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死の大陸編 青年期
第77話. 逃亡
しおりを挟むアース君にとっての最優先事項は、何よりも目の前の肉が1番大事!
その食事も終盤に差し掛かっているとは思うのが、このまま僕が焼き上がった肉を出し続けても コイツは絶対に食べ続けるだろう!
それだけ アースの胃空間の能力は未知数であり、
あるかどうかも分からない暴食のスキルを発動したりしそうなので、こちらが調整して強制的に切り上げてやらなければならない。
肉も充分に焼き上がり、人数分以上の準備が出来たのでオークの集落から戻ってきたエルフ達に持って行って貰おうと、カップルエルフを探す
僕が2人のエルフを探してると向こうはずっと僕達を観ていたようで、すぐに気付いてこちらに駆け寄ってくる
焼き上がりの肉を指差して、みんなに食べさせてやってくれ!・・・・そんな仕草をするとすぐに理解してくれたようで、準備していた肉を持って行ってくれる
戻って来た女のエルフ達は、洞窟でオーク達に散々酷い目にあっていたようで、身体のあちこちに、暴行を受けた痕が見受けられるが、僕が治すほどでもない
それでも此処にいる自分達の子供や家族の事が気になってたようで、今までに起きた事の出来事を聞いている
時折り大声で泣き出しては抱き合い、その連鎖反応でまた周りも泣き出すと、みんなで抱き合う
落ち着きを取り戻したエルフもお腹が減ったのか、次々と肉を手に取りはじめる
みんな肉は美味しいみたいで、次第に笑い声が聴こえ始め子供達にも笑顔が戻りつつあった
もう時間的にも夜なんだろうけど空には3つの月らしき天体があり、その月明かりだけでも十分に周りを見通せる明るさだ
安心したのか、それとも警戒が解けたのか何処からともなく、僕達を囲むように周りにどんどんエルフの数が増え始める
エルフの決起集会みたいな感じになってきてるんじゃないかと思いながらも、そろそろこの辺でお暇させて頂こうと周りの片付けを始める
結果的にどんどん面倒臭い事になってきてる気がするので、そろそろこの場から立ち去ってかれ今日の寝る場所を探さなければいけない
このままズルズルと出て行くタイミングを失ってしまいそうだ!
大方の片付けも終わり、焼き場や解体場の地形も戻し終える
まだエルフ達が食べている肉が沢山あるので器はそのまま回収せず、ここに置いておこう
寝る場所を今から探しに行く事をアースに伝え………早速この場を飛び立とうとしたが、カップルエルフの2人がずっと僕達を見ていたので僕は右手で「バイバイ」と手を振ってから空高く舞い上がり飛行で飛んで行く
その瞬間、その場にいた全てのエルフが上空にいる僕達に手を掲げ叫ぶエルフや、追いかけて来ようとしているエルフ達が視界に入ったが、気にしてはいけないと思い、そのまま今日の寝場所の確保へと向かう
何も言わず逃げるように飛び立ったけど、仕方ないでしょお!
実際、僕は何も喋れないし身振り手振りのジェスチャーしか出来ないんだから。
でもまぁ、今後話せるようになっておかないといけないので、機会があればこの世界の言語を教えて頂こうと思った。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
エルフの集落を離れ、しばらくすると近くに岩山を見つけたのでそのままそこに降り立ち、良さげな場所を見つけようと辺りを見回しながら歩く
すぐに良さげな場所があったので、安全確保の為、地形を弄って住み良い仮住居を造り防護壁で強化する
今日は内容が濃い1日となり、色々あって疲れたので、このままアースと話しながら一緒に眠りに就いた。
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