174 / 744
2:カブキーフェスタへの道
174:龍脈の棟梁(シガミー)、おくづけ
しおりを挟む
「(五百乃大角、虎の巻……攻略本には、何が書いてあるんだ?)」
おれは宛鋳符悪党じゃねぇから、念話をつかっても悟られねぇ。
けど――
ヴォヴォォン――――ギッラギラギラギラァリン♪
杖にぶら下がり、獲物を嘲笑う――白昼の月影。
その眼に、すべてを見透かされてる……ような気がしてくる。
それでなくてもここまで近寄られたら、念話をひそめても盗み聞きされそうだし。
ふふぉん♪
『シンシナティック・ニューロネイション 超攻略絵巻読本
二二二二年二月二日
ふわふわおむれつすたじお
(C)Fuwafuwa Omuretsu Studio 2222』
五百乃大角が、件の攻略本を表示した。
わからんが、『二』が多い。
そして、ギラギラギラギラララァン!
表示の向こうに、透けて見える二つの眼光。
「――――ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタッ♪」
伯爵夫人は、普段は五百乃大角みたいな、のらりくらりとした感じだが。
ひとたび、〝ルードホルドの魔法杖〟を構えると、姫さんみたいな戦闘狂に早変わりだ。
「えーっとぉ、オルコトリアちゃんだっけぇ? 大人しーくーしぃーてぇーてぇーねぇぇぇぇー?」
おれから逸れた双眸から――ぼぉぉぉぉぅ。
――――ほそい人魂が立ち上った。
あの月影の眼光は、聖剣切れはしないが――人の活力を奪う人魂を放つ。
俗に言う狐火だ。日の本じゃ幽霊火とか鬼火とか、呼び名も色々あって知られた存在だが。
この世界には――
「――はイ。生命力ヲ、微かナ灯火に喩えル概念はありませン――」
武人オルコトリアとて、そうそう耐えられる物じゃあるまい。
「――――コォォーーン♪」
ぼぉうぼぉうぼぉう――――小さな狐火。
辺りが、うす暗くなる。
フッサフサの尻尾が揺れ、鬼娘の鼻先まで狐火が流れていく。
「ひぃぃぃぃっ――――!?」
長剣に掛けていた手が離れ、全身を縮こまらせた。
「そのくらいに、してやってくれんかのぅ? 〝死合う〟順番は、鬼娘のほうが先じゃて」
ぐりん――――首だけが、ふたたびコッチを向いた。
「けたけた、コツクツ、コォォン――――♪」
「――攻略本の著者は、猿なんとかさんじゃないわよ?――」
「(ソの下デす)」
ふぉふぉん♪
『発行人:猿田太郎光藏坊命綱切彦左衛門
発行所:神式会社鷹禍祓社
凹京都左右区スタインベルグ新町11-寅辻3
綱疋ビルB44F』
「猿田太郎光藏坊命綱切彦左衛門――――なげぇっ!?」
あまりの長さに、つい大声で、読んじまった。
「ココォン♪ 光藏坊綱切――――ほおらぁ、やっぱりご自分の生前のお名前を、覚えていらっしゃるじゃありませんのーぉ……すこし長すぎる気もぉぉ、しぃまぁすぅけぇどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ?」
グリグリとめまぐるしく首を動かす、妖狐ルリーロ。
「やめい! ギラギラした瞳が、まぶしくてかなわんわぃ!」
何じゃぁ、その鶏みたいな動きわぁ!
威圧か? 威圧しとるのかっ?
こんにゃろうめ、
なんか、イラッとしてきたぞ。
ふぉん♪
『イオノ>どういうことよ?
「――類推すルに、ルリーロ・イナリィ・コントゥルと縁ノあった天狗につらナる者と思われマす――」
ふぉふぉん♪
『イオノ>天狗の子孫が、この世界のゲーム攻略本を出した会社の〝お偉いさん〟ってこと?』
「――はイ――」
「(まっさか、天狗が神々の国に移住してるたぁなぁ)」
するってぇと、このまま天狗を名乗りつづけると、いらぬ面倒に巻きこまれかねねぇってことか――?
奥方さまの、この世とのつながりが、まだよくわからねぇけど――たぶん、そういうこったろ?
「ふぅ、つもるお話しもございますぅがぁ――――ふしゅるるぅ♪」
おれたちを散々脅かして、気がすんだのか――
狐火が消え、膨れていた尻尾がしゅるると、元にもどった。
それでも柔らかで太い尻尾が、天狗をさわりとなでる。
ガラララッ――――まわりの岩が崩れ、自由を取りもどした。
助かったけど。
いまのは天狗ごとき、〝ひと撫でで粉々だ〟という、脅しだろうか?
「よっと♪ ひとまずは、お掴まりくださいませぇ♪」
杖にくるんと、はい上がる伯爵夫人。
「……まったくもう、本当に私のことを、お忘れになっていたなら……〝星を落とす〟所でしたわっ……まったくもう……ぶつぶつ」
ぶつぶつ言いながら、杖が降りてきた。
引き上げてくれるつもりらしい。
では、遠慮無く――がしり。
「天狗に何の用かわからんが、この老体じゃ、すこしは労ってくれんかの?」
持ちあがりはじめた杖が、ピタリと止まった。
天狗の足につかまり、埋まった体を引きぬいてた鬼娘も、埋まったまま止まる。
ぶっっわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ――――――――――――――――――――!!!
ふたたび膨れあがる尻尾!
ぼごぅごぉぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ―――――――――――――――――――!!!
青白い炎が、どこまでも高く昇っていく。
「ど、どうなさったのじゃ! 奥方よ!?」
「――――、っ――!?」
天狗の足を放し、必死に逃げていくオルコトリア。
「あなたわぁ――――だぁれぇ?」
ゆーっくりと旋回する魔法杖。
その先端が大きく開いていく。
ひとまず、話でもするんじゃ無かったのか!?
おれわしぼくわたし――――なんかまずいことでも言ったかぁ――――!?
ニコリとした、微笑み。
斜めしたを見さだめ、静止。
ピピピプ――――ッ♪
『<ロックオンされました。回避してください>』
画面に出た赤い文字。
意味はわからんが――
やべぇ、殺られる。
いくさ場で、何度か感じたことがある。
ひたり――――冷たい手を、首筋や脇腹に添えられたような。
その静寂を――――ぽっきゅむぽきゅぅむーんっ♪
面白い音が――――打ち砕いた。
ルリーロを杖ごと吹っとばしたのは――――若草色の鏡餅みたいな姿形。
「いまのうちだ!」
隙間がありゃ、金剛力で跳びあがれる。
バキャッ――――トトォン、すたん!
距離を取って、振りかえった。
ルリーロに蹴りを入れた、魔物みたいなヤツが――青白い炎に、まとわりつかれてる。
それは巨大な猫耳頭を、ぐらつかせながら、〝構え〟のような、姿勢を取った。
ぽっきゅむぅんっ――――♪
まとわりついていた仄暗い炎が、陽光に溶けてかき消えた。
おれは宛鋳符悪党じゃねぇから、念話をつかっても悟られねぇ。
けど――
ヴォヴォォン――――ギッラギラギラギラァリン♪
杖にぶら下がり、獲物を嘲笑う――白昼の月影。
その眼に、すべてを見透かされてる……ような気がしてくる。
それでなくてもここまで近寄られたら、念話をひそめても盗み聞きされそうだし。
ふふぉん♪
『シンシナティック・ニューロネイション 超攻略絵巻読本
二二二二年二月二日
ふわふわおむれつすたじお
(C)Fuwafuwa Omuretsu Studio 2222』
五百乃大角が、件の攻略本を表示した。
わからんが、『二』が多い。
そして、ギラギラギラギラララァン!
表示の向こうに、透けて見える二つの眼光。
「――――ケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタケタッ♪」
伯爵夫人は、普段は五百乃大角みたいな、のらりくらりとした感じだが。
ひとたび、〝ルードホルドの魔法杖〟を構えると、姫さんみたいな戦闘狂に早変わりだ。
「えーっとぉ、オルコトリアちゃんだっけぇ? 大人しーくーしぃーてぇーてぇーねぇぇぇぇー?」
おれから逸れた双眸から――ぼぉぉぉぉぅ。
――――ほそい人魂が立ち上った。
あの月影の眼光は、聖剣切れはしないが――人の活力を奪う人魂を放つ。
俗に言う狐火だ。日の本じゃ幽霊火とか鬼火とか、呼び名も色々あって知られた存在だが。
この世界には――
「――はイ。生命力ヲ、微かナ灯火に喩えル概念はありませン――」
武人オルコトリアとて、そうそう耐えられる物じゃあるまい。
「――――コォォーーン♪」
ぼぉうぼぉうぼぉう――――小さな狐火。
辺りが、うす暗くなる。
フッサフサの尻尾が揺れ、鬼娘の鼻先まで狐火が流れていく。
「ひぃぃぃぃっ――――!?」
長剣に掛けていた手が離れ、全身を縮こまらせた。
「そのくらいに、してやってくれんかのぅ? 〝死合う〟順番は、鬼娘のほうが先じゃて」
ぐりん――――首だけが、ふたたびコッチを向いた。
「けたけた、コツクツ、コォォン――――♪」
「――攻略本の著者は、猿なんとかさんじゃないわよ?――」
「(ソの下デす)」
ふぉふぉん♪
『発行人:猿田太郎光藏坊命綱切彦左衛門
発行所:神式会社鷹禍祓社
凹京都左右区スタインベルグ新町11-寅辻3
綱疋ビルB44F』
「猿田太郎光藏坊命綱切彦左衛門――――なげぇっ!?」
あまりの長さに、つい大声で、読んじまった。
「ココォン♪ 光藏坊綱切――――ほおらぁ、やっぱりご自分の生前のお名前を、覚えていらっしゃるじゃありませんのーぉ……すこし長すぎる気もぉぉ、しぃまぁすぅけぇどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ?」
グリグリとめまぐるしく首を動かす、妖狐ルリーロ。
「やめい! ギラギラした瞳が、まぶしくてかなわんわぃ!」
何じゃぁ、その鶏みたいな動きわぁ!
威圧か? 威圧しとるのかっ?
こんにゃろうめ、
なんか、イラッとしてきたぞ。
ふぉん♪
『イオノ>どういうことよ?
「――類推すルに、ルリーロ・イナリィ・コントゥルと縁ノあった天狗につらナる者と思われマす――」
ふぉふぉん♪
『イオノ>天狗の子孫が、この世界のゲーム攻略本を出した会社の〝お偉いさん〟ってこと?』
「――はイ――」
「(まっさか、天狗が神々の国に移住してるたぁなぁ)」
するってぇと、このまま天狗を名乗りつづけると、いらぬ面倒に巻きこまれかねねぇってことか――?
奥方さまの、この世とのつながりが、まだよくわからねぇけど――たぶん、そういうこったろ?
「ふぅ、つもるお話しもございますぅがぁ――――ふしゅるるぅ♪」
おれたちを散々脅かして、気がすんだのか――
狐火が消え、膨れていた尻尾がしゅるると、元にもどった。
それでも柔らかで太い尻尾が、天狗をさわりとなでる。
ガラララッ――――まわりの岩が崩れ、自由を取りもどした。
助かったけど。
いまのは天狗ごとき、〝ひと撫でで粉々だ〟という、脅しだろうか?
「よっと♪ ひとまずは、お掴まりくださいませぇ♪」
杖にくるんと、はい上がる伯爵夫人。
「……まったくもう、本当に私のことを、お忘れになっていたなら……〝星を落とす〟所でしたわっ……まったくもう……ぶつぶつ」
ぶつぶつ言いながら、杖が降りてきた。
引き上げてくれるつもりらしい。
では、遠慮無く――がしり。
「天狗に何の用かわからんが、この老体じゃ、すこしは労ってくれんかの?」
持ちあがりはじめた杖が、ピタリと止まった。
天狗の足につかまり、埋まった体を引きぬいてた鬼娘も、埋まったまま止まる。
ぶっっわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁっ――――――――――――――――――――!!!
ふたたび膨れあがる尻尾!
ぼごぅごぉぅぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ―――――――――――――――――――!!!
青白い炎が、どこまでも高く昇っていく。
「ど、どうなさったのじゃ! 奥方よ!?」
「――――、っ――!?」
天狗の足を放し、必死に逃げていくオルコトリア。
「あなたわぁ――――だぁれぇ?」
ゆーっくりと旋回する魔法杖。
その先端が大きく開いていく。
ひとまず、話でもするんじゃ無かったのか!?
おれわしぼくわたし――――なんかまずいことでも言ったかぁ――――!?
ニコリとした、微笑み。
斜めしたを見さだめ、静止。
ピピピプ――――ッ♪
『<ロックオンされました。回避してください>』
画面に出た赤い文字。
意味はわからんが――
やべぇ、殺られる。
いくさ場で、何度か感じたことがある。
ひたり――――冷たい手を、首筋や脇腹に添えられたような。
その静寂を――――ぽっきゅむぽきゅぅむーんっ♪
面白い音が――――打ち砕いた。
ルリーロを杖ごと吹っとばしたのは――――若草色の鏡餅みたいな姿形。
「いまのうちだ!」
隙間がありゃ、金剛力で跳びあがれる。
バキャッ――――トトォン、すたん!
距離を取って、振りかえった。
ルリーロに蹴りを入れた、魔物みたいなヤツが――青白い炎に、まとわりつかれてる。
それは巨大な猫耳頭を、ぐらつかせながら、〝構え〟のような、姿勢を取った。
ぽっきゅむぅんっ――――♪
まとわりついていた仄暗い炎が、陽光に溶けてかき消えた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる