こっち向いて、先輩。

鷹月晶

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第2章

episode3-19

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「あれ、いねぇ。」


思ったより時間はかかってなかったらしく

教室にはまだ人が残っていたが

そこに一ノ瀬の姿はなかった。


「…あ、悪い、ちょっといいか?」

「はい…?」

「一ノ瀬ってもう帰ったか?」

「一ノ瀬くんですか?あー…、多分…?ごめんなさいわからなくて、」

「いや、こっちこそ悪かったな、」


とりあえず連絡するか、とスマホを取り出して

俺はあいつの連絡先を知らないことに気づいた。


「おい雪、実咲!」

「うわ、どうしたの、一ノ瀬くん迎えに行ったんじゃないの?」

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