月の国

ホムラ

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㉔レモネード

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レモネードは、北のダンジョンの入り口にいた。

今日は、昼ご飯を食べてから、初めてのダンジョンの視察の日である。

しかし、今日になって、ダンジョンの中で、子供が一人行方不明になったと報告があったので、視察はやめることになった。

「今から、冒険者をつのって、捜索隊を組んで、ダンジョンに潜ることにします」
そのブルームの言葉に、レモネードは、首を振った。

「大丈夫。私が一人で見にいきます。どこにいるか、だいたい分かるから」

ブルームは、大きく目を見開いた。

「何を言われますか。危険すぎます。私も付いていきます。レモネード様、お一人なんて無理です」

ダンジョンは、初めて着たと言っていたのに、無理に決まっている。
無謀すぎる。

「心配は、無用です。早く行かなければ、子供の命にかかわります。
 とにかく、私が帰ってくるまで、誰もこの先に入れないように。
 これは、命令ですよ。」

ニコっと笑って、ダンジョンの中に潜っていってしまった。

命令

魔女王の命令は、絶対である。
この言葉を滅多やたらに使用しないようにと、こないだの授業であれほど言ったのに。。
さっそく使われてしまった。

ブルームは、青くなっていた。

魔女王の命令には誰も逆らえなかった。
沢山の人間が、ダンジョンの入り口で待っていた。

30分後、小さな女の子を抱いたレモネードが戻ってきた。

子供は、笑顔で、無傷だった。

「ね。大丈夫っていったでしょう。これくらいは、やってのけるんですよ。私でも」

と、レモネードが、笑いながら言った。
全員が、安堵のため息をついた。

違う、これは、全然違うとブルームだけは、思っていた。

他の魔女王4人には、この能力はない。

初めて来た場所なのに、まるで、最初から知っていたような迷いのない行動だ。

そういえば、最初にシスターに言われたことを思い出した。

「どんな生き物もレモネードには危害を加えない」

そんなようことを言ってなかったか?

このレモネードは、本当は何者なんだ。

ただの魔女王では、ないと思う。何かが違う。。。
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