儚き願い

I&Rin

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第16話 フラッシュバック

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 昨日はあれこれ考えてたら、あまり寝れなかった

 今日ひろちゃんに渡す誕プレをバックに入れて会社に向かう

 1日中ずっと上の空で仕事をしていたが、時計の針は定時の時間となり速攻で更衣室に向かう

 すると更衣室で同僚が話しかけて来る

 「今日デートやろ⁉︎」

 「うん、そうだよぉー」

 「そんな急いで早く彼氏に会いたいん?」

 「めっちゃ、早く会いたいんよぉー」

 「はいはい、それはご馳走様やね!今日ずっとニヤついとったもんね」

 「えぇー、そんな私ニヤついとったん?」

 「ハイハイ、顔が緩みっぱなしやったよ」

 「うそぉー」

 みんな、それぞれ冷やかしてきたが、私は速攻で私服に着替える


 「じゃ、お先に失礼します!!」

 「お疲れさぁーん、気をつけてねぇー」


 会社を出て、そのままカフェに入り、いつもの窓側の席に座ってひろちゃんが来るのを待つ

 誕プレを確認する為、バックの中を開けた瞬間、突然フラッシュバックしたかの様に私の脳裏になんだか分からない映像が頭の中に流れ込んできた

 今、私が座っているこのテーブルでひろちゃんに、この誕プレを渡している自分が視えた

 あれっ、これ何だ?

 私の妄想⁉︎

 あまりにも昨日の夜に誕プレをいつ渡そう、何処で渡そう……そんな事ばっかり考えてたもんだから、ついに私の頭が勝手にシュミレーションまで勝手にし始めたよ!!

 
 するとひろちゃんから、カフェの駐車場に着いたメールが入る

 しばらくして、入口のドアが開いてひろちゃんが店内に入って来る

 「おおっす!」

 『おおっす!!』

 「ごめんね!待ったやろぉー」

 『ううん、全然大丈夫だよ!それより、ひろちゃん、誕生日おめでとう!』

 そう言って1日遅れで誕プレを渡す

 「ありがとう、美里!」

 ひろちゃんは手にした誕プレをマジマジと観ながら

 「時計かな⁉︎」

 『正~解!凄い、何で分かったん?』

 「何となく……でもちょうど欲しかったから、良かったぁ!ありがとう!!」

 『本当!……良かった』

 
 暫く会話しながらコーヒーを飲んだ後

 ひろちゃん家に向かう

 今日は居酒屋で2人の誕生日を祝い、今後についての事も話しあった

 高校卒業後、働き始めてから2人でずっと貯めて来た金額も200万円を超していた


 それなりに貯まってきたので、これからは実行に移す計画だ


 まずは来年!!

 年齢的に早いかも知れないが私達が21歳を迎える10月7日の日曜日に結婚の日取りを決める

 周りからは早いだの言われるだろうが、私達は私達であって互いの親も納得済みなので、周りから非難される事は毛頭ない

 そうやって2人の将来プランをたてながら楽しく祝って飲んでいた
 
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