16 / 123
第一章 ルード皇国 編
エレオノール
しおりを挟む
3年目の初日にクラス発表が行われた。同じクラスには、ウェンディーとイグニスがいてくれた。嬉しかった。嬉しくない名前もあった。フレイとサムシーだ。
クラスにいる名前をもう一度みると、エレオノールもいた。
授業内容は、1、2年とは多少異なる部分があった。料理の授業や、体育の時間に結界の外に出て魔獣を狩るというもの、魔獣肉の保存の仕方や、野営の仕方、後は個人としての戦術ではなくて、軍としての戦術の授業などである。
もちろん、格闘訓練も行われた。
授業中は、前までのように、フレイとサムシーにちょっかいをかけられる事がなくなった。ウェンディーとイグニスがいたからかもしれない。
そこで、俺はエレオノールを、昼に誘ってみる事にした。
「自分で誘いなよー。」
事前にウェンディーとイグニスに誘ってもいいかと了解をとると、ウェンディーはニヤニヤしながら、そう言った。
エレオノールは相変わらず、本を読んでいて、話しかけづらい雰囲気を出していた。
「あのさ、一緒に昼ご飯を食べに行かないか?ウェンディーとイグニスも一緒に。」
俺の方を見上げると、少し間が空いたあと。
「‥‥分かった。」
と言って、立ち上がり、俺の後を付いて来てくれた。
その昼は4人でご飯を食べる事になった。
「私はウェンディー。で、こっちはイグニス。よろしくね!」
「僕はエレオノール。よろしく。」
本を読みながら、返事した。
ウェンディーに対する態度が素っ気なかったからか、イグニスは含む所がある物言いをした。
「食事中くらいは本を読むのは、やめたらどうだ。」
俺は仲良くして欲しかったので焦ったが、エレオノールはあまり気にした様子はなく。
「そうだな、これは失礼。あまり、こうして人とご飯を食べたりした事がなかったので、礼儀がなっていないんだ。本に夢中になったら、食事を抜いてずっと読んでしまったりもしてしまうんだ。申し訳ない。」
そう言って、本を閉じて横に置いた。
「食事を抜いてたら、体がしっかりできないぞ。女のような体つきに見えるぞ。」
えっ、と言う呟きがエレオノールから漏れた気がしたが、ウェンディーの大きな声でかき消された。
「イグニス、それはヒドイ。エレオノールは女の子だよ。すごい可愛いのに。」
「えっ」
『えっ』
イグニスは驚いた声をあげた。そして俺は、心の中で驚きの声をあげた。
「アギラもそう思うよね?」
「うん。そうだね。」
『許せ、イグニス。』俺は心の中で謝った。
「悪い事を言った、許してくれ。」
イグニスはエレオノールに謝罪した。
「よく間違われるから、気にしなくていい。」
竜族には、美形が多い。だから俺の中で女の子かどうかの判断基準は胸の大きさと、髪の長さによっていた。エレオノールの場合は、それに加えて喋り方もあった。その3つから、エレオノールを男だと判断してしまっていた。たぶん、イグニスも一緒だろう。
こうして、女の子だと意識して見ると、すごい可愛く見えた。ウェンディーには、違う判断基準があったのだろうか………
「イグニスは女心が全然分かってないんだから。この前も、告白された女の子を泣かしてたでしょ。」
初耳だった。
「俺にはまだ早い。」
「好きな子がいるって嘘ついたでしょ。そんなのいないんだったら、一度付き合ってあげればいいじゃん。付き合ってみたら好きになるってこともあるし。」
そうかもしれないが、それをウェンディーがいっちゃだめだろう。たぶん、イグニスはウェンディーのことを・・・
この会話をあまり続けたくないのか、イグニスは助けを求めるような視線を俺に送る。
「そういや、前に見せた文字、何かわかったりした。」
エレオノールに聞いてみる。
「いや、あの文字はあれから見つかっていないな。」
やっぱり、分からないか………
「それって何の話ー?」
ウェンディーは尋ねる。
「前に見せた、魔導書の詠唱の文字だよ。」
「あー、あれね。」
「あれから何か分かったのか?」とイグニスが質問する。
俺は、アギリスから聞いた神殿の話をした。神殿には最古参の竜人や皇帝が暮らしていて、そこには食料や本などが置いてあったこと説明した。
その話にエレオノールは興味を示し。詳しく聞かせてほしいとせがまれたが、俺もあまり詳しくなかったのでアギリスにまた聞いておくよと約束する。
話はいろいろと弾み、魔導書の話から、お互いの属性の話に発展した。ウェンディーは風で、イグニスは火であることは知っていた。しかし、俺は1、2年の時にエレオノールの魔法を一度も見たことがなかった。みんなに見せないように秘密にしているのかと思った。
意外にもあっさりと
「僕は光属性だよ。」
と答えていた。
「アギラのお母さんと一緒だね。」
「そうなのかい?」
エレオノールが俺の方を向く。
俺は頷く。
「でも、エレオノールって、格闘訓練のとき魔法を使ったことがないよね。」
「うん、まぁ。魔法に頼らず戦う方が面白いからね。」
俺にとっては、格闘訓練は生か死かの死活問題だったが、エレオノールは楽しんでいたみたいだった。
「どんな魔法が使えるの?」
ウェンディーはわくわくしながら聞いた、
「そうだな、例えばこんなのとか………」
そう言うと、エレオノールの姿が見えなくなった。
「消えた………」
俺は驚いて、エレオノールがいた場所に手を伸ばして確かめようとしてしまった。
しかし、そこにはやわらかい感触があった。
「きゃっ。」
エレオノールが小さい悲鳴をあげて、姿を現した。俺はあわてて手を引っ込めた。どうやら、胸を触ってしまったようだった。
それを見てウェンディーが俺の頭を、おもいっきり叩いた。
「何してんの!!」
「ごめん。消えたのを確かめようと思って………」
慌ててエレオノールに誤った。
「いや、いきなりで説明もしなかったから仕方がない。」
「今のはどうやったんだ?」
イグニスが質問した。
「光を屈折させたのさ。上手いこと調節させれば、自分をいないようにも見せることができるし、逆に何人もいるようにも見せることができる。」
「面白いな。」
イグニスは感心する。俺にとっては面白いというより、凄すぎるんですけど。
「私も負けてられないわ。」
ウェンディーはその目に炎を宿す。
「よかったらだけど、今日君の家にに行ってもいいかい?」
突然のエレオノールからの申し出だった。ウェンディーは興奮して、好奇心の眼差しを向けてきた。
「周りに光の属性の人がいなくてね。よければ君のお母さんと話しがしてみたいんだけど・・・」
なるほど、光属性は結構レアな属性みたいで、竜族の中では数が少ないらしかった。
俺は、家に連れていってルーラに会わせてあげたかったが、1つ問題があった。最近ルーラの体調があまりよくなかったのだ。1日中寝ている時もあった。
「母さん、病気で体調がよくない日が多いんだ。来てもらっても、話せないかもしれなけど・・・話せる日もあるんだ。帰ってみないとわからないけど・・・」
俺は来て欲しかったが、誘う事ができなかった。
「じゃあ、行ってみて、話せないようだったら帰るよ。」
「本当に?」俺はウェンディーとイグニス以外家に呼んだことがなかったので、少し嬉しかった。
「それじゃあ、行ってみて、話せそうになかったらみんなで一緒に遊ぼうよ。」
ウェンディーは提案する。
そして、学校が終わって、4人で俺の家に向かった。その日、ルーラの体調は良くて、家事をこなしていた。それを見たウェンディーは「あっ、用事を思い出した。」と言って、イグニスの腕を引っ張りどこかへ消えてしまった。ウェンディーは何か勘違いをしているみたいだった。
俺は家に入ると、ルーラにエレオノールを紹介した。
「アギラがこんな可愛い女の子の友達を連れてくるなんて。」
かなり嬉しそうだった。俺もそれを見て嬉しかった。ルーラが喜ぶ姿を見ると幸せな気分にさせてくれる。
