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第33話 助け合い
しおりを挟む私達は病院のロビーで診察を受ける順番待ちしていた
窓際にあるテーブルの所に座り私達2人は向かい合い時折り外を観ながらおしゃべりしていた
病院もそこそこ大きく、いろいろな科が沢山あり病院内も明るくお洒落で外観も良かった
そんな雰囲気の良い所で私はあまりにも右足が痛過ぎて1人悶絶していた
ただし、ひろちゃんに心配かけたく無いので顔には出さなかったが、内心めちゃくちゃ痛い!
病院内から外を見ると、意外と人通りも多く、今日この近くで何らかのイベントがあるようで、それに目的とする人達も含まれているのだろう
すると突然、人の動きが慌ただしくなった
この時、私は何があったんだろうと、ただボーっと人の流れを見ていただけだった
「何か変やね?」
「んー」
ふと、ひろちゃんが言った一言に私はボーっとしていたのか何も考えていなかった
するといきなり、ひろちゃんが立ち上がり
「みんな早く逃げて!!」
??????
当然、私の反応も周りの反応も何だ?
ってな感じだった!
「早く離れて!!」
ひろちゃんが急に私の横に飛ぶ様に一瞬で来て、私を椅子から立たせようとしていた
ここから急展開で病院内にいた人達が慌ただしくなり、何やら叫びだす人達や逃げる光景になっていた
この時、外では1台の車が一直線にこの病院のこのロビーの方に向かって、凄い速さで外にいる人を跳ねながら近づいてきていた
車は私達のすぐ近くまで来ており、駐車場の車輪止めや縁石を乗り越えロビーの大きなガラスをぶち破って病院内に入って来た
そして私達が座っていたテーブルだけでなく、私とひろちゃんもろとも巻き込みながら車は止まる事なく突き進み、最後は受付のカウンターに激突してようやく止まった!
何秒位の出来事だったのか分からないが、本当に一瞬の出来事だった!
つい先程までの綺麗な病院ではなく、爆発でも起きたかのような惨劇だ!
ひろちゃんがいち早く私の所に来て、私を椅子から立たせた時には、すでに車は目の前まで来ており、ひろちゃんは私を車の進行方向から離れた場所に投げ飛ばそうとしていた
しかし、この接近した差し迫った状況でどう進路が変わるかも分からず、どうしようもない状態の中、最後に取った行動は・・・車に背を向け、私に覆い被さる
私とひろちゃんが巻き込まれた時、ひろちゃんは必死に私を守ろうとしたが、当然、2人は無事では済まなかった
唯一良かった事は、此処が病院だった事だ!
周りのみんなもひろちゃんが、いち早く声を出した事ですぐに対応する事が出来た事もあり、みんなが助け合い破損状態の酷い車の中から、私達をなんとか救出しようと動いてくれていた
外では救急車やパトカーのサイレンが煩く鳴り響いていた
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その途中間違えて投稿してしまいました…すぐ取り下げたのですがお気に入り入れてくれた方、ありがとうございます。ずいぶんとお待たせいたしました。
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