隷属の証

Hypnos

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1年1学期

日曜日

ギュルルルっとなるお腹に伴う腹痛と不快感に楓は叩き起こされた。トイレに向かって駆け出すと、いつもは寝ぼける陽介が、目をぱっちりしてついてくるのが目に入ったが、そんなことを気にする余裕はない。力んでアナルプラグを抜き、下したお腹の中を空にする。ドアの向こうでは陽介が嬉しそうに佇んでいた。

「…陽介、お前昨日楓ちゃんの中に残しただろ」
「バレた?」
「別にお前の性癖に口を出すつもりはないけどさ、精液を残すと辛いと思うぞ?腹を下す上になんか生理痛みたいな痛みに見舞われるさしいから」
「可愛いからいいじゃん。大体、自分でしようとする楓が悪い」
「開き直るなよ…」

故意に残された精液が腹痛を引き起こしていると楓が知るのはもう少し先の話。楓がトイレにこもっている間に匠は魚メインのブランチを準備して、楓が解放されたのを見て食事を促す。まだ腹痛が響くのか、楓の箸はあまり進まなかった。具合悪そうな楓を愛おしそうに陽介は見つめる。

「楓ちゃん、今日は浣腸とプラグをしなくてもいいよ。陽介のバカのせいで辛いだろうし」
「…いいの?」
「それだと拡張が遅れるだろうが」
「陽介は黙って。あっ、服も着ていいからね」

気遣ってくれる匠を訝しむが、今日はより一層異物を埋め込められたくない楓は言葉に甘える。朝食の後、陽介に手を引かれて一週間ぶりに自分の部屋に入る。服くらい落ち着いて着たかったが、陽介が離れようとしないため、仕方なく眺められながら服を体にした。久しぶりに衣服に包まれて、楓は小さな違和感を抱く。

「楓はやっぱり生まれた姿のままが一番いいなー。服で可愛いところが全部隠れちゃってる」

呟きながら陽介は楓に手を伸ばし、胸とお尻、最後に陰部を軽く撫でた。楓は身構えたが、それ以上何もされなかった。

「じゃあ俺は明日の準備してくるから」

そう言って陽介は楓を一人部屋に残した。

(ふぅー。落ち着いて一人になるにも久しぶりだな。散々な一週間だった。明日の授業は数学と経済か、少しだけ予習しとこ)

漸く学生の本分である勉学に取り組むことができて楓は気持ちが落ち着く。教科書と参考書を読みながらパソコンで調べ物をすると、あっという間に夜になる。匠に呼ばれてダイニングで晩飯を食べていると、陽介が切り出す。

「明日の楓の授業って確か数学と経済だよな?どっちもpre-AP?」
「うん」
「お!俺も!じゃあ同じクラスだな」
「いいなー俺は数学とアメリカ政府/政治だから一つしか被らない」
「細かいところでネチネチすんな」

健全な学生の会話が進む雰囲気に楓は安らぐも、匠が一緒に風呂に入ろうとするため、いい気分が台無しになった。服を匠にひん剥かれ、楓は後ろ手に手錠で拘束された上に、脹脛と太腿を革の拘束具でまとめられる。匠は二人の体を丁寧に洗うと、貞操具の鍵を取り出し、楓のシンボルを檻から解放する。

「ンぁ、っ」
「ずっと小さく閉じ込められて敏感になってるね、可愛い。皮の中もきれいにしようね」
「あぅ、ぅ」

待ち望んだ自由を取り戻した楓の陰茎を掴み、先端を覆う包皮を剥いてやると、薄い恥垢が溜まっているのが見える。

「やっぱり定期的に外して掃除しないとダメだね。にしてもエッチな匂い」
「や、やめっ」

匠は鼻先を楓の剥き出しの亀頭に突きつけると、大きく息を吸い込み、少し酸っぱく複雑な香りを楽しむ。楓はこれ以上ない恥ずかしさで暴れるも、両手両足を動かせず、ジタバタするしかなかった。手に乗せたボディーソープで優しく恥垢を洗い流すと、久しぶりの直接的な刺激を受けた陰茎は充血する。

「楓ちゃんのが大きくなっちゃてる。恥ずかしい所は隠しちゃおうね。サイズも少し小さくなったんじゃない?」
「やだぁ、被さないで!」

昂る先端に余った皮を乗せると、あまり発達していないカリ首に包皮がかかる。しかし、尿道口や亀頭の大半はしっかり顔を覗かせていた。匠は皮を摘むと、先端に向けてストレッチする。

「恥ずかしい所を隠したくないの?皮を伸ばした方が可愛いよ、大きくなってもすっぽり先端が隠れて」
「いやだ!そんなの普通じゃない!」
「普通ね、楓には無理だよ、ほら」

嫌がる楓の充血した男根の横に匠の弛緩した雄が並べられる。ダランと垂れたそれは楓のものよりもやや長く、昂っていない状態でもカリ首が大きく張っている。楓のような余剰な包皮はどこにも見当たらない。

「だから楓ちゃんはもう諦めて雌になろうね」
「うぅ、やぁ」

敗北感と惨めさでいっぱいの楓は特に何も言えず、匠は冷水で楓のものを無理やり縮ませると貞操具で再び閉じ込めてしまった。

「はい、これで終了。いい子だね楓ちゃん」

匠は頭に手を乗せて優しく撫でると拘束を解き、タオルとドライヤーで二人を乾かした。先に風呂に入った陽介の部屋に向かい、楓を渡す。

「週ごとの交替は陽介からでいいよ。先に楓ちゃんを頂いたわけだし」
「お、結構太っ腹じゃん」
「明日から精々頑張って拡張しな。楓ちゃんおやすみ~」

匠はそのまま離れ、後ろ手に部屋の扉を閉めてしまった。

「こっち来て、楓」

本当は自分の部屋で寝たかったが、楓は仕方なく陽介のいるベッドの中に潜り込んだ。

「んー!楓いい匂いで温かい」

陽介は早速楓を胸元に引き寄せ、首元に鼻を埋めて大きく息を吸い込む。くすぐったくて楓は体を捩るが、陽介にガッチリ抱き締められて拘束された。背中には勃った陽介の巨根が時々当たる。

「今日はあんまり負担かけたくないけど、楓がエロすぎて我慢できない。手でいいから手伝ってくれない?」

返事を聞くつもりのない陽介はそのまま楓に両手で肉棒を握らせ、扱かせる。少しすると先端から粘液が流れ落ちて楓の手を汚した。

ネチャッ、ヌッチャッ

「ああ、気持ちいい~楓もう少し力入れて、先っぽを口で咥えて」

大きく仰け反った亀頭が口腔を満たすと、楓はしょっぱく少し苦い粘液を感じる。命じられるままにしばらく奉仕すると陽介が達する。

「あっ、もうイキそう、全部飲んで!」

雄から大量の精を口の中に吐き出され、楓はその苦くて生くさいものに眉を顰める。口腔一杯に溜まったそれを吐き出そうにも陽介が許さないので、喉に絡まりつく白濁を何度もかけて飲み干すしかなかった。始めて素面で飲まされた男の欲は酷く不味く、これ以上ないほど嫌悪感を掻き立てる。飲精を迫られる女の子も大変なんだなと、頭の片隅で楓は考えていた。

「あんまり美味しくなさそうだね…今日は薬飲ませてないからだろうけど。そのうち薬なしでも美味しく感じるようになるよ」

嫌そうな顔をする楓に構わず、陽介は楓を抱き寄せて横になる。四肢を絡ませる陽介が幼児のようで、楓は不思議な気持ちで目を閉じた。
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