ってる」
コスモは困惑していた。
聞こえない声に戸惑っている。俺ももちろんそんな声は聞こえない。でも聞こえるんだ。あのとき、倒れなかったお前の心から聞こえた気がした。
バスが到着して、指切りの手を放した。コスモは名残り押しそうに小指を見つめる。スターとダスクがくるりと振り向いて
「コスモ、行くわよ」
と重ねて言った。コスモは「うん」と返事して、二匹のあとをついていく。
ダスクは〈情報操作〉が得意で姉貴の記憶を意図も簡単にやり過ごしたり、惨事をなかったことのように消えさせる。
朝の五時。まだコスモたちも目が覚めてない時間帯にスターがやってきた。スターがこの時間帯に起きるのは、飼い主の影響で、朝っぱから元気で明るい。
太陽が登っていないのに、ここに太陽がいる。眩しい。
コスモたちは、普段昼まで寝ている。叩き起こすと睨まれた。スターが来たと伝言すると、ダスクが起き嫌々コスモを起こした。
今回の件、宇宙人としては見過ごせない。自分たちと一緒に連れてきてしまったから。
「そもそも、コスモが変なボタン押すから分担しちゃたんでしょう」
スターが呆れて言った。
「それはもう過去の話でしょ」
ダスクがスターを睨みつけた。
昨日現れたのは、宇宙の塵といって岩石にくっつき、寄生する。厄介な虫。
「どうするの?」
スターが不安げに聞く。ダスクは、床下から朝食用のコオロギをいっぱい詰めた瓶を持ってきた。
「侵略する前にそいつらを倒しましょう」
それを口に頬張る。
「ねぇ、一つ聞いていい?」
スターは恐る恐るソレを指差した。
「何?」
「何その気持ち悪い朝ごはん」
「虫は栄養価満点なのよ! 一つ食べなさい。騙されたと思って」
コオロギをスターの鼻先にくっつける。スターは大声を出して、それを振り払った。振り払った拍子に、ダスクの手からコオロギが溢れて飛んでいき、寝ているコスモの頬に落ちる。
「んん、もう食べられにゃい……」
意図的か、偶然か、頬に落ちたコオロギを振り払った。無残に落ちるコオロギ。いや、ダスクの朝食。
「やってくれたわね! この季節滅多にいないんだから! どうしてくれんの!!」
ダスクが目を赤くさせて、赤毛が揺れている。物怖じしないスター。
「もっと他の栄養価あるもの食べなさいよ」
「他がないから食べてるじゃない。サバンナの常識でしょ!」
「だからここサバンナじゃない」
落ちたコオロギは、三秒までにダスクが食べた。三秒ルール。多分、三秒以上経ってるはずなんだけど。
宇宙人たちの緊急会議をずっと聞いていた俺が口を挟んだ。挟むもんじゃないけど、挟みたくて仕方ない。
「あいつら強いのか?」
「生物的に最も弱い。岩石に寄生してそれに付着する屑を食料としているから、弱っている。なのに、昨日のやつは手強かった」
ダスクは真面目な表情で考え込んだ。岩石に付着している屑を食料としている。地球も屑がいっぱいだ。それこそ、埃とか空気中に舞っている。
ダスクもそれに気がついたのか、早急に策を撃たねばと呟いた。
まだスヤスヤ寝ているコスモ。こいつを起こしても無理なのは分かっている。ダスクもスターもそれを分かって起こそうとしない。
「こいつは」
穏やかな寝顔から考えられない動きだった。あれが本来なのかもしれない。
「こいつは、痛みに慣れてるのか?」
コスモの寝顔を見下ろして訊くと、二匹は顔を見合わせた。否定はしない。その解釈だけで分かった。
「わたしたちはそれぞれ、分けているの。〈探索〉がわたし。〈情報〉がダスク。コスモは〈特攻〉。それぞれの為に色々訓練されてきた。痛みに慣れてるんじゃなくて、戦いに集中してたんだと思う」
スターが穏やかに言った。
特攻、と聞いて確かに思う節がある。ダスクに命令されるまでに自ら進んで行ったこと。そして、心がないこと。恐らく、教えられて来なかったのだろう。余計なことを考えないようにと。
策を打っている間に、コスモは一回も起きなかった。爆睡。きっと、力をいっぱい使ったのだろう。起きたらまた、あんなふうになるんじゃないかと、俺は少し怖くなってそのままにした。コスモが目を覚ましたのは、夕飯頃だった。
「おはよう」
「あほようごさいまっする」
「誰がアホだ」
起きたコスモがすぐに手を伸ばしたのは、ゲーム機だった。あぁ、相変わらずだな。少しだけほっとした。ゲーム機を手に取るとおもむろに聞いてきた。
「あれ? スターは?」
「もうとっくに帰ったよ」
「えーつまんない」
ゲーム機あるだろ。
