43 / 99
第2部 帝都ローグ篇
33
しおりを挟む
ヴィラントは、ここがかつてレイフも住んだ守護者の塔と聞いて感激していた。レイフがいた痕跡を感じたい、塔の中を案内してほしいと頼まれて、リコはバルクと一緒に塔のあちこちを案内していた。北側の書庫の絵を見せると、ヴィラントは感激して、その前にしばらく額づいていた。
〈ここには守護者のお墓もあるの。もちろん、レイフのも。狭義の守護者は、特別に大きな部屋になってる。行ってみる?〉
「おお、なんと…。是非に」
地下墓地に下りると、ジュイユに声をかける。
〈レイフのお墓の鍵貸して〉
「私も行こう」
ジュイユは壁にかかった鍵の中から、ひときわ立派なものを手に取った。この塔の中で鍵をかけている、数少ない部屋だ。
地下墓地の一番奥まった場所にそれはある。
「僕も初めて来た」
バルクが興味深く周りを見回す。いつも軽口ばかり叩いているヴィラントは無言だった。
ガチャン、と金属の錠が開く音がこだまする。
金属製の門を開くと、中は祭壇があるが、そのほかにこれといったものもなくガランとしていた。
墓地と行っても何があるわけではない。レイフ・セレスタ・オルトマールーンの名前と生没年月日を刻んだ石碑があるだけだ。
リコがヴィラントを振り返ると、彼はふらふらと前に進みでて、石碑の前に両膝をついた。眼球のない空洞の目で石碑を見上げる。
「おお、レイフ様…。なぜこんなところにいらっしゃるのでございますか。わたくしを時の中に置き去りにして、なぜあなたはこんなところにいらっしゃるのでございますか」
ヴィラントは両手を石畳について、がっくりとうなだれた。
「レイフ様…。レイフ、レイフ…。わたくしほど貴女を愛している者がこの世におりましょうか。なのになぜ、なぜ貴女がこの世界を去る時、わたくしをお連れくださらなかったのでございますか。わたくしのような闇にすまう卑しい者は連れてゆけぬとおっしゃるのならば、なぜ、この世界が終わるその時まで封印しておいてくださらなかったのでございますか。貴女にはそのようなこと、いとも簡単にできたでしょうに。なぜわたくしを置き去りに…。貴女は本当に、ガラだけでなく性格も悪い…」
ヴィラントを見つめていたリコがふと顔を上げる。
石碑から光が差している。
『よう、ヴィラント。泣いてんのか? 見苦しいぞ』
光の中に女が立っていた。
眩い金の髪、緑の瞳。目の色と同じ深緑の、爪先まで覆うシンプルなドレスを着ている。低い位置で腕組みをし、顎を上げてヴィラントを見下ろしている。
細い鼻先に大きな丸い目。薄い唇は硬く引き結ばれている。
「レイフ…様…。おお、すっかり大人の女性になられて。しかしこれは…。死霊ですらない。ただの像だ…過去から像を…なんという…」
『そうだ。お前が汚らしく泣いてんのが視えたんで、笑いにきたんだよ』
口の端を吊り上げてニヤニヤ笑う。
「な、なんという。なんということなのでございますかレイフ様。最愛の人との離別を知って嘆き悲しむ者に、よくもまあ『汚らしく』などと。どこまで性根が腐っておるのでございますか。人として如何かと思いますよ、魔物のわたくしですら。そしてそんなことのために、なんという前代未聞のことをさっくりやってのけておるのでございますか」
『ああ? っせーな。私に説教してんじゃねーよ。…ヴィラント、お前は今はリコのために働け』
「承知いたしました、レイフ様」
ヴィラントは頭を垂れる。
『私はもうじき、闇の来訪者と戦って死ぬ。おそらくだけどな。これまで色んなものを視てきたが、自分の死に様に関係することだけは視えない。闇の来訪者を殺せればいいんだが、多分できないんだろう。リコに伝えてくれ。後始末を頼んだ。あと、フレイマの行くところに行け。と』
「なんのことですか、なにをおっしゃって…」
『あ、さすがにもう力が続かねーわ。じゃあな』レイフの像は、ヴィラントの額に手を置く仕草をする。『迎えにいくよ。お前が死ぬ時にな』
