儚き願い

I&Rin

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第28話 ニュース

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 翌朝、私が起きてからお出かけの準備をしていると、珍しくひろちゃんからの電話が鳴る

 トルルルルーートルルルルーー

   トルルルルーートルルルルーーガチャ!!

 『ひろちゃん!』

 「おはよう、美里!」

 『おはよ!ひょっとしてもう着いた?』

 「イヤイヤイヤイヤまだ早過ぎるけど、今からすぐに行ってもいいよぉ」

 『本当!!私はすぐに来てもらっても大丈夫だよ!!』

 「マジか!」

 『まぁじ』

 「それよりさぁ、朝起きてからテレビば観よったら、昨日、美里の家からわりと近い場所で結構大きな事故があったらしいよ!」

 『えっ⁉︎』

 「その事故がさぁ、車同士での事故で死人が出てるんやけど、それって美里が夢で観たのとかぶるんやけど」

 『うそっ!!』

 その瞬間、私は一気に血の気が引いた

 ただでさえ朝は低血圧なのに、そのまま気絶しそうな状態になる

 「…里…美………里!」

 『・・・・・』

 「おーい!美……里!!」

 『ご、ごめん、ひろちゃん、ぼーっとしてた』

 「やっぱり今からそっちに行くよ」

 『う、うん』

 
 それから30分位でひろちゃんからメールが入り、下の駐車場に着いたとの連絡が来たので、私はダッシュで階段を降りていく

 『ごめんね、ひろちゃん、早く来てもらって!』

 「いいよ、いいよ!それよりも美里は大丈夫?」

 『うん、ひろちゃんに早く会えたから』

 「で、どうだった⁉︎美里が言う夢と関連性はありそうやった?」


 『多分だけど、私が観た夢だったら、昨日起きたその事故の当事者はおそらく私達の方だと思う』

 「マジでっ⁉︎」

 『夢では私達の車の前に1台いて、後ろにも煽って来てた車が1台くっついていて、あまりにも後ろの車が近付いて煽るもんだから、ひろちゃんは前を走る車まで追い付こうと速度を上げた直後の事故だったよ』

 「ちょっとリアルやね」

 『その時、私はバス停の近くにいたオッサンが何かに向かって手を振っていたのが気になって、何だろうと思ってそれを観た直後だったよ』

 「凄い被るね、ってか一緒じゃん!最後は対向車線側に飛び出して止まった所にトラックが衝突したところまで一緒やね」

 『うん』

 「ただ俺達じゃなく、その煽ってた車が事故って死んどるやん!」

 『これって、やっぱり虫の知らせか、何かだったんだろうね』

 「だよ!だって俺達は半年後には結婚してるんよ!!誰がそれを引き裂くん⁉︎」


 『だよね』

 「でもこの代車で夜の運転は絶対にせんよ!」

 『うん』

 
 こうして私達は今日1日、いつものようにマッタリとした休日を過ごす


 
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