466 / 744
4:龍撃の学院
466:央都猪蟹屋プレオープン、深夜の部
しおりを挟む
「まぁ、なんでも良いけどぉお、シガミーちゃぁぁん♪ 天狗の野郎さまを今すぐ、呼・ん・でぇ・くれるのでしょぉ? クツクツクツクツケェーッタケタケタッ♪」
檜舞台の上に映し出された、『天狗対リカルル戦』を見つめる辺境伯夫人。
月影の瞳に、無数の光輪が散りばめられる!
「今日の所は勘弁してくれ。暗闇の中で崖を降りたり登ったりするのは、骨が折れらぁな」
そういや、天狗たちの棲み家が険しいのは――
おいそれと、訪ねて行けねぇようにするためだった。
「崖ぇ!? 何でぇ、そんな所に――っていうかあの野郎さまわぁ、確かにいつも深い山奥に居たわねぇー。ちっ、夜襲が掛けづらいですわ」
何故、危険な場所に居を構えるのかと言われれば――襲撃者がいるから。
はは、うってつけの良い、言い訳が出来たぜ。
「天狗さまとの立ち会いは、どうするのですか?」
リオレイニアは、コントゥル家に仕える家系だ。
冒険者パーティー『シガミー御一行様』に属していても、目のまえの辺境伯名代の側に付くのは当然だ。
「わかった。明日にでも聞いてみるよ」
レイダ材を二つに出来たのは、ルリーロだけだ。
約束は約束だ。一応真面目に考える。
「(どう思う迅雷?)」
ふぉん♪
『>私が天狗装束でリカルルと渡り合えたのは、
新規作成した家宝〝『亥の目シリーズ一式【片喰・蹄】〟と、
〝蹄のロッド【全属性・片喰】〟の性能に寄る所が大きいです』
そうだな。そう考えると姫さんの甲冑は、〝危ねえ〟が過ぎるぜ。
ふぉん♪
『>妖狐ルリーロ・イナリィ・コントゥルと尋常に立ち会った場合。
激闘の末にふたたび神域惑星もしくは未知の惑星へ飛ばされるか、
シガミーが滅モードを使用することになると思われます』
そうだな。そう考えると奥方さまの魔法杖も、〝危ねえ〟が過ぎるぜ。
「(辺境伯名代には申し訳ねぇが天狗には、また用事を作って引っ込んでてもらうしかねぇよなぁー)」
烏天狗は装備修理の仕事もあるし、しばらくの間は手元に置いときてぇから――
「(悪いけど迅雷。明日にでも天狗装束で旅立ってくれ)」
ふぉん♪
『>了解しました』
§
「ららぁん♪ 青いですらぁん?」
王女がやってきた。
なんでも「先ほど、工房の女神像宛にイオノファラーさまから、夜会へのお誘いがありましたので――」
夜会だぁ?
そんな大層なもんじゃねぇやい。
どうりで、頭の上からつま先まで、煌びやかなわけだ。
「らっしゃい、王女さま! 悪ぃな、うちの神さんが無理言ったみたいでよ、へへっ♪」
せいぜい愛想を良くしておく。
なんせ、このままだと――明日納品分の軍用全天球レンズを、作ってる暇がねぇからだ。
「「おうじょさま、こんばんわっ! すっごく、お綺麗っ!」」
子供たちが来た。
走るな危ねぇ。
「うふふふふっ――そーでしょぉー?」
自慢げな少女メイド・タター。
彼女の所属は、あくまでコントゥル家侍女隊である。
猪蟹屋従業員でも、王女付きの専属メイドでもない。
それでも、さまざま経緯と懇意によって――
普段からメイドを伴わない王女のお世話を、少女が自ら買って出ているのだ。
ヴォ――洞窟めし処の壁に、大きく表示される現在時刻は『22:13』。
タターは半分仕事だから、もう少し王女に付かせて置いても良いが――
レイダとビビビーは、そろそろ寝かしつけねぇと。
「ではそろそろ、ラストオーダーにしますか? 私だけでも、お料理は回せますけど、うふふ?」
でかい鍋を細腕で担いできた茅の姫が、まっ平らな力こぶをみせつける。
星神のあの体は、おれがあの世から持って帰ってきた特別製だ。
迅雷の金剛力がなくても、それ以上に飛び回れるようになった今のおれには敵うまいが――
並みの人間なら相手にならんほどの、速さと強さと硬さを備えている。
体力的には心配要らんが、全部任せちまえるほどは――
信用できない所もあるし、何より申し訳ない。
一応、この土地を司る神だしな。
「「らすとオーガー?」」
「本日は、店じまいと言うことでーすー」
リオレイニアがうしろから、子供たちの首根っこを押さえた。
「良いじゃないっ、どーせ明日明後日は、学院もお休みだし!」
「そーよ、そーよ! シガミーちゃんだけズルい!」
「おれは厨房に入らねぇと、いけねぇだろうが――!」
がはっははははははははははっ――――♪
唸る大杯。
追加で甘ぇ酒と苦ぇ酒を造れるだけ造っといたから、朝までは持つだろうが――
酒の肴を出してやらんとならん。
「「じゃぁ、あと30分だけっ!」」
ちょうど天狗対リカルル戦の、再々映像が始まったから――
「あれが、終わるくらいまでだからな?」
王女も来たばかりだし、もう少しだけ好きにさせてやることにする。
あの新旧のコントゥル家家宝による試し斬り勝負は、実際の時間は10分にも満たない。
けど、迅雷による見世物としての煽りと、詳しい解説なんかを交えると――
約30分の映像になるのだ。
「「ははーい♪ おうじょさま、こっちこっち!」」
子供たちが、王女を引っぱって――
通称、黄緑席まで案内する。
おにぎりと天ぷら号が、大人しく食事をし――
ときおり注文が重なったときに、ちょっとだけ配膳を手伝ってくれる。
そんな朗らかなんだか、忙しないんだかよくわからん――
大人たちの喧騒から少し離れた、めし処の隅っこ。
「まずは、デザートでも出してやるか――」
今の時間だと、夕飯は食っただろうし。
厨房への階段を降り――
「王女さまっ! これ見てこれっ!」
ごとん♪
あ、レイダめ。
いきなり、メインの酒の肴を出しやがった!
「シガミーちゃんとレイダちゃんと迅雷が、作ったんだよ♪」
あのあと何体か作らされた、レイダ材製の人形。
それを並べていく、ビビビー嬢。
「かわいい、青い! それに硬い?」
ココココン?
「まってまって、痛い痛ぁい。ラプトル姫さま。これはあたくし、あたくしさまでしたぁー♪」
人形に混じる根菜が、楽しそうにしてる。
ふぉん♪
『>シガミー。そろそろ烏天狗が受けた、修繕仕事を始めないと』
ああ、わかってる。
明日の朝一からレア武器を受け取りに、小隊長クラスの兵隊さんたちが店に来るからな。
檜舞台の上に映し出された、『天狗対リカルル戦』を見つめる辺境伯夫人。
月影の瞳に、無数の光輪が散りばめられる!
「今日の所は勘弁してくれ。暗闇の中で崖を降りたり登ったりするのは、骨が折れらぁな」
そういや、天狗たちの棲み家が険しいのは――
おいそれと、訪ねて行けねぇようにするためだった。
「崖ぇ!? 何でぇ、そんな所に――っていうかあの野郎さまわぁ、確かにいつも深い山奥に居たわねぇー。ちっ、夜襲が掛けづらいですわ」
何故、危険な場所に居を構えるのかと言われれば――襲撃者がいるから。
はは、うってつけの良い、言い訳が出来たぜ。
「天狗さまとの立ち会いは、どうするのですか?」
リオレイニアは、コントゥル家に仕える家系だ。
冒険者パーティー『シガミー御一行様』に属していても、目のまえの辺境伯名代の側に付くのは当然だ。
「わかった。明日にでも聞いてみるよ」
レイダ材を二つに出来たのは、ルリーロだけだ。
約束は約束だ。一応真面目に考える。
「(どう思う迅雷?)」
ふぉん♪
『>私が天狗装束でリカルルと渡り合えたのは、
新規作成した家宝〝『亥の目シリーズ一式【片喰・蹄】〟と、
〝蹄のロッド【全属性・片喰】〟の性能に寄る所が大きいです』
そうだな。そう考えると姫さんの甲冑は、〝危ねえ〟が過ぎるぜ。
ふぉん♪
『>妖狐ルリーロ・イナリィ・コントゥルと尋常に立ち会った場合。
激闘の末にふたたび神域惑星もしくは未知の惑星へ飛ばされるか、
シガミーが滅モードを使用することになると思われます』
そうだな。そう考えると奥方さまの魔法杖も、〝危ねえ〟が過ぎるぜ。
「(辺境伯名代には申し訳ねぇが天狗には、また用事を作って引っ込んでてもらうしかねぇよなぁー)」
烏天狗は装備修理の仕事もあるし、しばらくの間は手元に置いときてぇから――
「(悪いけど迅雷。明日にでも天狗装束で旅立ってくれ)」
ふぉん♪
『>了解しました』
§
「ららぁん♪ 青いですらぁん?」
王女がやってきた。
なんでも「先ほど、工房の女神像宛にイオノファラーさまから、夜会へのお誘いがありましたので――」
夜会だぁ?
そんな大層なもんじゃねぇやい。
どうりで、頭の上からつま先まで、煌びやかなわけだ。
「らっしゃい、王女さま! 悪ぃな、うちの神さんが無理言ったみたいでよ、へへっ♪」
せいぜい愛想を良くしておく。
なんせ、このままだと――明日納品分の軍用全天球レンズを、作ってる暇がねぇからだ。
「「おうじょさま、こんばんわっ! すっごく、お綺麗っ!」」
子供たちが来た。
走るな危ねぇ。
「うふふふふっ――そーでしょぉー?」
自慢げな少女メイド・タター。
彼女の所属は、あくまでコントゥル家侍女隊である。
猪蟹屋従業員でも、王女付きの専属メイドでもない。
それでも、さまざま経緯と懇意によって――
普段からメイドを伴わない王女のお世話を、少女が自ら買って出ているのだ。
ヴォ――洞窟めし処の壁に、大きく表示される現在時刻は『22:13』。
タターは半分仕事だから、もう少し王女に付かせて置いても良いが――
レイダとビビビーは、そろそろ寝かしつけねぇと。
「ではそろそろ、ラストオーダーにしますか? 私だけでも、お料理は回せますけど、うふふ?」
でかい鍋を細腕で担いできた茅の姫が、まっ平らな力こぶをみせつける。
星神のあの体は、おれがあの世から持って帰ってきた特別製だ。
迅雷の金剛力がなくても、それ以上に飛び回れるようになった今のおれには敵うまいが――
並みの人間なら相手にならんほどの、速さと強さと硬さを備えている。
体力的には心配要らんが、全部任せちまえるほどは――
信用できない所もあるし、何より申し訳ない。
一応、この土地を司る神だしな。
「「らすとオーガー?」」
「本日は、店じまいと言うことでーすー」
リオレイニアがうしろから、子供たちの首根っこを押さえた。
「良いじゃないっ、どーせ明日明後日は、学院もお休みだし!」
「そーよ、そーよ! シガミーちゃんだけズルい!」
「おれは厨房に入らねぇと、いけねぇだろうが――!」
がはっははははははははははっ――――♪
唸る大杯。
追加で甘ぇ酒と苦ぇ酒を造れるだけ造っといたから、朝までは持つだろうが――
酒の肴を出してやらんとならん。
「「じゃぁ、あと30分だけっ!」」
ちょうど天狗対リカルル戦の、再々映像が始まったから――
「あれが、終わるくらいまでだからな?」
王女も来たばかりだし、もう少しだけ好きにさせてやることにする。
あの新旧のコントゥル家家宝による試し斬り勝負は、実際の時間は10分にも満たない。
けど、迅雷による見世物としての煽りと、詳しい解説なんかを交えると――
約30分の映像になるのだ。
「「ははーい♪ おうじょさま、こっちこっち!」」
子供たちが、王女を引っぱって――
通称、黄緑席まで案内する。
おにぎりと天ぷら号が、大人しく食事をし――
ときおり注文が重なったときに、ちょっとだけ配膳を手伝ってくれる。
そんな朗らかなんだか、忙しないんだかよくわからん――
大人たちの喧騒から少し離れた、めし処の隅っこ。
「まずは、デザートでも出してやるか――」
今の時間だと、夕飯は食っただろうし。
厨房への階段を降り――
「王女さまっ! これ見てこれっ!」
ごとん♪
あ、レイダめ。
いきなり、メインの酒の肴を出しやがった!