それにしても、ルーラも、ウェンディーも、エレオノールの性別を一瞬で見分けたな………
クラスにいる名前をもう一度みると、エレオノールもいた。
授業内容は、1、2年とは多少異なる部分があった。料理の授業や、体育の時間に結界の外に出て魔獣を狩るというもの、魔獣肉の保存の仕方や、野営の仕方、後は個人としての戦術ではなくて、軍としての戦術の授業などである。
もちろん、格闘訓練も行われた。
授業中は、前までのように、フレイとサムシーにちょっかいをかけられる事がなくなった。ウェンディーとイグニスがいたからかもしれない。
そこで、俺はエレオノールを、昼に誘ってみる事にした。
「自分で誘いなよー。」
事前にウェンディーとイグニスに誘ってもいいかと了解をとると、ウェンディーはニヤニヤしながら、そう言った。
エレオノールは相変わらず、本を読んでいて、話しかけづらい雰囲気を出していた。
「あのさ、一緒に昼ご飯を食べに行かないか?ウェンディーとイグニスも一緒に。」
俺の方を見上げると、少し間が空いたあと。
「‥‥分かった。」
と言って、立ち上がり、俺の後を付いて来てくれた。
その昼は4人でご飯を食べる事になった。
「私はウェンディー。で、こっちはイグニス。よろしくね!」
「僕はエレオノール。よろしく。」
本を読みながら、返事した。
ウェンディーに対する態度が素っ気なかったからか、イグニスは含む所がある物言いをした。
「食事中くらいは本を読むのは、やめたらどうだ。」
俺は仲良くして欲しかったので焦ったが、エレオノールはあまり気にした様子はなく。
「そうだな、これは失礼。あまり、こうして人とご飯を食べたりした事がなかったので、礼儀がなっていないんだ。本に夢中になったら、食事を抜いてずっと読んでしまったりもしてしまうんだ。申し訳ない。」
そう言って、本を閉じて横に置いた。
「食事を抜いてたら、体がしっかりできないぞ。女のような体つきに見えるぞ。」
えっ、と言う呟きがエレオノールから漏れた気がしたが、ウェンディーの大きな声でかき消された。
「イグニス、それはヒドイ。エレオノールは女の子だよ。すごい可愛いのに。」
「えっ」
『えっ』
イグニスは驚いた声をあげた。そして俺は、心の中で驚きの声をあげた。
「アギラもそう思うよね?」
「うん。そうだね。」
『許せ、イグニス。』俺は心の中で謝った。
「悪い事を言った、許してくれ。」
イグニスはエレオノールに謝罪した。
「よく間違われるから、気にしなくていい。」
竜族には、美形が多い。だから俺の中で女の子かどうかの判断基準は胸の大きさと、髪の長さによっていた。エレオノールの場合は、それに加えて喋り方もあった。その3つから、エレオノールを男だと判断してしまっていた。たぶん、イグニスも一緒だろう。
こうして、女の子だと意識して見ると、すごい可愛く見えた。ウェンディーには、違う判断基準があったのだろうか………
「イグニスは女心が全然分かってないんだから。この前も、告白された女の子を泣かしてたでしょ。」
初耳だった。
「俺にはまだ早い。」
「好きな子がいるって嘘ついたでしょ。そんなのいないんだったら、一度付き合ってあげればいいじゃん。付き合ってみたら好きになるってこともあるし。」
そうかもしれないが、それをウェンディーがいっちゃだめだろう。たぶん、イグニスはウェンディーのことを・・・
この会話をあまり続けたくないのか、イグニスは助けを求めるような視線を俺に送る。
「そういや、前に見せた文字、何かわかったりした。」
エレオノールに聞いてみる。
「いや、あの文字はあれから見つかっていないな。」
やっぱり、分からないか………
「それって何の話ー?」
ウェンディーは尋ねる。
「前に見せた、魔導書の詠唱の文字だよ。」
「あー、あれね。」
「あれから何か分かったのか?」とイグニスが質問する。
俺は、アギリスから聞いた神殿の話をした。神殿には最古参の竜人や皇帝が暮らしていて、そこには食料や本などが置いてあったこと説明した。
