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あとがき
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ここまで読んでいただき、まことにありがとうございます。本作品『クールで一途な白雪さん』通称 "クー白" の作者 隆頭と申します。
最終話はなんと、龍彦や繭奈の視点ではなく、彼らを近くで見ていた冬夏のものとなりました。彼女も第二のヒロインですから、せっかくなので二人を眺めるENDにしようという考えですね。
龍彦も繭奈に負けず劣らずデレているぞ、という感じ。
さて、当作品ですが実は "クーデレヒロインの作品を書きたい!" という些細な動機から始まったものでごさいます。本当はもっとダークな展開にする予定でしたが、その方向性は別作品である『感情という錘』へと譲り(というか任せて)、こちらはラブコメへとシフトしたという経緯があります。ちなみに、本作と『感情という錘』とは同じ時間軸どころか同じ時代……というか並列するような流れとなっています。
つまり、こちらとあちらの主人公は同い年なのです。地元が近いというだけで接点はないですが。
ちなみに、途中で出てきた大学生カップルの好透と栞ですが、彼らはあちらの作品に出てくるカップル先輩と接点があります。
もちろん彼らの馴れ初めは別作品にて語られております。
こういう他作品との繋がりみたいなの大好きです。癖みたいなもんですね。
そんなこんなで、完全ラブコメ方面へシフトしたこの作品。一番のシリアスシーンはやはり、序盤にて告美たちが龍彦と関係がヒリついたところです。
彼としては、本当にあのまま告美たちとの関係を断っても構わないと考えていました。
中学時代に繭奈絡みで散々な扱いを受けたわけで、その記憶が褪せないままにトラブルが再発しかけたのはダメージが大きかったようですね。
ましてやその当事者の一人と言っても過言ではない繭奈が同じクラスにいて、いつでも思い出すような状態。あの時の彼は軽く荒んでいました。八つ当たりするような性格ではなかったのが幸いして、問題なく乗り越えようとしている最中でもあったわけです。
そんな折に告美と仲良くなり、彼の心境に好転があったと思った束の間、あのアホ男子に彼女らがありもしないことを吹き込まれて信じてしまう。そしてまたも龍彦の心に翳りが出てしまいました。
奇しくもそれを救ったのは、他ならぬ繭奈でした。まぁ無意識に人の悪意を炙り出して龍彦を独占しようとしたのは割とあくどいですが、付き合えれば勝ちみたいなもんです。
あの時の冬夏は既に帰っており、友人たちと遊びに行っていました。まぁいたところで野次馬にも交ざらずさっさと帰るのでなにも変わらないですが。
人というのは不思議なもので、好意好感といったプラスから始まった関係というのは、疑いや悪意から反転すると関係が崩れやすく、逆に悪意や疑念など、マイナスから始まった関係ほど反転すると、強い信頼を築くようになります。
告美たちと繭奈や冬夏たちの対比が、この作品の一つのテーマでもあります。それにしたって告美たちは仲良すぎな気もしますが、それは雨降って地固まるというやつです。
ただ、せっかくのチャンスを永遠に逃したという意味では間違ってないかな……?と解釈します。
もちろんプラスから始まった関係も、長い時間と経験を経てより強固なものへとなりますが、その間には喧嘩をすることもあれが、恋人同士なら別れることだってあるでしょう。半ば絶交状態になる友人だってありえます。
そこから立ち直るには本人たち次第というのもありますが、そのまま疎遠になるなんてよくある話でもあります。
そもそも関わり始めて数日と経たないうちのソレですから、信頼関係も当然希薄です。好きなら信じるべきとも言えますが、告美たちからすると、相手がもし女性に好意や欲を持て余して暴走し、その人のものを盗むような人なら身の危険を感じて、警戒心を抱くのもありえないことではないと思います。
その疑いがあるのなら、嫌悪の対象になるなんてそれこそそこかしこで聞く話。
その内容の真偽は関係なく、ソースは誰かが言っていたというだけで充分なのです。火のない所になんとやらって理屈ですね。
もう少しだけでも関わる期間があれば、もしかしたら龍彦を信じて寄り添う世界線があったかもしれません。
それはまた別のお話。
その逆に、例えば冬夏は最初の悪印象から繭奈を通じて反転し、 "あれ?コイツめっちゃ良い奴じゃね?" となりました。その果てがこの最終回です。
元々関係はマイナスだから、彼女からしても龍彦からしても下がることはない。なので、意外とダメージが少なかったのが理由としてあるでしょうか。
