転移失敗!!此処は何処?僕は誰?

I&Rin

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死の大陸編 幼少期

第13話. 焼き魚

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 「何⁉︎何⁉︎何⁉︎リン何してるのぉ⁉︎」

 今更だが、僕はフェンリルがどんな生き物でどんな存在かも知らない。

 それこそ今でも犬か狼で、割合的に狼が強い程度としか思っていなかった。

 サイズ的にも柴犬位の大きさなので見た目からして可愛い

 これが大人サイズになると見た目も全然違ってくるのだろうけど、フェンリルがどこまで大きくなるのか今の僕はそれすら分からない。

 ただこの小さなフェンリルが、他の生物よりずば抜けて強い事が先程の感知の反応で分かった!


 「ねえねぇ、何してたのリン?」

  「ご飯を食べていたよ」

 「それ魚だよねー」

 ……魚は共通認識でいけるのかぁ……

  「そうだよ。焼いて食べていたんだ」

 「焼いて食べる?んっ?なんで焼くの?」

  「そのまま生でも食べれるけど、焼いた方が美味しいからかなぁ」
 
  「焼けたのがあるから食べて見るかい?」

 「いいのぉ!いるっ!いるっ!」

 僕は刺してる串を魚から抜いてフェンリルの前に置いてあげる

 「焼いたばかりで熱いからちょっと冷ま……」

 僕がフェンリルに言い切る前にいち早く魚をくわえてしまう


 「グウァゥ!」

  「ほうら熱かったぁ!」

 「ヴヴゥーーーー」

  「すぐ冷ましてあげるから、ちょっと待っててね」

 すぐさま風魔法で熱を冷ましてあげる

 相当熱かったみたいでフェンリルはバックステップで後ろに距離をとっていた。
 
  「はい、もう食べていいよ」

 恐る恐る焼き魚に近寄りニオイを嗅ぎ、僕の方を見る

 「今度は大丈夫だよ」

 再びフェンリルは魚を咥えて食べ始めると、今度はあっという間に食べてしまった

 「リン‼︎これ美味しいねぇ」

 ただ焼いただけなのにこんなに喜んでくれるなんてなんかちょっと嬉しく思う

 フェンリルは1匹食べ終えると、物足りないのか僕が釣った魚の入れ物をずっと見続けている

  「まだ欲しいの?」

 「うんっ‼︎欲しいっ!欲しいっ!」
 
  「そうだね。君には昨日からずっと助けてもらってばかりだったからね‼︎」
 
 焼くスペースを少しばかり、広くしてから保存用で10匹ほど残し、あとの残り全部20匹を焼き始める

 フェンリルが食べれない時は持ち帰ればいいやと思い、火魔法で手早く焼き上げる

 「リン、魔法使うの上手になったねぇ!早いねぇ」

  「うん、あの神聖な水辺から此処ここに来るまでずっと練習してたからね」

 水辺でフェンリルがいなくなってから今までの事を話しながら魚を焼き終え、風魔法で熱を冷ましてからフェンリルの前に置いてあげる

 すると1分かからない早さで骨まで食べている!

 焼いては冷まし、そして置く!

 この工程を繰り返し、結局は20匹全部を跡形も無く5分とかからず食べ終える

 「美味しいねぇ‼︎リン‼︎美味しいねぇ‼︎リン」

 まだ食い足りねえぞ・・・・と言わんかばかりの表情が伺え、フェンリルは保存用の魚に向いて喋っている

 先程からフェンリルが口にする事は、〝美味しいね、美味しいね〟

 お前はオウムか!とツッコミたくなってくる!

  

 
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