こっち向いて、先輩。

鷹月晶

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第2章

episode3-27

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「とりあえず粥でも作るか…、」


どうせ昨夜から何も食ってないんだろう。

そんなことを考えながら冷蔵庫を開けると

ウィダーインゼリーどころかほぼ何も入っていない状態だった。


「………買い物行くか、」


今の状態の一ノ瀬を置いていくのは不安だったが

このままじゃ飯すらまともに作れない。


「とりあえず鍵かけて行くか…、」


やっと落ち着いたように

すやすや眠っている一ノ瀬を横目で確認してから

俺は一ノ瀬の家を出た。


【佑side end】
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