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第四話
「楽しかった!」
そう言ったルナは嬉しさのあまり水面をパシャパシャと叩いた。
お湯が跳ね、背後で抱き抱えるようにして一緒に湯船に浸かるレイアスにかかったようで「うおっ」と小さく声が上がった。
「今日は楽しかったです! おいしいものいっぱい食べました!」
「そうかそうか。ルナは何がおいしかったんだ?」
ちゅ、と頭にキスを落とされ濡れた前髪をかき上げられながら「うーん」。
「串に刺されて焼いたちくわがあんなにおいしいとは正直思わなかった」
「アレか。確かにうまかったな」
「あとソフトクリーム! ミルクが濃厚で口当たりも滑らかで後味スッキリな上に量もズッシリなのにあの価格」
「いきなり食レポすんな」
「あとはコロッケがおいしかったです! アレは家でも作れると聞いたので今度挑戦したいです」
「やめとけ。家庭におけるコロッケ作りは面倒の代表格と聞く」
なるほど、と頷きながらもいつか挑戦してみたいとルナは密かに誓った。
レイアスがお休みの今日、前に約束していた近所の商店街の食べ歩きに行ったのだ。
色んなものを見て色んなものを食べ、ルナは大満足でレイアスと共にお風呂へ入っていた。
「行き帰りも楽しかったです。一緒に手を繋いで歩きました」
「また手え繋いで出かけような」
「でもね、レイくん。今も楽しいです。久しぶりにレイくんと一緒にお風呂に入れました」
振り向いて、にぱっ、と歯を見せて笑うと額にキスをしてくれるも、レイアスは申し訳なさそうな顔をする。
「悪いな、約束してたのにずいぶん伸びてしまって」
実は約束した日から一週間以上伸びてしまったのだ、原因はもちろん仕事である。
「忙しいのですか?」
「あー…忙しいっつーか、イレイザーの悪魔が大量にいなくなってな…。バックれたんだろうが、いきなりゴソッといなくなられるとさすがにな」
どうやら死神退治の悪魔の人数が足りないようだ。
そうだ! とルナは両手を叩いた。
「僕も魔法使えるので死神退治しましょうか!」
キラキラとした瞳で見上げると、白い目線を向けるレイアスに眉間をぐりぐりと押された。
「バカかお前は」
「痛い痛いいたい」
「なんでかわいい奥さんを危ない目に遭わさなきゃならねえんだよ。お前は家で菓子でも作っとけ」
「はあい…」
「つかお前、鎌は見つかったのかよ。最近探しに出てるとは全く聞かねえけど」
「…ハッ!」
「今思い出した! って顔すんな」
「うわあああん! 人間生活楽しすぎてすっかり忘れてたよおおお!」
「ははは、すっかり楽しんでるな」
ケラケラ笑われながら抱きしめられ、グスグスと鼻を鳴らす。だってこの一週間本気で忘れていた。
「僕はもう死神には戻れません…」
「お前は一生俺の奥さんしとけ」
「もちろんです! でもできればやっぱり鎌も探したいです!」
「いい加減諦めろ」
笑われながらキスをされた。
「たまには探しに行かないと!」
気合いを入れていざ外へ出て、近所を歩き回ることにした。
結局、鎌はどこに行ったのだろう。
「交番に聞きに行ってもいいのかな…でも鎌探してるってちょっと危ない人みたいだよね、やめとこう」
死神の鎌は、顔ナシの死神の際には持っていたはずだ。たぶん。
顔アリの死神として生まれた瞬間にどこかに落としたのだ。…たぶん。
ふとルナは気になって、ポケットの中を漁った。
「よし、ちゃんと持ってる!」
昨夜レイアスに貰った登録証だ。
『例えば悪魔に襲われたときでもその登録証を見せればいい。死神は死神でも魔法省登録だと分かれば大丈夫だろう』
名前と顔写真が記載されている登録証は魔法省発行なので効力が強いらしい。
とにかく外へ出る時は持ち歩こうと、きょろきょろしながら歩いている時だった。
「よう、死神」
ニヤニヤ笑いながら現れたのはガタイのいい悪魔。何度か見かける顔で、二日目に盛大に絡んできた男だ。
む、とルナは頬を膨らませながらスタスタ先を歩いた。
「んだよ、つれねーな。せっかく声かけたってのに」
「…」
早歩きをするのに足の長さの違いか、悪魔は余裕でのんびり横を歩いている。
…ちょっとムカつく。
「お前さー、菓子作って他の悪魔たちに配ったんだって?」
緊急招集がかけられレイアスが赴き、ルナも鎌を探しに行ったあの日の夜のことだ。
「すげーうまかったって聞いたんだけど、俺まだ食ってねえ」
「…」
「なー、死神ぃ、俺にも作ってくれよ」
「…」
なんだろう、やっぱり僕この人キライ。
ルナは足を止めてギッと悪魔を睨みつけた。
「僕はレイくんの奥さんです! しつこくしないでくださいっ!」
悪魔が笑った。
「やっぱ威勢いいなー。なあレイアスなんかやめて俺と一緒になろうぜ」
「僕はレイくんの奥さんですー!」
道のど真ん中でぎゃあぎゃあ言い争っていると「きゃああ!」と叫び声が聞こえたので顔を上げた。
女性数名のグループが、ビルの屋上に震える指先を向けている。ルナが見ると、屋上のフェンスの外側には二人、立っていた。
飛び降りだろうか…でもなんで二人?
辺りがザワつく。
「なんだアレ? 飛び降りか?」
「しかも後ろのやつ何か持ってるぞ? ナイフか?」
ルナが目を見開いてよくよく見てみると、一人は気を失って抱えられるようにして立たされ、その後ろにフードを深く被った少年が立っている。そしてその手には…鎌が握られていた。
ーー死神!?
「おーおー、なんだアレ? 飛び降りかあ? しっかしアレは死神っつーより…」
辺りにいる人たちが上の様子に気付きザワつく。鎌という武器を持っているからか現場に混乱が巻き起こる。
ルナは咄嗟にポケットの登録証を出して叫んだ。
「み、みなさん逃げてください! アレは死神ですっ!」
しかし全員がぽかんとする。お前は誰だという顔をしている。
ルナの頭の中がぐるぐる回る。
(ど、どうしよう…! 僕は死神だしそれを名乗ったら余計にパニックになるだろうし…もういいや!)
ルナは登録証の、死神、と書かれた部分を手で押さえ差し出した。
「僕は魔法省登録の悪魔です!」
そう言ってビル向かって走りながら背中に黒い羽根を魔法で生成。ジャンプしてビルの屋上まで一気に羽ばたいた。
フェンスの外側に立つ二人を見下ろす。
やはり手前の少女は気を失いくったりとし、後ろの死神の少年の手には鎌が握られている。
ーー確証はない。でも、あの鎌は…。
ルナの差し出した手のひらに拳銃が生成される。あの日、レイアスが撃ったのを見たから似たようなものを魔法で作れるはずだ。
銃口を少年に向ける。引き金に指をかけた瞬間、ルナの中で大きな疑問が浮かんだ。
「死神じゃあない…?」
死神は本来、魔力がある者にしか見えない。それなのに地上にいた人たち全員に視認されていた。
あの場にいる全員に魔力が備わっている可能性もあるが…鎌を持った深くフードを被る少年が、フードを捲り上げた。
かわいらしい顔立ちに、息を飲む。
「僕は死神だよ。顔アリのね」
そう言って少年が腕の中にいる少女を投げる。ルナは慌ててその子をキャッチした。
「キミも死神でしょう? なぜか悪魔の羽根を生やしてるけどさ。こうやって騒ぎを起こせばおもしろいものが釣れると思ったら、まさか大本命が釣れちゃうとは」
くすくす笑われる。
「キミの名前は?」
「ルナ…」
「僕の名前は灰音(はいね)。死神を統率する者の一人だよ。ーールナ、キミはこちら側の人間だよ。一緒に行こう」
そう言って少年は…灰音はルナ向かって小さな手を差し出した。
そう言ったルナは嬉しさのあまり水面をパシャパシャと叩いた。
お湯が跳ね、背後で抱き抱えるようにして一緒に湯船に浸かるレイアスにかかったようで「うおっ」と小さく声が上がった。
「今日は楽しかったです! おいしいものいっぱい食べました!」
「そうかそうか。ルナは何がおいしかったんだ?」
ちゅ、と頭にキスを落とされ濡れた前髪をかき上げられながら「うーん」。
「串に刺されて焼いたちくわがあんなにおいしいとは正直思わなかった」
「アレか。確かにうまかったな」
「あとソフトクリーム! ミルクが濃厚で口当たりも滑らかで後味スッキリな上に量もズッシリなのにあの価格」
「いきなり食レポすんな」
「あとはコロッケがおいしかったです! アレは家でも作れると聞いたので今度挑戦したいです」
「やめとけ。家庭におけるコロッケ作りは面倒の代表格と聞く」
なるほど、と頷きながらもいつか挑戦してみたいとルナは密かに誓った。
レイアスがお休みの今日、前に約束していた近所の商店街の食べ歩きに行ったのだ。
色んなものを見て色んなものを食べ、ルナは大満足でレイアスと共にお風呂へ入っていた。
「行き帰りも楽しかったです。一緒に手を繋いで歩きました」
「また手え繋いで出かけような」
「でもね、レイくん。今も楽しいです。久しぶりにレイくんと一緒にお風呂に入れました」
振り向いて、にぱっ、と歯を見せて笑うと額にキスをしてくれるも、レイアスは申し訳なさそうな顔をする。
「悪いな、約束してたのにずいぶん伸びてしまって」
実は約束した日から一週間以上伸びてしまったのだ、原因はもちろん仕事である。
「忙しいのですか?」
「あー…忙しいっつーか、イレイザーの悪魔が大量にいなくなってな…。バックれたんだろうが、いきなりゴソッといなくなられるとさすがにな」
どうやら死神退治の悪魔の人数が足りないようだ。
そうだ! とルナは両手を叩いた。
「僕も魔法使えるので死神退治しましょうか!」
キラキラとした瞳で見上げると、白い目線を向けるレイアスに眉間をぐりぐりと押された。
「バカかお前は」
「痛い痛いいたい」
「なんでかわいい奥さんを危ない目に遭わさなきゃならねえんだよ。お前は家で菓子でも作っとけ」
「はあい…」
「つかお前、鎌は見つかったのかよ。最近探しに出てるとは全く聞かねえけど」
「…ハッ!」
「今思い出した! って顔すんな」
「うわあああん! 人間生活楽しすぎてすっかり忘れてたよおおお!」
「ははは、すっかり楽しんでるな」
ケラケラ笑われながら抱きしめられ、グスグスと鼻を鳴らす。だってこの一週間本気で忘れていた。
「僕はもう死神には戻れません…」
「お前は一生俺の奥さんしとけ」
「もちろんです! でもできればやっぱり鎌も探したいです!」
「いい加減諦めろ」
笑われながらキスをされた。
「たまには探しに行かないと!」
気合いを入れていざ外へ出て、近所を歩き回ることにした。
結局、鎌はどこに行ったのだろう。
「交番に聞きに行ってもいいのかな…でも鎌探してるってちょっと危ない人みたいだよね、やめとこう」
死神の鎌は、顔ナシの死神の際には持っていたはずだ。たぶん。
顔アリの死神として生まれた瞬間にどこかに落としたのだ。…たぶん。
ふとルナは気になって、ポケットの中を漁った。
「よし、ちゃんと持ってる!」
昨夜レイアスに貰った登録証だ。
『例えば悪魔に襲われたときでもその登録証を見せればいい。死神は死神でも魔法省登録だと分かれば大丈夫だろう』
名前と顔写真が記載されている登録証は魔法省発行なので効力が強いらしい。
とにかく外へ出る時は持ち歩こうと、きょろきょろしながら歩いている時だった。
「よう、死神」
ニヤニヤ笑いながら現れたのはガタイのいい悪魔。何度か見かける顔で、二日目に盛大に絡んできた男だ。
む、とルナは頬を膨らませながらスタスタ先を歩いた。
「んだよ、つれねーな。せっかく声かけたってのに」
「…」
早歩きをするのに足の長さの違いか、悪魔は余裕でのんびり横を歩いている。
…ちょっとムカつく。
「お前さー、菓子作って他の悪魔たちに配ったんだって?」
緊急招集がかけられレイアスが赴き、ルナも鎌を探しに行ったあの日の夜のことだ。
「すげーうまかったって聞いたんだけど、俺まだ食ってねえ」
「…」
「なー、死神ぃ、俺にも作ってくれよ」
「…」
なんだろう、やっぱり僕この人キライ。
ルナは足を止めてギッと悪魔を睨みつけた。
「僕はレイくんの奥さんです! しつこくしないでくださいっ!」
悪魔が笑った。
「やっぱ威勢いいなー。なあレイアスなんかやめて俺と一緒になろうぜ」
「僕はレイくんの奥さんですー!」
道のど真ん中でぎゃあぎゃあ言い争っていると「きゃああ!」と叫び声が聞こえたので顔を上げた。
女性数名のグループが、ビルの屋上に震える指先を向けている。ルナが見ると、屋上のフェンスの外側には二人、立っていた。
飛び降りだろうか…でもなんで二人?
辺りがザワつく。
「なんだアレ? 飛び降りか?」
「しかも後ろのやつ何か持ってるぞ? ナイフか?」
ルナが目を見開いてよくよく見てみると、一人は気を失って抱えられるようにして立たされ、その後ろにフードを深く被った少年が立っている。そしてその手には…鎌が握られていた。
ーー死神!?
「おーおー、なんだアレ? 飛び降りかあ? しっかしアレは死神っつーより…」
辺りにいる人たちが上の様子に気付きザワつく。鎌という武器を持っているからか現場に混乱が巻き起こる。
ルナは咄嗟にポケットの登録証を出して叫んだ。
「み、みなさん逃げてください! アレは死神ですっ!」
しかし全員がぽかんとする。お前は誰だという顔をしている。
ルナの頭の中がぐるぐる回る。
(ど、どうしよう…! 僕は死神だしそれを名乗ったら余計にパニックになるだろうし…もういいや!)
ルナは登録証の、死神、と書かれた部分を手で押さえ差し出した。
「僕は魔法省登録の悪魔です!」
そう言ってビル向かって走りながら背中に黒い羽根を魔法で生成。ジャンプしてビルの屋上まで一気に羽ばたいた。
フェンスの外側に立つ二人を見下ろす。
やはり手前の少女は気を失いくったりとし、後ろの死神の少年の手には鎌が握られている。
ーー確証はない。でも、あの鎌は…。
ルナの差し出した手のひらに拳銃が生成される。あの日、レイアスが撃ったのを見たから似たようなものを魔法で作れるはずだ。
銃口を少年に向ける。引き金に指をかけた瞬間、ルナの中で大きな疑問が浮かんだ。
「死神じゃあない…?」
死神は本来、魔力がある者にしか見えない。それなのに地上にいた人たち全員に視認されていた。
あの場にいる全員に魔力が備わっている可能性もあるが…鎌を持った深くフードを被る少年が、フードを捲り上げた。
かわいらしい顔立ちに、息を飲む。
「僕は死神だよ。顔アリのね」
そう言って少年が腕の中にいる少女を投げる。ルナは慌ててその子をキャッチした。
「キミも死神でしょう? なぜか悪魔の羽根を生やしてるけどさ。こうやって騒ぎを起こせばおもしろいものが釣れると思ったら、まさか大本命が釣れちゃうとは」
くすくす笑われる。
「キミの名前は?」
「ルナ…」
「僕の名前は灰音(はいね)。死神を統率する者の一人だよ。ーールナ、キミはこちら側の人間だよ。一緒に行こう」
そう言って少年は…灰音はルナ向かって小さな手を差し出した。
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