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死の大陸編 青年期
第109話. お願い
しおりを挟むどうしたらいいんだ!
予想外過ぎる申し出に困惑してしまう
「ところでエミリーは仮に僕と一緒についてくるとして、どうやってついて来るんだい?」
「はい、リン様!そこはリン様の魔力を感知しておりますので、走って参ります!!」
「・・・・・・」
何も言えねー
けど、ありえねえー
流石、族長エドガーの娘だけあって本気で走ってきてもおかしくない
前例があるだけに、エミリーの満面の笑顔が何故だか怖い
「すまないけど、もしもエミリーが走って来たとしても絶対に無理があるよね」
「リン様の為に、私は頑張ります」
「エミリーの気持ちは分かったけど、ちょっとだけ考えさせてもらえないかな?」
「リン様、やはり私ではリン様のお役に立たないので駄目でしょうか?」
「うぅーん、そんな事ではないんだけど、実はこの1年間の成果を確認したいんだよね」
「確認ですか?」
「うん、なのでまずは自分がどれだけ成長したのかを確認しに行ってきたいんだ!」
「そうですか」
よほどエミリーはショックだったのか悲しげな表情で下を向いている
「これはエミリーだけの問題じゃなく、僕の問題でもあり、仮にエミリーを連れて行ったとして、もしエミリーに怪我をさせてしまったりしたら、僕は自分を許せないしエミリーやエドガー達にも、申し訳ないだろ」
エドガーがエミリーに近寄る
「リン様の考えも知らずに申し訳ありませんでした、いま一度エミリーとよく話しあっておきますので、気をつけて行って下さい」
「すまないね、エドガー!」
「いえ、滅相もありませんリン様」
「それとエドガーに相談があるんだけど、いいかな?」
「はい、なんでしょうかリン様!私に出来る事ならなんなりと言ってください」
「うぅーん、実はこれに関してエドガーだけでなく、エルフみんなを巻き込んでしまうから、お願いしづらいんだよね」
「私達みんなに関わる事ですか?」
「そうなんだよね、なので僕の申し出を断ってもらっても全然構わないからね」
「そうですか、しかし私エドガーだけでなく、此処にいるエルフ全員はリン様の為にこの身を捧げる覚悟がありますので、是非ともお聞かせ下さい」
イヤイヤイヤイヤ、エドガー君、僕は何も君達にそこまで求めてないからね
「実はこの地より東の場所に大きな樹木があって、その樹木を囲む様に周りに建造物があるんだけど、良ければそこにみんなとは言わないので住んでもらえないかな?」
「な、な、な、なんですとリン様!!」
「無理は承知の上なんだけどね」
「い、いや、何故、リン様がその樹木の事をご存知なのですか?」
「うぅーん、たまたまかな」
「たまたまですか!な、なんと申せばよいのか」
「本当は僕が住もうかとも考えたんだけど、ちょっと広過ぎるし、それにあちこち行っちゃうからね」
「い、いえリン様、実は遥か昔、その地は我々エルフの故郷の地だったのです」
「えっ?なんですとぉー」
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