隷属の証

Hypnos

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1年1学期

火曜日-後半

濡らしたタオルで楓を綺麗にした匠と陽介は少し考え、楓の腕を背後でまとめるとまたステインレスの手錠で固定した。

「楓ちゃん、ちょっとベッドで大人しくしててね、俺は朝食を準備してくるから」
「じゃあ俺は荷解きのダンボールとかを片付けておく」
「…うん」

先程まで身勝手に欲を自分にぶつけていた二人が、今度は甲斐甲斐しく世話を焼くのをみて楓は戸惑う。しかし、弱みを握られている上に拘束されている以上、とりあえず従うことにした。それをみて匠は玄関前に届けられた食品類をアイランドキッチンに乗せ、朝食を用意し始める。陽介は三人分のゴミをかき集め、何度かに渡ってエレベーターのそばにあるシュートに入れる。少しすると朝食が出来上がり、二人は朝の身だしなみを整えてから楓の身だしなみも整える。他人に歯を磨かれるのは流石に予想外で少したじろぐが、楓はされるがままにした。三人がダイニングテーブルに座ると、いい匂いに誘発されて楓のお腹が小さく鳴く。

「あー楓昨日も少ししか食ってないもんな。あれだけ激しくされたらお腹が空くわけだ」
「沢山食べて元気になってもらわないとね」

二人の言葉を耳に入れ、目の前に出された一汁三菜の健康的な和食は落ち込んだ楓の食欲をそそる。しかし腕をぎっちり拘束されていることを思い出した楓は、助けを求めるように二人に目線を移す。

「あー食べさせてあげるから大丈夫だよ」

そう言って匠は楓にあーんと声をかけ、よく焼けた鮭を箸で食べさせる。しっかりした塩の味わいと魚の旨みに楓はうっかり美味しそうな表情を見せる。癒された匠は少しずつ時間をかけながら食べさせ、しばらくすると三人とも食事を終えていた。癒されて上機嫌の匠とは対照的に、陽介はムッとした顔で携帯で何かの配達ステータスを確認していた。朝食の後半から内腿を擦り合わせてもじもじしていた楓を二人はトイレに連れていく。

「やめ、自分でできるから。お願い!」

これまでにないほど真剣な様子で二人に懇願する楓に二人は小さく笑う。

「別に楓ちゃんの排泄するところなんか昨日散々みてきたけどな」
「こっちの管理はそのうちからでいいんじゃないのか?流石に楓もいっぱいいっぱいだろうし」
「だね、鍵とってくるよ」

手錠の鍵を持ってきた匠は楓の腕を解放し、トイレの中に楓を促す。

「朝だしそっちもすると思うから後ろのプラグは抜いていいよ。貞操具は外さないけどおしっこは座ればできるはずだから」

バタンとドアを閉めてあげた匠は部屋に戻り、陽介はリビングに向かう。

(うぅ、なんでこんな目に)

楓は少し惨めに感じながらも自分に刺さったプラグを抜く。異物感が減って馴染み始めたそれを力んで抜き、楓は排泄を済ませる。これからは座って排尿するしかないと思うと屈辱感が込み上げてくるが、何より二人が自分の排泄まで管理しようとしていることに戦慄する。

(早く録画をどうにかして消して二人から逃げないと。これじゃあ二人の性欲処理に使われ続けるだけだ)

そんな決心を胸の内に秘め、楓はトイレから出てくる。それを察した陽介はすぐさま楓を風呂場に連れていく。

「何するの?」
「ん?浣腸でお腹の中を綺麗にするだけだ」
「な、何で?」

不安げに聞き返す楓を可笑しく思い、陽介は包み隠さずに答える。

「そりゃあ楓のアナルを開発するためだよ。今のままじゃあキツすぎてセックスできないしね。少しずつ拡張していけば、傷付かずに俺たちのを受け入れられるようになるから。中イキできるようになれば楓も楽しめるようになるぞ」
「!」

想像はしていたが楓は絶句した。二人は自分を解放つもりがないばかりか、調教の計画まで立てているらしい。無理に抵抗しても状況が酷くなるだけだと考え、油断を誘うためにも協力的な態度を出そうと決めた。