コスモは胡座をかいてゲームを進んでいく。俺の気も知らないでこいつは、普通にしている。そうか。あの姿もコスモなんだよな。あれだけを受け入れないのはどうかと思う。全部がコスモなのに。
「ねぇ、なんで泣いたの?」
「またその話か。てめぇが泣かねぇから代わりに泣いてやったんだ」
コスモは大きく首をかしげた。
「私泣かないよ。宇宙人に液体は流れてない」
「はいはい分かりましたよ。血も涙もないてことね。でもな。お前が傷つくたび、泣いてるやつはいるんだ。覚えとけ」
抱きしめると、昨日より体が小さく感じた。とても小さくて、この体であんな化物と戦っていたのか、と感心する。この時のコスモは、びっくりしたのか体が固まっていた。でもゆっくり、俺の背中に手を回した。
あの生物がいつ襲ってきてもいいようにこちらも対策を練らねば。スターは軽いものくらいは浮かせる。ダスクは武器などを複製させることはできる。でも、いざ化物を倒すことができるのは特殊な訓練を受けた、コスモのみ。
あんな小さな体に守られてたまるか。今度は俺もぶっ倒すんだ。コスモばかり、体を張らせることしねぇ。
いつもの筋トレを十倍にした。同棲しているダスクから引かれた目を向けられるが、構わない。続いてやってくることはなく、それから三日が経った。何事もないのは平和なことだ。
でも、平和なことが一番恐怖のどん底に叩き落すんだ。
三日経っても何もないので、侵略を再開する宇宙人たち。今日は地域の見廻りらしい。ココらへんの地域にはほんとに懐かれてて、通りかかった俺にもお菓子をくれる始末。
あいつら、地域の人たちを洗脳してるんじゃないかと疑うほどの熱狂ぶりだ。そんなことする意味ないけど。地域の見廻りは交代制で朝がスターで昼間がコスモ。夜がダスクになっている。
夜、ダスクがいないとお袋たちが心配して起きてくる。新しいペットが行方不明になるといつもこうだ。ダスクは最近相原家に居座った新しいペット。となっている。
一人で見廻りが出来るのか心配だったが案外割といける。おばあちゃんたちに飴をもらい、交通事故は避け、ガラの悪いチンピラも絡まれることなく、絡まれる前にノックアウトしている。何事もなく平然としている。
朝と昼間の仕事が終わったスターとコスモはゲームをしている。なんて緊張感のない。まぁ、でもこれも、こいつらなのかも。ゲームをしているときは、張り詰めた糸を解すように、楽しくそう。
そういえば、三日間ガーディアンと接触していない。ガーディアン機関なら、恐らく宇宙人が知る前に地球外生命体がいることを知ったと思うと、ダスクが勝手に解釈。
ガーディアンの長が何より、目も鼻も効く人間で人間には持っていない〝先見の明〟という超能力を持っているらしい。その長がいる限り、ガーディアンは滅ぼせない。
アポロたちもこのことを知ったなら、策を打っているはずだ。この頃現れないのは、ガーディアンが狩っている可能性がある。
千にも等しい地球外生命体を全滅できるはずもなく、そろそろ、宇宙人たちも自ら動かないといけない。
こうなった責任は果たす義理である。
烏に情報を集めさせ、スターがその位置を深く探索する。有力な情報が手に入った。西区のとある会社の社員がこの頃様子がおかしくなった。
「ただの体調不良じゃないのか?」
訊くと、ダスクは即答に否定した。
「塵は人間の体の中にも入ってく。人間の中に入っていった空気中の埃や塵を追って、人間の体内に寄生することができる」
「おっかねえ」
西区の所まで、バスに乗って向かう。人間の体内に寄生したら、寄生された人間はその時点で死んでいる。寄生された虫に生かされている屍。早く成仏させないと。
「コスモ、いいか?」
バスに乗って揺られている。俺とコスモは指切りした。
「絶対に無茶するんじゃないぞ。無理するなよ。血はないけど、お前の心は確実に『痛い』て悲鳴を上げてるんだ」
コスモは空いてる手を心臓に置いた。
「そんなの言っていない」
「言ってる」
コスモは困惑していた。
聞こえない声に戸惑っている。俺ももちろんそんな声は聞こえない。でも聞こえるんだ。あのとき、倒れなかったお前の心から聞こえた気がした。
バスが到着して、指切りの手を放した。コスモは名残り押しそうに小指を見つめる。スターとダスクがくるりと振り向いて
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(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
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