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僕は

抜けない気持ち

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性欲が沸き立つ夏。警察と年確を怖がりながら友達と居酒屋で飲んでいた。そんな夜、僕は風俗譲と初めてセックスをした。
18歳になって調子に乗りお酒を飲み始め、久々に再会した友達と夜の街で飲むことになった。
初めての夜の街、見る景色全てが興奮させた。少しでも屈んだらパンツが見えそうなミニスカートを履いたキャバ譲、性欲を掻き立てられる女性が映ったエロい看板、夜の街はアソコをむずむずさせた。
そんな街で飲んだだけではつまらないと感じた自分と友達、街の欲深い手招きについていくとキャッチに話しかけられた。

「セックスが出来る。」

その言葉に勃起してしまった。
初めて入り込んだ大人の世界、何も分からずただセックスがしたい一心でキャッチについていった。
するためだけに作られたであろ安っぽいレンタルルームに連れて来られた。
壁は薄く、2畳ほどしかない部屋。
質素に存在するベット。行為前に体を洗うシャワールーム。
夢に見ていたセックス、画面越しで虚しく自慰をする日々、女性を知れる、嬉しさと緊張感そして未成年でこんなことしていいのかという罪悪感を感じているとドアが鳴った。
勃起しているのを隠しながら鍵を開けた。

風俗譲の真っ黒な目、生気を感じられない容姿、ローションや行為に使う道具を入れるバック、ペニスに毛が生えた程度のクソガキがムラムラを消化するためだけにセックスをさせる自分が虚しくなった。
それなのにアソコはずっと気持ちと相反してズボンをもっこりさせていた。
自分は偽善と性欲しか持ち合わせないと悲しくなった。

たわいない話から服を脱ぎ初め、下着、胸、お尻、アソコをじろじろ見ながら初めて見る女性の裸体を見て勃起しているペニスを晒しながら自分も脱いでいく。

シャワールームで密着になりながら僕の体に優しく石鹸をつける。
明るくてはっきり見える胸。触ってもいいのかと脳内で自問自答しながら洗い終わった。

ベットに来た。何をどう始めいいのか分からない。緊張してきた。
風俗譲が痺れを切らし、

「私から攻めますね」

その言葉に流されて前戯は終わった。
顔と顔が近くなりキスをした。
口の中に舌が入り込んできた。
それと同時に香ってきた口臭。
口臭が気になってキスどころではなかった。
女性は全てが綺麗で全てがいい匂いそんな淡い妄想も全て口臭がかき消した。

それから
セックスをする瞬間が来た、
それなのに
何故だろう興奮しなくなってきた。
お尻を向けて退屈そうに待っている風俗譲の穴に向けて挿してみる。
全然挿さらない。それどころかだんだん萎えてきた。
体勢を変えて正常位になりなんとか挿してみる。
思っていたのとは違う、気持ち良くない。
AVを真似して腰を振ってみる。
動きに合わせて演技だと分かる声を出し始めた。声を出すたびまた臭いがする。
そこでまた萎えそうになった。

疲れた。何もない。
鼻に口臭だけが残り、アラームが鳴った。

風俗譲が帰った。
女性器特有の鉄鉄しい匂いが手に残っていた。
ムラムラした。
イライラした。
勃起した。

腹いせに自慰をした。
射精で飛び出た精子と自分の気持ちをティッシュで拭き取った。
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