「じ、自分でやれるから大丈夫」
「そんなに排泄を見られるのが嫌か?まあ、浣腸用の道具はこれらで、お湯をお腹にたっぷり注いだあとに少し経ってから出す。キレイなお湯が出るまで繰り返せばいいだけだ。やりなれていない間は手伝ってもらった方がいいと思うけど」
「大丈夫!手先は器用だから!」

陽介を外に押し出そうとする楓に苦笑しながらも大人しく離れる。

(手先の器用さ関係ねーだろ。でも匠の見立て通り、楓はどうやらプライドが強いようだな。排泄管理の方は男としてのプライドを砕いてからでもいいだろう)

慣れない作業を繰り返して自分を清めた楓は風呂場から出ると、にこやかに微笑む匠に出会す。

「結構時間がかかったね楓ちゃん。やっぱり手伝った方が良かったんじゃない?」
「だ、大丈夫。もうコツ掴んだから」
「そう、それは良かったよ。これから毎日しないといけないしね。アナルプラグが抜かれて後ろも寂しいだろうし、ベッドに行こうか」

匠に手を引かれて二人は陽介の部屋に向かう。すでにローションと新しいプラグを準備していた陽介は手際良く楓をうつ伏せに寝かせ、ローションで濡れた指を楓の秘孔に突き刺す。

「ッ」

反応を我慢した楓の孔は一晩アナルプラグに伸ばされていくらか柔らかくなっていた。指を抜き、大量のローションを塗りつけると陽介は2本の指で楓を虐めていく。時々触れる前立腺をあえて刺激せず、淡々と入り口を拡げていった。

「アゥッ」

圧迫感とわずかに伝う快感に楓は少し声をあげる。昨日の嫌悪感はだいぶなりを潜めていた。十分にほぐれてきたと感じた陽介はアナルプラグにローションを塗る。昨日のものと同じく玉が三つ連なったものだが、それよりも一つサイズが上で、一番太い部分はすでに楓の亀頭よりも立派だった。ブッスリと楓のアナルに突き刺すと、案の定一番太い三つ目の玉で抵抗を感じる。陽介が腕に少し力を込め押し込むと、ズッッチュッと長方形の底まで飲み込まれた。

「ンァ、ッンゥ」

圧迫感と異物感を耐え、楓は呻くが、匠は満足そうに眺めていた。

(これなら思ったよりも早く楓とセックスできそうだな。今入れているプラグの長さが13センチ余りで一番太いところが3.5センチ足らずくらいか?二つ上のサイズまで拡張すれば俺のは入るだろう。陽介はもうしばらくお預けだな。時たま快感を求めようと下に手を伸ばす様子じゃあペニスの方はまだ少し時間がかかるか。アナルと乳首が感じやすくなるようにするためにも、雄としての快感は早く忘れさせないと。ウォルターのオッサンには特急で貞操帯を仕上げてもらおう)

そんなことを思い浮かべながら匠は貞操具の先端から出ている包皮を指で少し弄る。ドロっとした先走りで濡らされた指先をみて匠は楓の頭を撫で、起き上がらせる。匠と陽介は裸のままの楓をリビングのソファまで連れて行くとテレビをつけた。他愛のない番組を見ながら二人は軽く楓を愛撫したりキスしたりするのみで、それ以上を求めない。夕食は匠が作ったパスタとサラダを陽介が楓に食べさせた。三人でシャワーを浴びて歯を磨いた後、楓は陽介と匠の間に寝かされる。乳首を多少いじられた以外何もされなかった楓は肩透かしを食らった気分だったが、安堵の息をつく。すぐに眠りに落ちた楓を抱き寄せた陽介は期待を胸にしていた。

(拡張に少し時間がかかりそうだけど、出来るだけ早く抱いてあげるからな楓。今はまだ戸惑いや不信感が強いだろうけど、抱いて愛を伝えれば楓も受け入れてくれるだろうか?始まりが始まりだけに大変そうだけど、どの分心が満たされるはず。楓が自分からS字結腸をいじめてくれと涙目でおねだりしてくる日が待ち遠しい)
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