転移失敗!!此処は何処?僕は誰?

I&Rin

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死の大陸編 青年期

第67話. 出口

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 朝の早い段階で飛び立ち、感覚的には半日位は経過しただろうか、ようやく光が差し込む空間に辿り着いた

 「おっ!やっと出口かぁ!」

 「リィーン、僕、疲れたよぉー」

 「アース、やっと外に出れるよ」

 「お腹空いたねぇー」

 「あと少しの辛抱だよ」

 「あっ、何か美味しそうな奴がいた」

 全くアースと話しが噛み合わないのは、今に始まった事ではないので、この際、どうでもいいが、それより早くこの洞窟から地上に出たかったので、光が差し込むその先に向かった

 長かった!

 本当に長かった!

 ようやく洞窟の出口らしき所まで近付いたところで速度を落とし、地面に着地する

 そこからは徒歩に切り替え、ゆっくりと出口に向かう


 とにかく早く、陽の光を浴びたい!

 出口に近づくにつれ

 「あれっ?まさか?」


 この洞窟に入って来た時みたいに、こちら側も同じように、滝の裏に洞窟があるようになっていて、外側には滝の水が流れ落ちている

 まさかここから出ると、そこは出発点だっはたなんてホラーはないよね

 それこそ、いつのまにか無限ループの世界に足を踏み入れ、迷い込んでしまったんじゃないのかと疑ってしまう

 そんな事を考えながら遂に出口迄、来てしまう

 
 水よけでエアカッターを放ち、滝の落下を止めると水のトンネルが出来上がる

 そしてこの洞窟と外の世界を繋ぐ水のトンネルを通り抜けると・・・・そこは当然ながら川だった。

 こちら側はこちら側であちら側ではなかったので、安心した!

 しかし、こちら側はあちら側と違って、洞窟の出入口から下にある川まで、ざっと高低差が300m位あり、流石に双頭の蛇もこちら側から出るとなると、相当の覚悟を決めた決死のダイブになったんじゃないかと思う

 どう考えても飛べない限り、無理な高さだよな。

 仮につい、うっかり飛び降りてしまっても戻れる高さじゃないので、片道キップの一方通行でしかない。

 いや、ひょっとすると下から滝登りで泳いで来れるかも

 いろんな疑問が頭をよぎるが、もう、考えないぞ

 久しぶりに外の空気を吸えた喜びと、陽の光を浴びる事が出来た瞬間だった

 これでようやく当初の目的地である、ブラックドラゴンがいる西の地に行く事が出来る

 今現在の時間を知る為に空を見上げ、3つある太陽らしき惑星の位置を確認すると、既に夕方近くになっている時間帯だった
 
 結局、この洞窟を抜けるのに丸2日かかった事になる

 タイムリミットを考えると明日中に到着するしかないので、目的地に着かなかった場合は次の行動を考えなくてはならない状況になってしまう

 そう考えるとあまり時間に余裕がないので、このまますぐに西に向かおうと思い、アースを一旦刻印に戻そうとした時、アースが僕の思考を読み取ったのか嬉しそうな表情を浮かべ、僕と目が合う

 すでにバテバテになっていたアースは、喜んで早々と刻印に戻ってしまった

 そこからは超速で飛行を開始する


 暗くなるにつれ魔物がより活発化するので、なるべく早く休めそうな場所を探したかったが、どうやらそれも厳しそうだった
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