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死の大陸編 青年期
第199話. 爪
しおりを挟む氷壁に高密度の火球が直撃したことで水蒸気と土煙が辺り一帯に立ち込めており視界が、かなり悪い状況となる
バキーーン!!
「ほぉ!どうやら僕の氷壁が砕かれ、突破されたようだ!」
探知で魔族の動きは把握していたが、まさか氷の壁を突破されるとは思いもしなかった
この視界が悪い状況で、僕の真横から魔族が鋭く尖った爪で斬りかかって来たので、剣で弾き返す!
キーン
ガチーン
ガチーン!ガチーン、
魔族は両手の鋭く尖った爪を擦り合わせ、縦横斜めと縦横無尽に斬り裂くような攻撃を繰り出し、そこにキレッキレッの体技を加えた蹴りも織り交ぜて攻撃してくる
よくこんな激しい動きで自分の爪が刺さらないもんだと思いながらも、どの攻撃も剣で弾き、避けて躱す攻防がしばらく続き、時間の経過と共に魔族の力が増幅していく
レベル的に2段階位の強さが上がったが状態での攻防が続いているが、まだ僕の方は守備モードで本格的に攻撃しておらず、魔族を観察するためずっと観ていたが、なかなかどうして魔族に隙がなく、次から次へとパターンを変えた攻撃で絶え間なく仕掛けてくる
魔族は自分の爪を最大限に利用して、先程から爪に炎を纏わせた攻撃や爪そのものを飛ばしたりしてくる
いつのまにか右手の爪は炎で左手の爪は凍りのように冷気を帯びているじゃないか!
パワーも魔力も格段に上がり、申し分なく強い!
飛んでくる炎の爪を僕は剣で薙ぎ払って跳ね返すと、炎の爪と炎の刃が合わさり、そのまま魔族へと襲いかかるがそれを余裕で掻い潜り、魔族は僕との距離を一気に詰めて向かってきた!
詰め寄る魔族は両手をクロスさせた状態から爪に纏わせた炎と氷とで、そのままクロスさせながら振り下ろすと、そこには高密度の炎と氷が融合された魔法が放たれ、僕は高火力の刃で斬り裂き相殺する
そして魔族は僕の目前に迫り、口を大きく開いたかと思うと火の球を吐き出してきた!
その見慣れない攻撃に一瞬、戸惑いはしたがすかさず剣で火の玉を両断するとともに、身体を反転させた勢いで魔族の横っ腹に回し蹴りをお見舞いする!
ドゴオーン!
蹴りをまともに食らった魔族は一瞬で吹き飛び、そのまま一直線に壁へとめり込んでしまった!
ドスーーン!!
そして壁から剥げ落ちるように地面に落下した!
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