その話にエレオノールは興味を示し。詳しく聞かせてほしいとせがまれたが、俺もあまり詳しくなかったのでアギリスにまた聞いておくよと約束する。
話はいろいろと弾み、魔導書の話から、お互いの属性の話に発展した。ウェンディーは風で、イグニスは火であることは知っていた。しかし、俺は1、2年の時にエレオノールの魔法を一度も見たことがなかった。みんなに見せないように秘密にしているのかと思った。
意外にもあっさりと
「僕は光属性だよ。」
と答えていた。
「アギラのお母さんと一緒だね。」
「そうなのかい?」
エレオノールが俺の方を向く。
俺は頷く。
「でも、エレオノールって、格闘訓練のとき魔法を使ったことがないよね。」
「うん、まぁ。魔法に頼らず戦う方が面白いからね。」
俺にとっては、格闘訓練は生か死かの死活問題だったが、エレオノールは楽しんでいたみたいだった。
「どんな魔法が使えるの?」
ウェンディーはわくわくしながら聞いた、
「そうだな、例えばこんなのとか………」
そう言うと、エレオノールの姿が見えなくなった。
「消えた………」
俺は驚いて、エレオノールがいた場所に手を伸ばして確かめようとしてしまった。
しかし、そこにはやわらかい感触があった。
「きゃっ。」
エレオノールが小さい悲鳴をあげて、姿を現した。俺はあわてて手を引っ込めた。どうやら、胸を触ってしまったようだった。
それを見てウェンディーが俺の頭を、おもいっきり叩いた。
「何してんの!!」
「ごめん。消えたのを確かめようと思って………」
慌ててエレオノールに誤った。
「いや、いきなりで説明もしなかったから仕方がない。」
「今のはどうやったんだ?」
イグニスが質問した。
「光を屈折させたのさ。上手いこと調節させれば、自分をいないようにも見せることができるし、逆に何人もいるようにも見せることができる。」
「面白いな。」
イグニスは感心する。俺にとっては面白いというより、凄すぎるんですけど。
「私も負けてられないわ。」
ウェンディーはその目に炎を宿す。
「よかったらだけど、今日君の家にに行ってもいいかい?」
突然のエレオノールからの申し出だった。ウェンディーは興奮して、好奇心の眼差しを向けてきた。
「周りに光の属性の人がいなくてね。よければ君のお母さんと話しがしてみたいんだけど・・・」
なるほど、光属性は結構レアな属性みたいで、竜族の中では数が少ないらしかった。
俺は、家に連れていってルーラに会わせてあげたかったが、1つ問題があった。最近ルーラの体調があまりよくなかったのだ。1日中寝ている時もあった。
「母さん、病気で体調がよくない日が多いんだ。来てもらっても、話せないかもしれなけど・・・話せる日もあるんだ。帰ってみないとわからないけど・・・」
俺は来て欲しかったが、誘う事ができなかった。
「じゃあ、行ってみて、話せないようだったら帰るよ。」
「本当に?」俺はウェンディーとイグニス以外家に呼んだことがなかったので、少し嬉しかった。
「それじゃあ、行ってみて、話せそうになかったらみんなで一緒に遊ぼうよ。」
ウェンディーは提案する。
そして、学校が終わって、4人で俺の家に向かった。その日、ルーラの体調は良くて、家事をこなしていた。それを見たウェンディーは「あっ、用事を思い出した。」と言って、イグニスの腕を引っ張りどこかへ消えてしまった。ウェンディーは何か勘違いをしているみたいだった。
俺は家に入ると、ルーラにエレオノールを紹介した。
「アギラがこんな可愛い女の子の友達を連れてくるなんて。」
かなり嬉しそうだった。俺もそれを見て嬉しかった。ルーラが喜ぶ姿を見ると幸せな気分にさせてくれる。
それにしても、ルーラも、ウェンディーも、エレオノールの性別を一瞬で見分けたな………
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる