半魔との恋は前途多難ーヒスイ編ー

ユーリ

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第5話「諦めきれない」

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「あ~…しまった…」
盛大にため息を吐きながらヒスイは両膝を抱えた。
「思ったより戻らない…」
むにむに、と義眼のない顔の左側を触って見るけれど、何かが起こるわけでもなかった。
サタンの後を付いて行き、あれから四日目。ヒスイは森のさらに深い場所へと座っていた。
何かするでもなく、ただじっとじっと…まるで母親に捨てられたときの再現のようだと思った。
サタンは一言「瑠璃花を探す」とだけ言って姿を消した。
ヒスイの周りには半径二メートルほどの距離でサタンが張った結界がある。ここから出れば察せられるだろう。
つまり、ここにいろ、と言うことだ。
「ホントに何がしたいんだか…」
今更あの女に会ってどうする気だ。そもそもの話、ここに閉じ込めて一体どうする気なのだろうか。
(僕の力を取り込みたいのかな…? ぱくって食べられちゃうのかな…)
サタンと魔法使いの子供。かなり強力な力を持っている…はず。はず。はず。
「なんで戻らないんだよ~…」
ヒスイはごろりと横になった。
義眼を取り外したから、抑えられていた力はすぐに戻ると思っていた。相打ちは無理だとしても、帰ってきたサタンにかすり傷のひとつぐらい負わせられるんじゃないかと期待していた。
違った。
「そりゃあ十年抑えてたんだから、さっと戻るわけないよねえ…」
義眼は義眼の役割をちゃんと果たしていた。自分が思っていた以上に、校長の作った義眼は完璧だったのだ。
(これじゃああと二年、早くて一年ぐらいじゃない…?)
徐々に力が体に溜まっていくのがわかるが、今日明日の話でないことが感覚でわかる。
ごろごろと左右に体を動かして最終的にうつ伏せになり、ため息を吐く。
右手で苔をなぞる。しずく、と書いたつもりだが、これが正解かはわからない。
「……名前、結局書けないなぁ……」
これでも毎日練習した。シャーペンで薄く書いてくれた文字を毎日なぞった。
「今日って卒業式かあ…約束したのに見られなくてごめんね…」
顔を上げると鬱蒼と茂る木々の隙間から光が見えた。朝日…だろう。キラキラ、キラキラ。
雫と同じ金色だ。
あと数時間後には卒業式が始まる。
ーー好きな人には一番かっこいい姿見てほしいだろ。
そう言って嬉しそうに笑った雫の顔が忘れられない。
「雫くん…僕さみしいよ…」
「は? なんて?」
「だからさみしい……うん?」
寝転んだまま顔を横に向けると、雫が地面から半分顔を覗かせていた。
「ぎゃんっ!」
思わず飛び退くと後ろの大木に派手に頭をごちんとぶつけた。
「いっ!」
「いつも焦ってんなあお前…。しっかりしろよ、年上なんだろ?」
頭を撫でながら顔を上げると、地面からずるずると這い上がり、突っ立つ雫に見下ろされていた。
「…痩せた?」
「第一声がそれか。あのなあ…俺だって三日三晩考えたんだよ。それこそほとんど飲まず食わずにな。お前が出した答えがそれだったら受け入れるしかねえと思ったんだよ。あのままサタンに付いていっても、それがお前の選んだ選択だったらな。でもなあ!」
雫が大木を蹴り上げる。鳥がいたのだろう、羽ばたく音が真上から聞こえた。
「無理だ」
ニマア、と見覚えのある笑い方をされ、へにゃり、と思わず笑ってしまった。
「諦めきれねえから連れ戻しにきた」
「…あのときと一緒だね。僕と初めて会ったとき」
「あん時も三日三晩考えたからな。あー、疲れた。だりぃ、ねみぃ、腹減った。何か食ってくればよかった。これから卒業式だってのに目の下のクマすげーことになってんだろ」
「あ、ほんとだ」
ごろりと横になる雫の目元を撫でる。確かに、クマがひどい。せっかくのかっこいい顔が台無しだ。
そのまま手を取られ、指先に口付けられる。
「俺の名前、どっかに書いたろ」
「…なんで知ってるの?」
「この森にも結界張ってるからずっと監視してたけど、それ以上に強い結界があるからお前を見つけられなかった。そしたら…すげーヘタクソなひらがなで俺の名前が見えた。一瞬だったけど、なんでかは知らんがそれがマークになってここまでワープできた。お前の恋の力ってすげーな。色んなもんひっくり返す」
「……僕はまだ恋してるなんて言ってないよ」
「いい加減認めろや」
目元を細められ、反対にヒスイはじろりと睨んでやった。
「そういや俺、サタンの結界の中にいるけど大丈夫か? アイツやって来んじゃねえの? つかアイツどこ行った? これこのまま移動して大丈夫か? 俺たち帰れる?」
「さあ?」
「ヒスイせんせってこういうとき非道だよな。うむ、助けに来たはいいけどどうやって帰るか」
「見切り発車だねぇ」
「誰のせいだ、誰の」
髪の毛を引っ張られ、その腕に力強く青筋が浮かんでいる。
あ、これ思ったより怒ってる。
雫が大きく息を吐き出した。
「あー、このまま逃げたい。ヒスイせんせとふたりだけでどっかに逃げ切りたい」
「無理でしょ」
「だよなあ。現実的には無理だよなあ。俺はこのあと卒業式が待ってるし、四月からは教員だし、ヒスイせんせは用務員の仕事がある。メシ食って寝て呼吸して、朝が来てメシ食って寝て呼吸して」
「することいっぱいだね」
「そうなんだよ。することすげーいっぱいあるんだよ。ーー来世じゃなくてもさ、することすげーいっぱいあるだろ?」
「…そうだね」
「恋したいんだろ? 誰かに特別に思われたいんだろ? わざわざ来世じゃなくても今でいいだろ」
「……そうだね」
「なんで泣いてんの?」
「さあ……なんでだろうね」
「俺にこれだけ特別に思われてんだから、今を生きようぜ、ヒスイせんせ」
こくこく、とヒスイは何度も頷いた。
そのたびに寝転がる雫の顔にぽろぽろと涙がこぼれ落ちる。
起き上がった雫が両腕を広げ、ヒスイは迷うことなく飛び込んだ。
「うっ、うぅ…っ、し、しずく、くん…っ、しずくくん…っ」
「悪かったな、ひとりで背負わせて。もう離さねえ」
「違う、違うんだ…」
「は? なにが?」
「……僕たぶん今ならなんでもできると思う」
君の言う、恋の力とやらで、きっとなんでもできる。
涙で溢れる右眼を閉じた瞬間、強い地鳴りが発生し、全ての大木や岩、森全体が浮かび上がった。
雫も飛んでしまわないようにしっかり腕を掴み、その反対側の腕を振るう。
一瞬にして、森が吹き飛んだ。
「……は?」
雫がきょとんとする。森が更地に変わったのだ。
にこっ、とヒスイは笑った。
「サタンの結界も吹っ飛んだみたいだから、帰ろっか。今日はいい天気になりそうだね。卒業式日和っ」
涙を拭ったヒスイが顔を上げると青空が広がっていた。
鬱蒼とした木々が全て消え、太陽がキラキラ輝くのがよく見える。まるで雫の金色のようだ。
「お前……今なにした?」
「痕跡残すのも嫌だなあって思って、森ごと消しちゃった」
「え、森一個消した? は? はあああ!?」
「ほら、早く帰ろうよ」
立ち上がって手を伸ばすと、強引にその手を取られた。
指と指を絡め、ぎゅっと握られる。
「お前マジで全てひっくり返すな…。てかこれ帰って大丈夫か? アイツ追いかけてこねえの?」
「わかんない。なんか僕の母親探しに行ってくるって言ってたから、逃げてもしばらくわかんないんじゃないの?」
「は? どういうことだ?」
「僕もよくわかんない。結局何がしたかったのかわかんないし。ーーでもたぶん、またあの人来るよ」
何をしに来たのかはよくわからなかった。
息子の力を取り込みたいのならばさっさと実行すればいいのに、なぜか姿を消された。
瑠璃花を探すと、意味深な一言を残して…。
「よくわかんねえから帰ったらイチから説明しろよ」
「聞いてもよくわかんないと思うよ」
「それでも聞かせろ。あー、疲れた。だりぃ、ねみぃ、腹減った。式始まるまでに少しは眠れっかな。ヒスイせんせの添い寝希望」
「膝枕なら許可します」
「マジか!」
途端に雫の顔がぱあっと輝く。
それを見てくすくす笑いながら、ヒスイは前へ前へ歩いた。



「ヒスイせんせ! 見たか!? ちゃんと見たか!?」
「見たよ! すっごくかっこよかった! 世界で一番かっこよかった!」
「っしゃあ! 走って来い! 俺が受け止めてやらあ!」
「うんっ!」
広げる腕の中に笑顔で飛び込んだ。
「卒業おめでとう!!」



「……拒否します」
明後日の方向を見つめながらヒスイはそう言った。
「え~、そんなこと言われてももう決まったことだから」
「……拒否します、拒絶します、却下します」
「明日の四月一日から、結界監視科の補助職員としてよろしくお願いします」
ぺこり、と校長に頭を下げられてはさらにイライラが増した。
「いいですよ、なんて僕は一度も言ってません」
「いいじゃん、大好きなあの子と公私混同しときなよ。それぐらい多めに見るからさ~」
「…何のことです」
「卒業式のあと、中庭でキミがあの子に駆け寄って抱きついたの知ってるんだから」
「……舌打ちの仕方教えてもらっていいですかね」
「どうせキミ舌噛んで大騒ぎするだけだよ。ごめんごめん、睨まないで、はいはいはいはい。で? キミ、あのとき何があったのさ。あの子から聞いて講堂に結界張ったはいいものの、キミは帰ってこないしあの子は出ていくし。結果的に生徒も先生も皆魔族から守られた。でも、説明ぐらいはしてほしいね」
「……」
ヒスイは俯いた。義眼のない左側の眼帯が、小さく揺れる。
「……サタンが来ました。理由は聞いてないけど恐らく、僕を取り込もうとしたんだと思う。だから、義眼捨てた。僕じゃ勝てないのわかってるけど、警察や対魔族の駆除隊が来るまでの時間稼ぎにはなると思った。…でも雫くんが来ました。彼、制服着てたからどこの誰だか詮索されると思った」
「交換条件として自分を差し出したわけね。じゃあまたサタン来るの?」
「知りませんよ、そんなの。…でも僕の母親も探してるみたいでした」
「今更? なんで?」
「知らないよ」
「なんか普通に歩いて帰ってきたけど、どうやって脱出したの? だってサタンの目があるはずでしょ」
「…教えません」
「え~? そこ秘密なの~?」
拗ねる校長に対し、にしし、とヒスイは笑ってみせた。
「ずいぶん丸くなったねえ。あれ、怒らないの? え、そういう反応するの? 恋ってすごーい」
「気持ち悪い声出さないでください。…僕のこと、マホウショウは気づいてますよね」
「だからこその隠れ蓑として補助職員って場所を用意したんだけど」
「バレたらあなただって全部失うよ」
「育ての親だからね、情ぐらいあるよ」
「……いつか後悔しますよ」
「後悔しないために頑張って今を生きるんですよ」
「……ほんとバカしかいないや……」
背を向けたヒスイに「プレゼント」と言って何かを放り投げられた。
手にすっぽり収まるエメラルドグリーンは見覚えがある。
「人間として、人生楽しみなさい」
眼帯を外したヒスイは、顔の左側へとそれを押し込む。
ドアを閉める直前に、ヒスイは両目を細めて笑った。
「ーーありがとう、お父さん」
ガタッ、と椅子が大きく揺れる音が聞こえ「え、え、今ボクのことお父さんって呼んでくれたの!?」という嬉しそうな声を背に校長室を出て行った。
卒業式も終わり、春休み。寮生活の生徒たちも実家に帰ったりでちらほらとしか学園内にはいない。
明日から先生か、と呟いた。
「文字もロクに読めないけど大丈夫なのかな。補助職員って何するんだろ」
雫の補助をしろということだが、この学園にそんな都合のいい補助職員なんていないから果して何をするのやら。
加えて文字も読めない書けないのである、一体何をしろと…ぶつくさ呟いていると突然、天井から雫の頭が生えてきて「ぎゃんっ!」と飛び退いては尻餅をついた。
「いたい…」
「お前いい加減慣れろや」
「だってそんなところから出てくるなんて思わないよ」
「慣れろ」
そして一回転して着地。尻餅をつくヒスイを引っ張り上げた。
「…もしかして聞いてた?」
「もちろん。公私混同してもいいって言われたら張り切るしかねえだろ」
「僕って何すればいいの」
「追々考える」
「あ、まだノープランですか…」
「忙しいからな。今日俺、引越し」
「え!? 初めて聞いたけど!?」
ぎょっとする。
確かに明日からは学生ではないので寮を出る必要があるだろう。
言ってくれたっていいのに、と思いながら、もうごはん食べれないんだなぁ、やら、今までみたいに一緒にいられないんだなぁ、とさみしい気持ちになる。
そしてそれを言ってくれなかったことに、複雑な思いを浮かべてしまった。
「ど、どこに引っ越すの? 町のほう?」
「お前ん家」
「…うん?」
「お前ん家。あとで大量の荷物が届くぞ。ほとんど本だけどな」
「……うん? え、僕の家? え、えっ!? 聞いてないけど!?」
「サプラーイズ」
「なんでそんな悠長に言えるの!? 大体僕の家ちっちゃいよ!?」
「お前とくっついて暮らすから別にいい」
「ただでさえキミ大男なのに!?」
「悪かったな大男で」
ぶに、と唇をつままれ、ヒスイは睨みあげた。
「僕の許可はどこに…」
「言っただろ? もう離さねぇ、って。だから俺の腕ん中でぬくぬくしとけ」
廊下の途中でぎゅっと抱きしめられる。
誰か人が通ったら、とか、こういうとこではやめてほしい、とか、色々な言葉が思い浮かぶけれど全部崩れ落ちた。
この腕の中でぬくぬくしたい。
ヒスイはそっと腕を伸ばして抱きついた。
「僕…この人生がんばってみたい。ずっと僕には価値なんてないって思ってたけど、違うみたいだから」
「少なくとも俺からは特別に思われてるのは確実だ。一緒に生きよう。な、ヒスイ」
額をかき上げられキスされる。
雫がヒスイを見つめる。ヒスイも赤い顔をしながら、ちょっと照れながらも雫を見つめた。
ふたりがそっと目を閉じ、顔が近づき…そしてヒスイの腹が、ぐうぅ、と盛大に鳴る。
「空気読めや!」
「だってお腹すいたんだもん!」
「魔族だったら食わんでも平気だろうが!」
「ごはん! キミの作ったごはんが食べたいっ!」
ため息をつきながら「空気読め…」と再び注意されながらも「ハンバーグ食べたい」と言うと睨まれた。
「そんな手の込んだものを作れと?」
「キミなら楽勝でしょ」
「チッ、しょうがねえな作ってやるよ。帰るぞ、俺たちの家に」
「うん!」
思いっきりジャンプすると、雫は嬉しそうに抱き止めてくれた。
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