マイナスから始まった関係だから、そこから積み上げた信頼関係はとても強いです。それは盲信と言えるほどに。
だから、まだまだ冬夏は龍彦から離れられません。強く信頼し、初めてを捧げ、親友を任せられる相手だからこそ、傍で眺めるという理由をつけて。
引くに引けない。それも一つの理由です。
それはそうと、繭奈に関してはもうご存知の通りですね。異性からのアプローチにうんざりしていた中、フラットに接してくる龍彦にはある種の安心感を抱いており、その時点ではまだ好意を抱いていませんでした。
しかし例の事件で驚きを抱いたものの、その後に出てきたのが喜びでした。干渉してこない相手が実は自分のことが好きで、いつもそれを我慢していたのだと。
物を盗られたのだから、普通なら不快になるはず。しかし繭奈はそうでなく、むしろ興味を抱きました。もちろん濡れ衣だと知った後も。
しかし、進まない関係、一向に縮まらない距離と裏腹な態度の自分。長く持ち続けた興味は次第に好意へと昇華され、それは熟成されるばかり。
そして第一話の時間へと進み、時を重ねた彼女は決心しました。ちょっと暴走気味でしたけどね。
しかしそれは、果たして実を結びました。
龍彦も龍彦で、今まで嫌われていたと思っていた相手が、実は好きだったと知って驚き、悶々と悩み助けられ……最初は警戒していたものの、最後はもうメロメロになってました。
気が付けば他者の干渉は問題にならないほど、強固な関係になりました。
それこそ、スワッピングしても離れられないほどに。ちなみに茂たちもあれからだいぶ熱くなったようです。思わぬ副産物。
龍彦たちの関係のイメージとしては、NTRの展開の一つである "大学の新歓で酔わされて先輩のお持ち帰り、そして弱みを握られてそのままズルズルと……" みたいな展開があったとしましょう。
しかし繭奈が持ち帰りされたとしても、彼女なら素直に龍彦話します。例えその時は悲しませたとしても、事態を悪化させたり長期化させるくらいなら解決させたいと思うからですね。
これくらいじゃ私たちは断ちきれないぞと、繭奈も冬夏そう信じています。あれを引き裂くのは不可能ですね。どうかお幸せにということで、あとがきと締めさせていただきます。
長々としてしまいましたが、あとがきにお付き合いいただきありがとうございました。
これからも執筆活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
最終話はなんと、龍彦や繭奈の視点ではなく、彼らを近くで見ていた冬夏のものとなりました。彼女も第二のヒロインですから、せっかくなので二人を眺めるENDにしようという考えですね。
龍彦も繭奈に負けず劣らずデレているぞ、という感じ。
さて、当作品ですが実は "クーデレヒロインの作品を書きたい!" という些細な動機から始まったものでごさいます。本当はもっとダークな展開にする予定でしたが、その方向性は別作品である『感情という錘』へと譲り(というか任せて)、こちらはラブコメへとシフトしたという経緯があります。ちなみに、本作と『感情という錘』とは同じ時間軸どころか同じ時代……というか並列するような流れとなっています。
つまり、こちらとあちらの主人公は同い年なのです。地元が近いというだけで接点はないですが。
ちなみに、途中で出てきた大学生カップルの好透と栞ですが、彼らはあちらの作品に出てくるカップル先輩と接点があります。
もちろん彼らの馴れ初めは別作品にて語られております。
こういう他作品との繋がりみたいなの大好きです。癖みたいなもんですね。
そんなこんなで、完全ラブコメ方面へシフトしたこの作品。一番のシリアスシーンはやはり、序盤にて告美たちが龍彦と関係がヒリついたところです。
彼としては、本当にあのまま告美たちとの関係を断っても構わないと考えていました。
中学時代に繭奈絡みで散々な扱いを受けたわけで、その記憶が褪せないままにトラブルが再発しかけたのはダメージが大きかったようですね。
ましてやその当事者の一人と言っても過言ではない繭奈が同じクラスにいて、いつでも思い出すような状態。あの時の彼は軽く荒んでいました。八つ当たりするような性格ではなかったのが幸いして、問題なく乗り越えようとしている最中でもあったわけです。
そんな折に告美と仲良くなり、彼の心境に好転があったと思った束の間、あのアホ男子に彼女らがありもしないことを吹き込まれて信じてしまう。そしてまたも龍彦の心に翳りが出てしまいました。
奇しくもそれを救ったのは、他ならぬ繭奈でした。まぁ無意識に人の悪意を炙り出して龍彦を独占しようとしたのは割とあくどいですが、付き合えれば勝ちみたいなもんです。
