隷属の証

Hypnos

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1年1学期

水曜日-後半

陽介が楓をリビングまで連れて行こうとするとピンポーンと玄関のチャイムが鳴る。原因に心当たりがある陽介は玄関まで飛んでいき、急いで配達されたものを部屋の中に入れた。キョトンとした楓をダイニングに連れてくると、陽介はこれまでにないほど上機嫌な様子でダンボールを開けていく。

「この中には楓へのプレゼントが入ってるよ。絶対似合うから楽しみだ。それに丁度昼飯の時間だし」
「?」

楓はイマイチ状況を飲み込めず、陽介の動きを目で追うだけだった。ダンボールから取り出されたのは犬用の皿が二つと、ヒューマングレードと書かれているウェットタイプのドッグフード、そして明らかに犬用の首輪とリーシュにカチューシャ型の犬耳だ。

「ぇ!?」

楓は陽介が何をさせようとしているのかを察し、思わず後ずさる。しかし、陽介は素早く楓の背後に回り込み、腕ごと抱いて柔らかい項にキスをする。それでもジタバタする楓を見てため息を漏らした陽介は、ハグで拘束したまま楓を匠の部屋まで連行する。ナイトスタンドから目的の瓶を取り出すと、錠剤を二つ口に含んで楓にキスをする。粉末状の遅効性媚薬の方が効果は強いが、込み上げてくる欲に抗えず、陽介は即効性の錠剤媚薬を楓に飲ませようとした。舌で送られてきた錠剤が何なのか薄々気づいた楓は抵抗するも、陽介が右の手で拳を作っているのが目に入り大人しく飲み込む。楓が媚薬を飲み込んだのを確認し、陽介は優しく語りかける。

「落ち着いて楓。そこまで強い薬じゃないから。素直になるのを手伝ってくれるだけだ」

力なく肩を落とした楓の手を引いてリビングに戻る。楓と同じ毛色の犬耳が生えたカチューシャをつけさせ、赤い革の首輪を首に巻くと陽介は満足気に頷いた。

「可愛いよ、楓。耳も首輪もすごいよく似合っている」
「ぅう…」

うっとりした目で楓を見つめる陽介とは対照的に、楓は涙を浮かべた。時間を確認すると陽介はリーシュを楓の首輪に取り付け、きれいに犬用の皿を洗うと水と届いたドッグフードを入れてダイニングテーブルの下に置く。朝食と同じシリアルとミルクをお椀に盛り付けると、陽介は自分だけ椅子に座り、昼食を食べ始めた。動こうとしない楓を見て陽介はリーシュを軽く引っ張る。首が締まって楓は苦しそうな顔をした。

「ほら楓も昼飯食べなよ。お腹空いたでしょ?」

有無を言わせぬ陽介の威圧感に、媚薬で理性を弱められた楓は従う。テーブルの下に這いつくばり、犬のように皿に盛られたドッグフードと水をお腹に入れていく。味が薄く、少し生くさいそれはとても美味しいものとは呼べず、楓は啜り泣きながら食事を進めた。リーシュを握りしめて上から見下ろしていた陽介は劣情を掻き立てられ、何ら刺激を与えていない雄はすでに限界にまで膨らみ、先端がズボンの端から飛び出していた。楓がドッグフードを食べ終えて水を啜るのを見届け、陽介は楓を抱えて部屋まで運びこんだ。

「ぁうっ」

ベッドに乱雑に投げられた楓は痛みに顔を顰めるが、推奨量の二倍の媚薬を投与された頭はぼーっとしてきた。

「楓っ、楓っっ!」

うなされるように名前を呼ぶ陽介は楓の上に乗ると、乳首にむしゃぶりつき、もう片方の乳首を手で激しく責め立てた。

「ん、っんんっんぁー!」

可愛く囀る楓はより一層陽介の暗い欲望を呼び起こす。楓の柔らかい二の腕や胸元、鎖骨に歯を沈めると一気に吸い上げ、鬱血ができた場所を陽介は愛しそうに撫で回す。自分が残したマーキングを眺め、楓に刺さったプラグを弄ってやりながら楓の口から溢れる甘い声を楽しむ。長い間愛撫して興奮がある程度落ち着いた陽介はズボンを脱ぎ、ブリーフから先端がはみ出たままの雄を楓の顔に突きつけた。媚薬で理性を奪われ、2日も解放されていない陰部の疼きと後孔からとめどなく伝わってくる鈍い快感、更には陽介の怒涛の愛撫によって楓も肉欲に身を沈める。

「スンッスーハー」

自分から進んで陽介の強烈な雄の匂いを鼻腔に取り込もうとする楓の淫らな姿に、陽介は限界以上にまで昂る。昨日も散々嗅がされた匂いだが、今日の楓はそれを魅力的に感じていた。頭を麻痺させ思考を奪い、全身が陽介の匂いによってゾクゾクする。キュンと挿入されたアナルプラグをお尻が反射的に咥え込み、加えて快感を楓に与えていた。口で陽介のブリーフをずり下ろすと、陽介の立派な男根がべチッと楓の顔にはねる。

「っ楓!」

きつそうに名前を呼ぶ陽介を上気した顔で見上げ、楓は本能が命じるままに目の前の雄に奉仕する。舌を伸ばして大きく膨らんだ形のいい亀頭を優しく触り、裏筋をなん度も尖らせた舌でなぞる。鶏の卵のような大きな睾丸が二つ入った陰嚢を丁寧に口に含み、舌と口腔で温める。再び先端に顔を戻すと、先走りが溢れ出し、巨大なペニスを伝って流れ落ちていた。楓は滴り落ちる前にそれを舐め上げ、いまだにカウパーを出し続ける尿道口を口で包む。

っんっちゅ、プッチュッ

憚れる音を出しながら楓は陽介のものを愛する。嫌悪感を感じていた陽介の粘液も、もはや興奮を高めさせる媚薬になっていた。陽介の肉棒をより深く咥え込み、口を窄める。ゆっくり頭を前後に動かし、舌と唇で刺激を与えつつ首の角度を調整する。立派な雄が自分の体で滾ることに多幸感を感じていた楓は、余った包皮から先走りを垂れ流し続ける自分の浅ましいペニスに手を伸ばそうとするも陽介によって払われた。

「ダメだよ楓。前で感じていいのはオスだけ。楓はメスだから前をいじらないで他の場所で感じないと」

陽介は一旦自身の怒張を抜き、楓の貞操具の先から亀頭が尿道口ごと包皮に包まれていることを確認して、先端を軽く摘んで伸ばす。

「あ゛っ」

快感と痛みが入り混じった声を出す楓は口からだらしなく涎を垂らした。

「包皮で刺激するとよく反応するな。これまでは普通に皮を剥いてオナニーしてたのか?」
「っんぁ!」
「まあ貞操帯が届くまではやろうと思えば自分で刺激できるし、それまでもう少し前で感じさせてもいいかな。匠は楓を包茎にしようと思っているみたいだから、前をいじりたい時はこんな感じで包皮を伸ばして亀頭を苛めて。それだけは見逃してあげる」

すでに理性を完全に手放した楓は、その行為がどう自分の体を変えていくのか理解しようともせず、盲目に手を伸ばして四センチしかない檻に閉じ込められた自分のペニスを弄る。筒の穴から溢れ出た包皮を摘み、先走りで濡れている亀頭を擦る。

「っっあぁ、っくぁ、んあ゛ああー!」

強すぎる快感を与えられ、楓の中心は呆気なく精を吐き出した。勃起することを許されず、うまく収縮できない尿道は緩く精を排出するが、尿道口を遮る包皮にあたり、ポタポタとこぼれ出た。もはや射精とは呼べないその姿に陽介は興奮し、できるだけ溢れた迸りを手に乗せ、楓に飲ませる。自分が出したものにも気づかず、楓は愚直に差し出された白濁を舐めていく。陽介や匠のもののような痺れる雄の匂いがしないことを体が不満に感じつつも、楓は陽介の手を綺麗にした。限界が近い陽介は自身の雄を楓の口に当てがい、楓の体は再び鼻腔から入ってくる雄の匂いに支配され、喜んで陽介のものを受け入れた。ほぼ本能的に首を動かし、陽介の怒張を深く、深く導き入れる。喉奥まで使ってペニスを頬張ると、陽介は我慢できずに頭を掴んで抽挿を繰り返す。

「っっくっ、かっえでっ!」

大きく呻き声をあげた陽介は、迸りが飛び出す寸前にペニスを楓の喉から引き出し、口の中に射精した。十数回にも亘って白濁を飛ばすその男根は、楓の口を白く濁った液体で満たす。

「あっまだ飲み込むなよ」

幾分か落ち着きを取り戻した陽介は匠に自慢しようと、携帯を持ってくる。

「精液を口にためたままあーんってして」

素直に従う楓の写真を撮り、匠に送りつける。喉ではなく口の中に出されたゼリー状のそれは楓の味蕾と鼻腔を徹底的に犯し、飲み込む事を許された楓は数度に分けて大量の粘液を飲み下す。楓のひくつくペニスは再び卑屈に精を少し漏らした。

落ち着いた陽介は楓を風呂場に連れて洗ってやり、ドライヤーをかけながらまたドッグフードを頬張る楓の姿を想像して興奮していた。しかし、いつの間にか眠りこけていた楓を起こすのが忍びなかった陽介は、そのまま楓を匠のベッドに寝かせて布団を被せると、チュッとキスを落とす。リビングでテレビを見ながら匠をまち、しばらくすると匠が玄関から入ってくる。

「遅かったな。何やってたんだよ」
「あー半年ぶりに歯のクリーニングしに都心に戻ってね、ついでだし家によって必要なものを持ってきた。そっちはお楽しみだったみたいだね。すごい写真だったよ」
「まあな。明日は俺もジムで体を動かすついでに一旦家に寄るから、楓はよろしく」
「りょーかい」
「それと、明日は一つ上のサイズのプラグで慣らしてやればお前はもう抱けると思うけど、即効性のやつは使うなよ。今日も2錠飲ませちゃったしこれ以上はまずい」
「何やってんだよお前。もう少し楓ちゃんを気遣えよ。まあ即効性のものは使わないようにするよ」
「お前にだけは言われたくないんだけど…まあ、適度に楓を可愛がってやれ」
「そうするさ、楓がいい子でいる限りね…」

話を終えた陽介は自分の部屋に戻り、匠は身を清めてから自分のベッドで幸せそうに寝る楓の髪を撫でる。電気を落として温められたベッドに潜り込むと楓を抱き寄せ、そのそそる匂いを嗅ぎながら明日の計画を匠は考えていた
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