月の国

ホムラ

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87  就職活動

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「就職?」

「そう、就職だよ。カメムシ法律事務所って、引越センターのビルの3階にあるって書いてあっただろう?」

コーラルは、リュウタに急に聞きたいことがあると言われて、公園にきていた。

「ああ・・・。そういえば書いてあったような?」

「俺、弁護士の資格取ったら、いずれそこに就職出来ないかな~って・・・」

「う~ん。どうかなぁ。。。募集をかけてるかなぁ。。。」

コーラルは、本当のことを言えずに困っていた。


チャロアイト(悪魔王国現在禁軍第4位)

魔法大学・法律学科を首席で卒業している。

月・魔法王国・悪魔王国・天使国の4つの法律を熟知している。

天使族と悪魔族のハーフで、宇宙中で知らないものはいない秀才である。

そんな男が日本の大学へ通い、弁護士になり、カメムシ法律事務所の責任者になっていますと言えず、どうしようかと返答に困っていた。

変身する悪魔族特有のスキルを持っているため、色々な人に変身出来ますなんて言えない。。。

「リュウタは、母親の職場で働くんじゃなかったのか?」

そんなこと言ってなかったっけ?

「ああ、それは、最終手段だよ。
 働くとこなかったら、そこで働くけど。
 あんまり気乗りしないんだよね」

リュウタが、少し元気がなくなったような気がした。

「俺もよく知らないけど、カメムシ法律事務所は、近隣住民や大家さんと揉めたときに相談するところらしいけど。
 あとDVやストーカーで苦しんでいる人を保護をして、引っ越し先を見つけたら、安全に暮らしていけるような手伝いをする仕事とか言ってたような気がする。。
引っ越すときに関する困りごとがあったら相談してほしいという感じの法律事務所みたいな感じだけど」

「うんうん。そういうの俺やってみたいよ」

リュウタの目がキラキラと曇りなき眼になっていた・・・。

「ま、まぁ、確かリュウタは大学院?っていうのに行くんだろ?
 本当に弁護士の資格を取れたら、募集かけてくれるか聞いてみるよ」

「うん。頼むよぉ。なんかやる気出てきたなぁ」

そう言って、リュウタは、駅のほうへ向かって行った。

コーラルは、チャロアイトにどうやって切り出そうか考えていた。
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