転移失敗!!此処は何処?僕は誰?

I&Rin

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死の大陸編 青年期

第91話. 魔法指導

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 先程、僕がエミリーに教えた事と同じ様にエドガーにも教えることにする

 僕が今からする事を良く見てるように、エドガーに伝える

 なんとなく理解したのか、頷いて返事する

 それから僕は右手のてのひらを上に向けて小さな火を出す

 そしてそこから、徐々に大きくして5m位の火柱になる所まで見せる

 周りの温度が多少熱くなり、みんなが少し距離を置いたがエドガーは隣でちゃんと見ているので……よしよし感心、感心と思い

 引き続きエドガーに良く見ておくように伝え、燃えさかる火柱を圧縮して1m位の球体へと変化させる

 真っ赤な球体をしばらくそのままエドガーに見せてから解除する

 これで一連のイメージは掴めたと思うので次は僕がエドガーの横に立ち、右手のてのひらを上に向けてから両目を閉じて集中してもらう

 僕が左手でエドガーの背中に触れ右手でエドガーの手の下から支えるようにして始める

 まずは手のひらの上に火を出してもらおうとするが・・・・・

 しかしながらエドガー自身の身体全体がガチガチにチカラが入り過ぎ緊張しまくっている

 緊張をほぐそうと背中をゆっくり叩きながら「チカラを抜いて集中してぇ」……と声をかける

 「呼吸を楽にしてぇー」

 すると緊張が和らいだのか先程と違ってチカラが徐々に抜け良い状態になってくる

 体内をめぐる魔素から魔力にそっと変換させて行くと……おおぉー、おおぉー、おおおお!!

 その瞬間、手のひらの上にやや大きな火が出る

 「火から炎へと変わるのをイメージしてぇ…、ゆぅっくり」

 
 おおぉーしか言わないが、なんとなく流れが掴みかけてきたようで、火が勢いを増して燃え上がり炎になっていく

 「筋力はいらないから、この炎はまだ大きくなったよねぇー」と僕は呟く

 この後、どんな炎になったかを思い出させる

 するとエドガーは自分からまぶたを閉じ静かに集中する……おっ、いい感じで魔力変換が行われ、スムーズに流れ始める

 すると火はボォーと勢いを増して火柱になり皆んなが一斉に声をあげ、驚いている

 エドガーの背中をゆっくり叩き、目を開けてもらう

 自分で出した火柱が目の前にあるのを観てビックリして後退あとずさりするが、僕がエドガーの背後で手を触れていたので、その場から動けないでいた

 すかさずエドガーには次の段階に移ってもらい、火柱を丸い球体に圧縮してもらう

 エドガーは再度瞼を閉じ、炎を操作し始めると魔力の流れも問題なかったのでそっと手を離す


 火柱はみるみる小さくなり始め、球体へと変化し始める

 最初でここまで出来れば、充分でしょお!

 エドガーに魔法を解除していいよと伝えるが、娘であるエミリーと一緒で止まったまま微動だにしない………

 仕方ない、エドガーの長く尖った耳元でフゥーっと息を吹きかけてあげると………∠⊆∋∀⊥§∋!!

 なんだぁ今の声は⁉︎

 エドガーの集中が切れた瞬間、魔法も解除される

 そして今度は皆んながエドガーに詰め寄る

 アースが眠たそうにしてるので刻印に戻るか聞くと……めちゃくちゃ眠いたいらしく、刻印の中に入り就寝タイムに突入する


 魔法の授業をしていたら、時間もかなり経過しており………

 そろそろ僕も拠点に戻りたかったので、1度エミリーを呼んで戻る事を伝えると、寂しげな表情を浮かべて族長エドガーの所に戻る

 すぐに皆んなが集まってくるが族長のエドガーが真っ先にやってきて、僕の手を掴んで感謝のポーズをする


 帰り際、また近いうちにここに寄るから、それ迄に今覚えた感覚と魔法の練習をきちんとしておくように、エミリーとエドガーに伝える

 エミリーは僕をずっと見つめたままで頷くが、何処となく寂しさを感じたので、帰り際にジェスチャーする

 「次に来た時、良かったらまた僕に言語を教えてくれるかい!」

 それを理解したエミリーは、沈んでいた顔が明るくなったので、僕はこのタイミングだと思い

 じゃっ!!……っと手を上げて飛び立ち、エルフの集落を離れる

 

 

 


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