「ちょ、レイフ様…!」ヴィラントが消えつつあるレイフの像に呼びかける。「野菜も食べてくださいませよ…!」
『ハッ、最近食べられるようになったわ。なめんなばーか』
レイフの像は楽しそうに笑うと、消えた。
急に暗さが増した気がする。
「レイフ様…最近って…」
ヴィラントはレイフの像が立っていたあたりに眼窩を向けたまま呟いた。
「狭義の守護者の二つ名は伊達じゃないな」
沈黙を破ったのはジュイユだった。
〈レイフも、闇の来訪者と戦った? だけど、勝てなかった? 光の来訪者でも?〉
「落ち着け。無傷では逃さなかったはずだ。時を超えるほどの力とぶつかり合って無事でいられるものなどおらん。それに来訪者ならば、この世界に現れている間は人間だ。とうに死んでる。死んで、あるべき世界に戻っている。レイフのようにな」
〈そっか…。そうだよね…〉
「リコ様、今の言葉はどういう意味か、おわかりになりましたか」
ヴィラントは立ち上がり、リコを振り返った。
リコは首を振る。
「レイフと戦った闇の来訪者がどうなったか、わかりますか」
バルクがジュイユに尋ねる。
「わからん。なにせ、傍観者などいようのない戦いだ。いても、巻き込まれて全員死んでる。調べたことがあるが、歴史書でも何かがあったことを窺わせる記述だけだ」
「相討ちになったのか、逃したのか…。『後始末』って、なんなんだろう」
バルクは口元を指先で覆いながらひとりごちる。
「レイフでも自身の死に関わることは視えないと言っていた。私ももう少し調べてみるが、わからんな。わからん」
「レイフ様の封印に包まれて、安穏と眠っていた自分が情けのうございますよ…」
精霊使いの歴史上最大の戦いがあった頃に唯一存在していたヴィラントが、申し訳なさそうに言う。
〈レイフは、あなたを巻きこみたくなかったんだと思う。封印の中にいれば却って安全だから〉
「リコ様。レイフ様は、そういった優しさとは無縁の方でございますよ。3日3晩戦い続け、様々な会話をしたわたくしが申し上げるのですから間違いございません。わたくしを封印して守ろうとしたのだとしたら、それは、何か利用価値を認めてのことでございましょうよ。あの方は悪趣味なのでございます」
〈確かに、趣味は悪い〉
リコは鼻の頭に皺を寄せて笑う。
「ご存じなのでございますか?」
〈うん。だって、覗きが趣味なんだもん〉
「…それは、どういう?」
リコは余計なことを言ってしまったことに気づくが、時すでに遅しだった。
ヴィラントにせがまれて、地下水路のレイフの絵を見せる羽目になってしまった。ヴィラントは「レイフの絵」ということに重点を置いて見るのだろうからまだいいとして、バルクにも見られてしまうのが耐え難く恥ずかしい。これをわかってて描いたな、本当に悪趣味だ、と口が悪く無駄に絵心がある先祖を恨めしく思う。
地下水路には、帝都から連れ帰ってきた元パーティーピープルが住んでいた。彼はここを存外気に入りご機嫌に過ごしているらしく、本当に良かったとリコは思う。ヴィラントの姿を認めて、今はボッチの元パリピもついてきた。
〈これ…〉
大きな岩に描かれた絵を示す。
「おお、これはまた大作でございますね…」
ヴィラントはそこに描かれているものには気づかずに、感慨深く絵を見上げている。
「これ…」
その代わりバルクがおずおずと口を開いた。リコは気まずい思いでちらりとバルクを見る。
「僕らだよね?」
リコに顔を向けてくる。リコは曖昧に笑った。
「あの指輪。僕がプレゼントしたものだ」
やはり気づいてしまったか。
「なんと」
ヴィラントが振り返って、バルクとリコを見てから、もう一度絵を見上げる。見比べないでほしい、とリコは心底思う。
「あの方は…。ガラと性格が悪いだけでなく、性癖まで歪んでおるのでございますか。なんという…。光の来訪者の力を、房事の覗きなどという不埒なことに使うなど、言語道断。仕様のない方でございますよ、まったく。魔物のわたくしが申し上げるのもナンですが、人としてどうなのでございましょうか」
ヴィラントはリコの代わりに、リコ以上に怒ってくれて、ちょっとスッキリする。これが普通の感覚だ。
〈ここには守護者のお墓もあるの。もちろん、レイフのも。狭義の守護者は、特別に大きな部屋になってる。行ってみる?〉
「おお、なんと…。是非に」
地下墓地に下りると、ジュイユに声をかける。
〈レイフのお墓の鍵貸して〉
「私も行こう」
ジュイユは壁にかかった鍵の中から、ひときわ立派なものを手に取った。この塔の中で鍵をかけている、数少ない部屋だ。
地下墓地の一番奥まった場所にそれはある。
「僕も初めて来た」
バルクが興味深く周りを見回す。いつも軽口ばかり叩いているヴィラントは無言だった。
ガチャン、と金属の錠が開く音がこだまする。
金属製の門を開くと、中は祭壇があるが、そのほかにこれといったものもなくガランとしていた。
墓地と行っても何があるわけではない。レイフ・セレスタ・オルトマールーンの名前と生没年月日を刻んだ石碑があるだけだ。
リコがヴィラントを振り返ると、彼はふらふらと前に進みでて、石碑の前に両膝をついた。眼球のない空洞の目で石碑を見上げる。
「おお、レイフ様…。なぜこんなところにいらっしゃるのでございますか。わたくしを時の中に置き去りにして、なぜあなたはこんなところにいらっしゃるのでございますか」
ヴィラントは両手を石畳について、がっくりとうなだれた。
「レイフ様…。レイフ、レイフ…。わたくしほど貴女を愛している者がこの世におりましょうか。なのになぜ、なぜ貴女がこの世界を去る時、わたくしをお連れくださらなかったのでございますか。わたくしのような闇にすまう卑しい者は連れてゆけぬとおっしゃるのならば、なぜ、この世界が終わるその時まで封印しておいてくださらなかったのでございますか。貴女にはそのようなこと、いとも簡単にできたでしょうに。なぜわたくしを置き去りに…。貴女は本当に、ガラだけでなく性格も悪い…」
ヴィラントを見つめていたリコがふと顔を上げる。
石碑から光が差している。
『よう、ヴィラント。泣いてんのか? 見苦しいぞ』
光の中に女が立っていた。
眩い金の髪、緑の瞳。目の色と同じ深緑の、爪先まで覆うシンプルなドレスを着ている。低い位置で腕組みをし、顎を上げてヴィラントを見下ろしている。
細い鼻先に大きな丸い目。薄い唇は硬く引き結ばれている。
「レイフ…様…。おお、すっかり大人の女性になられて。しかしこれは…。死霊ですらない。ただの像だ…過去から像を…なんという…」
『そうだ。お前が汚らしく泣いてんのが視えたんで、笑いにきたんだよ』
口の端を吊り上げてニヤニヤ笑う。
「な、なんという。なんということなのでございますかレイフ様。最愛の人との離別を知って嘆き悲しむ者に、よくもまあ『汚らしく』などと。どこまで性根が腐っておるのでございますか。人として如何かと思いますよ、魔物のわたくしですら。そしてそんなことのために、なんという前代未聞のことをさっくりやってのけておるのでございますか」
『ああ? っせーな。私に説教してんじゃねーよ。…ヴィラント、お前は今はリコのために働け』
「承知いたしました、レイフ様」
ヴィラントは頭を垂れる。
『私はもうじき、闇の来訪者と戦って死ぬ。おそらくだけどな。これまで色んなものを視てきたが、自分の死に様に関係することだけは視えない。闇の来訪者を殺せればいいんだが、多分できないんだろう。リコに伝えてくれ。後始末を頼んだ。あと、フレイマの行くところに行け。と』
「なんのことですか、なにをおっしゃって…」
『あ、さすがにもう力が続かねーわ。じゃあな』レイフの像は、ヴィラントの額に手を置く仕草をする。『迎えにいくよ。お前が死ぬ時にな』
「ちょ、レイフ様…!」ヴィラントが消えつつあるレイフの像に呼びかける。「野菜も食べてくださいませよ…!」
『ハッ、最近食べられるようになったわ。なめんなばーか』
レイフの像は楽しそうに笑うと、消えた。
急に暗さが増した気がする。
「レイフ様…最近って…」