あの時の冬夏は既に帰っており、友人たちと遊びに行っていました。まぁいたところで野次馬にも交ざらずさっさと帰るのでなにも変わらないですが。
人というのは不思議なもので、好意好感といったプラスから始まった関係というのは、疑いや悪意から反転すると関係が崩れやすく、逆に悪意や疑念など、マイナスから始まった関係ほど反転すると、強い信頼を築くようになります。
告美たちと繭奈や冬夏たちの対比が、この作品の一つのテーマでもあります。それにしたって告美たちは仲良すぎな気もしますが、それは雨降って地固まるというやつです。
ただ、せっかくのチャンスを永遠に逃したという意味では間違ってないかな……?と解釈します。
もちろんプラスから始まった関係も、長い時間と経験を経てより強固なものへとなりますが、その間には喧嘩をすることもあれが、恋人同士なら別れることだってあるでしょう。半ば絶交状態になる友人だってありえます。
そこから立ち直るには本人たち次第というのもありますが、そのまま疎遠になるなんてよくある話でもあります。
そもそも関わり始めて数日と経たないうちのソレですから、信頼関係も当然希薄です。好きなら信じるべきとも言えますが、告美たちからすると、相手がもし女性に好意や欲を持て余して暴走し、その人のものを盗むような人なら身の危険を感じて、警戒心を抱くのもありえないことではないと思います。
その疑いがあるのなら、嫌悪の対象になるなんてそれこそそこかしこで聞く話。
その内容の真偽は関係なく、ソースは誰かが言っていたというだけで充分なのです。火のない所になんとやらって理屈ですね。
もう少しだけでも関わる期間があれば、もしかしたら龍彦を信じて寄り添う世界線があったかもしれません。
それはまた別のお話。
その逆に、例えば冬夏は最初の悪印象から繭奈を通じて反転し、 "あれ?コイツめっちゃ良い奴じゃね?" となりました。その果てがこの最終回です。
元々関係はマイナスだから、彼女からしても龍彦からしても下がることはない。なので、意外とダメージが少なかったのが理由としてあるでしょうか。
マイナスから始まった関係だから、そこから積み上げた信頼関係はとても強いです。それは盲信と言えるほどに。
だから、まだまだ冬夏は龍彦から離れられません。強く信頼し、初めてを捧げ、親友を任せられる相手だからこそ、傍で眺めるという理由をつけて。
引くに引けない。それも一つの理由です。
それはそうと、繭奈に関してはもうご存知の通りですね。異性からのアプローチにうんざりしていた中、フラットに接してくる龍彦にはある種の安心感を抱いており、その時点ではまだ好意を抱いていませんでした。
しかし例の事件で驚きを抱いたものの、その後に出てきたのが喜びでした。干渉してこない相手が実は自分のことが好きで、いつもそれを我慢していたのだと。
物を盗られたのだから、普通なら不快になるはず。しかし繭奈はそうでなく、むしろ興味を抱きました。もちろん濡れ衣だと知った後も。
しかし、進まない関係、一向に縮まらない距離と裏腹な態度の自分。長く持ち続けた興味は次第に好意へと昇華され、それは熟成されるばかり。
そして第一話の時間へと進み、時を重ねた彼女は決心しました。ちょっと暴走気味でしたけどね。
しかしそれは、果たして実を結びました。
龍彦も龍彦で、今まで嫌われていたと思っていた相手が、実は好きだったと知って驚き、悶々と悩み助けられ……最初は警戒していたものの、最後はもうメロメロになってました。
気が付けば他者の干渉は問題にならないほど、強固な関係になりました。
それこそ、スワッピングしても離れられないほどに。ちなみに茂たちもあれからだいぶ熱くなったようです。思わぬ副産物。
龍彦たちの関係のイメージとしては、NTRの展開の一つである "大学の新歓で酔わされて先輩のお持ち帰り、そして弱みを握られてそのままズルズルと……" みたいな展開があったとしましょう。
しかし繭奈が持ち帰りされたとしても、彼女なら素直に龍彦話します。例えその時は悲しませたとしても、事態を悪化させたり長期化させるくらいなら解決させたいと思うからですね。
これくらいじゃ私たちは断ちきれないぞと、繭奈も冬夏そう信じています。あれを引き裂くのは不可能ですね。どうかお幸せにということで、あとがきと締めさせていただきます。
長々としてしまいましたが、あとがきにお付き合いいただきありがとうございました。
これからも執筆活動を続けていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
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