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死の大陸編 青年期
第98話. 条件
しおりを挟む右手を上げて「じゃあ!!」が浸透してきた事で挨拶みたいになってきたような感じがしたのは僕だけだろうか……何故かそんな気がする!!
これも挨拶の一環としてコミュニケーションだと思えば悪くないだろう
エルフの集落からガイルの所までは1時間半くらいで着き、そのままガイルがいる洞窟の奥へと進んで行くと……ガイルが僕達を待ち構えていた
すでにガイルは昨日から、僕達が来ているのが分かっていて、そのまま此処にくるもんだと思っていたらしい
その事も含めてガイルに僕が此処にやって来た理由と、これからの予定とかを説明する
「流石、俺が見込んだ男だけあるな!!」
と、何故か上から目線で言われる
僕との鍛錬にはちゃんと付き合ってくれるとガイルは言ってくれたが……
交換条件として、毎日ちゃんと
ご飯を準備する事であっさりとオッケーしてくれた
ただ、たまにtheフェンリルのラルクの所には顔を出してやれと言われたので、そこは僕も頷く
あまりにも僕を独り占めすると父さん達が不機嫌になり、怒鳴り込んで来るそうだ
何故、そこはアースじゃないんだろうかと、ふと考えてしまい………アースの方を観ると
何か飛んでる物体が気になるのか、キョロキョロと目で追っていて、今にも飛んで咥えそうな雰囲気だった
最近では食事の時間以外でも何かを見つけては、自由気ままに食べている姿が見受けられるアース君
それはそうと父さんが、意外と来てる事が分かってビックリした
先日、実は僕がガイルの所にやって来る前に父さんが来ていた事をガイルが教えてくれた
なにせ前回来た時はアースの事も気づいていたし、なにより僕が戦いに来た事を既に分かっていたので、ガイルに問うとあっさりと父さんが来ていた事をゲロってくれた
そして僕達がガイルのとこから立ち去った後も、実は父さん達がすぐにやって来たらしい
その時の事をガイルが話してくれた
「息子が戦いに来るからその時は相手してやってくれ」……と頼まれたので
「ラルクがそう言うから、その時はてっきり息子とはアースの事だと思って待ち構えていたら、此処にやって来たのはリンではないか!!」
「ラルクからはヒト族の子を息子として認めたとは聞いていたが、それがまさか私と戦えるレベルとは思ってもみなかったからな!…ハッハッハッハッハ」
「あの時は一杯食わされたではないか!」
「そこでリンと戦って力量を試すつもりが、リンが想像以上に強く、とことん魔法を使いまくったあげく、本気で負けてしまい氷漬けにされた」
とラルクに言ったら………「奴にとことん馬鹿にされ死ぬほど笑われたではないか」
「俺達クラスが大きな魔法を使うと、当然、魔力を探知出来る者であればすぐに魔力変動に気付いてしまうので、リンと戦った次の日にはラルクがすでにここにやって来たぞ!」
・・・・・・・・・・まじか!
「当然、金も銀も戦ってた事は知ってるしラルクが息子が戦いに来る事も伝えてあるからな」
「しかしあいつらも絶対アースが来ると思ってるから、その時のアイツらの顔が見ものだ……ハッハッハッハッ!!」
「でもまあ、今のリンの力量なら金銀どちらと戦ってもなかなかいい勝負になると思うが、どうせなら金銀同時に倒せる位のチカラを身につけてから戦え!」
「そっちの方が断然面白いではないか!ハッハッハッハッハッ!!」
それってガイルより、金さん銀さんの方が強いって言ってるようなもんじゃないのか?
しかし、父さんもガイルもなんかめっちゃ楽しんでるな
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