ヴィラントはレイフの像が立っていたあたりに眼窩を向けたまま呟いた。
「狭義の守護者の二つ名は伊達じゃないな」
沈黙を破ったのはジュイユだった。
〈レイフも、闇の来訪者と戦った? だけど、勝てなかった? 光の来訪者でも?〉
「落ち着け。無傷では逃さなかったはずだ。時を超えるほどの力とぶつかり合って無事でいられるものなどおらん。それに来訪者ならば、この世界に現れている間は人間だ。とうに死んでる。死んで、あるべき世界に戻っている。レイフのようにな」
〈そっか…。そうだよね…〉
「リコ様、今の言葉はどういう意味か、おわかりになりましたか」
ヴィラントは立ち上がり、リコを振り返った。
リコは首を振る。
「レイフと戦った闇の来訪者がどうなったか、わかりますか」
バルクがジュイユに尋ねる。
「わからん。なにせ、傍観者などいようのない戦いだ。いても、巻き込まれて全員死んでる。調べたことがあるが、歴史書でも何かがあったことを窺わせる記述だけだ」
「相討ちになったのか、逃したのか…。『後始末』って、なんなんだろう」
バルクは口元を指先で覆いながらひとりごちる。
「レイフでも自身の死に関わることは視えないと言っていた。私ももう少し調べてみるが、わからんな。わからん」
「レイフ様の封印に包まれて、安穏と眠っていた自分が情けのうございますよ…」
精霊使いの歴史上最大の戦いがあった頃に唯一存在していたヴィラントが、申し訳なさそうに言う。
〈レイフは、あなたを巻きこみたくなかったんだと思う。封印の中にいれば却って安全だから〉
「リコ様。レイフ様は、そういった優しさとは無縁の方でございますよ。3日3晩戦い続け、様々な会話をしたわたくしが申し上げるのですから間違いございません。わたくしを封印して守ろうとしたのだとしたら、それは、何か利用価値を認めてのことでございましょうよ。あの方は悪趣味なのでございます」
〈確かに、趣味は悪い〉
リコは鼻の頭に皺を寄せて笑う。
「ご存じなのでございますか?」
〈うん。だって、覗きが趣味なんだもん〉
「…それは、どういう?」
リコは余計なことを言ってしまったことに気づくが、時すでに遅しだった。
ヴィラントにせがまれて、地下水路のレイフの絵を見せる羽目になってしまった。ヴィラントは「レイフの絵」ということに重点を置いて見るのだろうからまだいいとして、バルクにも見られてしまうのが耐え難く恥ずかしい。これをわかってて描いたな、本当に悪趣味だ、と口が悪く無駄に絵心がある先祖を恨めしく思う。
地下水路には、帝都から連れ帰ってきた元パーティーピープルが住んでいた。彼はここを存外気に入りご機嫌に過ごしているらしく、本当に良かったとリコは思う。ヴィラントの姿を認めて、今はボッチの元パリピもついてきた。
〈これ…〉
大きな岩に描かれた絵を示す。
「おお、これはまた大作でございますね…」
ヴィラントはそこに描かれているものには気づかずに、感慨深く絵を見上げている。
「これ…」
その代わりバルクがおずおずと口を開いた。リコは気まずい思いでちらりとバルクを見る。
「僕らだよね?」
リコに顔を向けてくる。リコは曖昧に笑った。
「あの指輪。僕がプレゼントしたものだ」
やはり気づいてしまったか。
「なんと」
ヴィラントが振り返って、バルクとリコを見てから、もう一度絵を見上げる。見比べないでほしい、とリコは心底思う。
「あの方は…。ガラと性格が悪いだけでなく、性癖まで歪んでおるのでございますか。なんという…。光の来訪者の力を、房事の覗きなどという不埒なことに使うなど、言語道断。仕様のない方でございますよ、まったく。魔物のわたくしが申し上げるのもナンですが、人としてどうなのでございましょうか」
ヴィラントはリコの代わりに、リコ以上に怒ってくれて、ちょっとスッキリする。これが普通の感覚だ。
0
あなたにおすすめの小説
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる