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リン=ガーナ
しおりを挟む「おはよう、マリア!!」
「おはよう、リン!!……今日はえらく早いのね⁉︎」
「今日は昇級試験だからね!!」
「貴方またやらかす気でしょ?」
「失礼だなマリアは………僕はいつだって自分自身の無限に広がる可能性を信じて常に追求しているだけだよ!! 」
「あら、そうなの?……それにしてはいつもいつも呼び出されてからこっぴどく怒られてるのは誰かしら?」
「あいつらは僕のうちなる秘めた可能性の凄さを分かってないんだよ!」
「あんたのその秘めた可能性って何よ⁉︎」
「その可能性でこの前は建物1つを燃やし尽くして灰にしたの?……その前はあそこにあったはずの山を1つ吹き飛ばしたの?おかげさまで見晴らしが凄く良くなったわ!!……その前はネズ湖の水を全部凍らせたわよね!!おかげさまであれからスケートができるようになったわ!!……その前は」
「あぁーーー、もう煩いな!!」
「煩くもなるわよ、アンタのせいで私はいつもいぃぃぃーーーっつも、被害を受け続け迷惑してるの!!……みんな何かと言えばすぐ私にリンをしっかり教育しとけだ!手綱を握っとけだ!目を離すな!.....私はあんたの嫁かっっ⁉︎.....私があんたの家の隣に住んでるだけって理由でっ……!!」
「はいはいはいはい………もう分かったから早く行こう!」
「ほんんっと、あんたっていつもいつも自分勝手のわがままよね!!」
「そんな怒ってばっかりいると、シワが増えるよ!」
「何ですって!!!!…………頭きた!!」
「弾丸!!」
!!!!!!
「うわっっ!シールド!!」
………ガン!
「いきなり何すんだよ……危ないだろ!マリア!本気でパレットを撃ち込んでくるなんて、正気の沙汰とは思えないぞ!!僕じゃなければ普通に頭を撃ち抜かれて死んでるぞ!!」
「煩い!!」
あぁ、本気で怒ってるね!仕方ない、ここは逃げるか!
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「はぁい、皆さんそれでは今回も場所を移して自分の限界に挑戦してみましょうか」
「先生!」
「リン君どうしました?」
「今回、僕は空間移動の限界に挑戦したいと思います!」
「却下します!!……そこで大人しくしていなさい!!」
・・・・・・・
「まずはちょっとばかり自分の限界だった地球の裏側に行ってきます!」
「ちょっ、待ちなさい!リン君!」
・・・・・・・・・
「先生、戻りました!……手土産として向こうの国にいた害獣を一匹狩ってきました!」
僕は黒く平ぺったいきしめんの様な全長が15m程ある大型の蛇を別空間から取り出してその場に置くと、それを見た周りにいる生徒達が一斉に悲鳴を上げ逃げ始めた
「弾丸!!」
「うわっ、危なっ!マリア、危ないだろ!絶対に当たらないけど万が一にでも当たったら大怪我するだろ!」
「煩い馬鹿リン!!」
「皆さん、落ち着いて!静かにしなさい!・・・リン君、先生は貴方にそこで大人しくしてなさいと言いましたよね!」
「はい、言われました」
「では、何ですかこれは・・・・・・こ、これはユニゾン地帯にしか生息していないAランクの害獣ゲルソンじゃないですか!!」
「はい!僕が現地に行って来た証拠としてこの害獣を狩ってきましたが、現時点ではその場所が僕の限界の距離なので、今からその限界の壁をぶち破り月に行こうと思います!!」
「何を馬鹿な事を言っているのですか、いくら貴方のお父様が世界屈指の能力者だからと言っても、貴方のその危険な行為を先生が認める訳にはいきません!!そもそも貴方は月面の居住エリアに行った事もないでしょう」
「それともマーカーをお持ちなのですか?………ただでさえ過酷な地で入国も厳しいのに、どうやって………あ、貴方ひょっとして転移して行くつもりじゃないでしょうね⁉︎」
「はい、そうです!当然マーカーは持っていませんが、転移してあそこに行くイメージはバッチリあります!!」
「いくら何でもそれは許可しません!!自殺行為もいいところです!・・・・そもそも酸素供給のある居住エリア以外の場所に転移してしまったらどうするのですか?すぐに窒息して死んでしまいますよ!」
「そこは酸素が無くても何とか、自分の身体機能を限界突破して順応してみせます!」
「何を馬鹿げた事を………さあ、皆さん!!リン君の事はほっといて、各自きちんとした能力を使いましょう!」
「よおし、見てろよぉ!」
「そこっ!!貴方は何もしない!!大人しくここに座ってなさい!!」
そして僕はこれが地球で過ごす最後の時間になるとも知らず………皆んなからの冷ややかな視線を全身に受けながらも床に座り込み、静かに眼を閉じ精神を研ぎ澄ましながら、ゆっくりと呼吸を整え準備を始める
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