「シガミーちゃんとレイダちゃんと迅雷が、作ったんだよ♪」
あのあと何体か作らされた、レイダ材製の人形。
それを並べていく、ビビビー嬢。
「かわいい、青い! それに硬い?」
ココココン?
「まってまって、痛い痛ぁい。ラプトル姫さま。これはあたくし、あたくしさまでしたぁー♪」
人形に混じる根菜が、楽しそうにしてる。
ふぉん♪
『>シガミー。そろそろ烏天狗が受けた、修繕仕事を始めないと』
ああ、わかってる。
明日の朝一からレア武器を受け取りに、小隊長クラスの兵隊さんたちが店に来るからな。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
俺、何しに異世界に来たんだっけ?
右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」
主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。
気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。
「あなたに、お願いがあります。どうか…」
そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。
「やべ…失敗した。」
女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!
『悪魔クロとやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は秘密の力で人間の頂点を狙う』
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
50歳元艦長、スキル【酒保】と指揮能力で異世界を生き抜く。残り物の狂犬と天然エルフを拾ったら、現代物資と戦術で最強部隊ができあがりました
月神世一
ファンタジー
「命を捨てて勝つな。生きて勝て」
50歳の元イージス艦長が、ブラックコーヒーと海軍カレー、そして『指揮能力』で異世界を席巻する!
海上自衛隊の艦長だった坂上真一(50歳)は、ある日突然、剣と魔法の異世界へ転移してしまう。
再就職先を求めて人材ギルドへ向かうも、受付嬢に言われた言葉は――
「50歳ですか? シルバー求人はやってないんですよね」
途方に暮れる坂上の前にいたのは、誰からも見放された二人の問題児。
子供の泣き声を聞くと殺戮マシーンと化す「狂犬」龍魔呂。
規格外の魔力を持つが、方向音痴で市場を破壊する「天然」エルフのルナ。
「やれやれ。手のかかる部下を持ったもんだ」
坂上は彼らを拾い、ユニークスキル【酒保(PX)】を発動する。
呼び出すのは、自衛隊の補給物資。
高品質な食料、衛生用品、そして戦場の士気を高めるコーヒーと甘味。
魔法は使えない。だが、現代の戦術と無限の補給があれば負けはない。
これは、熟練の指揮官が「残り物」たちを最強の部隊へと育て上げ、美味しいご飯を食べるだけの、大人の冒険譚。
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
【完結】剣の世界に憧れて上京した村人だけど兵士にも冒険者にもなれませんでした。
もる
ファンタジー
剣を扱う職に就こうと田舎から出て来た14歳の少年ユカタは兵役に志願するも断られ、冒険者になろうとするも、15歳の成人になるまでとお預けを食らってしまう。路頭に迷うユカタは生きる為に知恵を絞る。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる