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第二章:図らずも始動
“スキャン”
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「母さん、リオが来たよ」
店はやはり休業中だったようで、そのまま住宅スペースに上げられた。アレンくんが声をかけると、キッチンに立っていた奥様がこちらに視線をやる。
記憶にあるよりもふくよかになっている。しかし人の良さそうな面立ちは変わらない。奥様は二、三度瞬きをした後に「あら!」と声をあげた。
「リオちゃん!? 久し振りだねぇ! 可愛くなって!」
「お久し振りです。私一人で恐縮ですがご挨拶に伺いました」
「なに堅苦しい言葉使ってるんだい、もっと砕けていいのに」
あの日の小娘が畏まった言葉遣いをすれば驚きもするだろう。子供はね、ちょっと見ない間に成長するものです。あなたの息子さんでそれを実感しました。
「あはは、もう十五歳ですから。それなりの言葉遣いは身に付きますよ」
「え、そう? オレ、そんな難しい言葉使わないや」
「あんたもリオちゃんを見習いなさい。こんなにしっかりしてるんだから」
「うるさいなぁ。でも、本当に大きくなったよね。オレの方が年上なのに格好つかないなぁ」
苦笑するアレンくん。すっかり青年の顔になっている。無邪気な明るさもチャームポイントではあったが、こういった年齢相応の表情もまた味わい深いものがある。
「それで、聞きたいことがありましてですね。アリスはどうしてエメラトピアに?」
「あれ? お父さんたちから聞いてないのかい?」
「え、パパ?」
パパに連絡があったのならば教えてくれるはずだ。私が忘れているのか、そもそもパパが言った気になっているのか。どちらか判断できないところが悲しい。
私の反応から察した奥様が続ける。
「リオちゃんには言ってなかったのかねぇ。アリスちゃんのことを知ったスカウトが交渉に来てね、ターナーさんに相談した上で送り出したんだよ。夢が叶うなら、ってね」
初めて知りました。
でも、そうか。アリスも夢を追ったんだ。アレンくんと一緒でないことは残念だが、歌うことを諦めなかった上での決断だ。成功していることを祈るばかり。
いずれ私もエメラトピアに進出する予定だし、どこかで会えるだろう。そのときは素直に応援したいところだ。
「リオちゃんはこれからどうするんだい?」
「私もこれからエメラトピアに渡ろうと思ってるんです。事業を興したくて」
「事業!? そんなに若いのに!?」
アレンくんが素っ頓狂な声を上げた。そんなに驚くこと? と思いつつ、現代日本で考えてみる。十五歳の小娘が事業を興すと言えば驚かれるだろうし止められるだろうと思う。
アレンくんがこんな反応をするのも納得ではある。応援してくれたパパとママには幾ら感謝しても足りないくらいだ。
「事業ってどんなことをするつもりだい? エメラトピアでってことは芸能関係になるんだろう?」
「はい。その、私の故郷で人気だった事業を興したくて。アイドルっていうんですけど」
「アイドル?」
ぽかん、と目を丸くする奥様とアレンくん。そりゃそうだ、聞き馴染みのない単語に違いない。この反応を見るに、改めてアイドルという概念が存在しないのだと実感する。
「アイドルっていうのは歌って踊るエンターテイナーのことです。ステージに立つだけじゃなくて、お芝居やトークショーなんかもするんですよ」
「へえ、アイドルってなんでもやるんだね。すごい仕事だ」
アレンくんは感心したような声を出す。興味を持ってくれてるのかな? 歌が好きって言ってたし、アレンくんだって適性はありそう。
――視てみる価値、あるよね。
「ね、アレンくん。ちょっとだけ目を合わせてくれる?」
「え、なんで?」
「アレンくんのこと、よく知りたいから」
「うん……? わかった」
アレンくんと真正面に向き合い、じっと彼の目を見詰める。目を見ただけでわかるものかと、普通の人は思うだろう。
だけど私は違う。人生二周目なのだ、すぅと短い呼吸の後、呟く。
「“スキャン”」
その言葉はスイッチ。私の目というディスプレイに数値とグラフが表示される。スキャンは対象のデータを目に見える形で解析するという、データベースの機能の一つだ。
表示もカスタマイズすることができ、数値、アルファベット、グラフ……この辺りは地球の尺度で判断できるのが嬉しいところだ。
私が表示させているのはボーカル、ダンス、パフォーマンス、ビジュアル、カリスマ。アイドルに必要な部分をピックアップしたものだ。
アレンくんは上からS、B、B、B、A。ボーカルは圧巻の評価である。ただそれ以外は普通、悪く言えば平凡でもある。ただカリスマが高いのは気になるところ。
観客やファンに対する影響度のために表示したものだが、特別華があるようなタイプには見えない。素朴だからこそ伝えられるものがあるということ?
あくまで現段階、一般人としてのアレンくんしか知らないのだ。ステージに立たなければ見えてこないものもあるろう。
「あ、あの、あんまりじっと見られると恥ずかしいな?」
「え、あ、ごめんね。つい視すぎちゃった」
気まずそうに視線を逸らすアレンくん。心なしか頬が赤い。まさか照れてる? 可愛い子だな。
このやり取りを見ていた奥様がカラッとした笑いを浮かべた。
「リオちゃんが可愛いから緊張してるんだよ、この子」
「母さん! 変なこと言ないでくれる!?」
アレンくんは大声をあげて奥様の口を塞ぐ。慌てぶりも思春期っぽくあり、ますます可愛い。
まあ、奥様の言葉も納得ではある。順調に成長した私はママの血を色濃く受け継ぎ、控え目に言って美少女だ。もう少しモブ顔でも問題はなかったし、むしろその方が裏方っぽくもあるのだが。
表舞台に立つ気はない。この人生、スポットライトを浴びるのは私じゃないのだ。アイドルを光り輝かせるために、私が目立つ必要は一切ない。リスクヘッジはしっかりしていきたいところである。
「アレンくん、いまも歌は歌ってるの?」
「え、歌……?」
「昔聞かせてくれたよね、すごく上手だったから。オーディションとかは受けた?」
――あれ?
アレンくんの表情に陰が差す。なにかおかしなことを言っただろうか? あんなに目を輝かせて夢を語っていたのだ、なにかしらアクションを起こしたとは思うのだが。
アリスが関係している? 一緒に歌うことを誓い合った仲だ、単身でエメラトピアに渡ったのは喧嘩別れ? アリスは大人びていたし、アレンくんとも上手くバランスを取って付き合っていけそうだったのに。
「まあまあ、リオちゃん! せっかくだ、今日は泊っていきな、ご飯は用意するから!」
「え? あ、そんな、悪いです。エメラトピアに発つのも早い方がいいので……」
「いいからいいから! ほらアレン、買い出しに行ってきておくれ!」
「あ……うん、行ってくるよ」
奥様に促され、そそくさと出ていくアレンくん。
やはり触れてはいけないことだったようだ。あんなに才能に満ち溢れていたのに、歌の話をしただけで翳りを見せるのはなにかあったとしか思えない。
アレンくんを出ていかせたのは奥様の計らいか? 黙っているとため息が聴こえてくる。
「すまないねぇ、気難しい年頃なんだよ」
「いえ、不躾でした。その……歌、嫌いになってしまったんですか?」
「そういうわけじゃないんだよ。まあ……人間関係、って感じかねぇ」
やはりアリスに関わることと考えるのが良さそうだ。あまり詮索しない方が吉なのだろうが、あれだけ歌うことを楽しんでいた彼の心になにがあったのか。知りたいとは思う。
「アリスちゃんとも上手くいかなくなっちゃってねぇ。すれ違いみたいなものだったんだけど」
「……聞かない方がいいですよね、これ」
「気遣わせてすまないね」
「いえ、無神経に詮索するような話ではなさそうですし」
アレンくんとしても語りたくないようなことなのだろう。本人のいないところで心の奥を覗くような真似は人としてどうかと思う。
ひとまず今日のところはケネット家に泊めていただくことにする。なにか知れるならそれはそれでいいわけだし。
――思うところは、やっぱりあるけど。
店はやはり休業中だったようで、そのまま住宅スペースに上げられた。アレンくんが声をかけると、キッチンに立っていた奥様がこちらに視線をやる。
記憶にあるよりもふくよかになっている。しかし人の良さそうな面立ちは変わらない。奥様は二、三度瞬きをした後に「あら!」と声をあげた。
「リオちゃん!? 久し振りだねぇ! 可愛くなって!」
「お久し振りです。私一人で恐縮ですがご挨拶に伺いました」
「なに堅苦しい言葉使ってるんだい、もっと砕けていいのに」
あの日の小娘が畏まった言葉遣いをすれば驚きもするだろう。子供はね、ちょっと見ない間に成長するものです。あなたの息子さんでそれを実感しました。
「あはは、もう十五歳ですから。それなりの言葉遣いは身に付きますよ」
「え、そう? オレ、そんな難しい言葉使わないや」
「あんたもリオちゃんを見習いなさい。こんなにしっかりしてるんだから」
「うるさいなぁ。でも、本当に大きくなったよね。オレの方が年上なのに格好つかないなぁ」
苦笑するアレンくん。すっかり青年の顔になっている。無邪気な明るさもチャームポイントではあったが、こういった年齢相応の表情もまた味わい深いものがある。
「それで、聞きたいことがありましてですね。アリスはどうしてエメラトピアに?」
「あれ? お父さんたちから聞いてないのかい?」
「え、パパ?」
パパに連絡があったのならば教えてくれるはずだ。私が忘れているのか、そもそもパパが言った気になっているのか。どちらか判断できないところが悲しい。
私の反応から察した奥様が続ける。
「リオちゃんには言ってなかったのかねぇ。アリスちゃんのことを知ったスカウトが交渉に来てね、ターナーさんに相談した上で送り出したんだよ。夢が叶うなら、ってね」
初めて知りました。
でも、そうか。アリスも夢を追ったんだ。アレンくんと一緒でないことは残念だが、歌うことを諦めなかった上での決断だ。成功していることを祈るばかり。
いずれ私もエメラトピアに進出する予定だし、どこかで会えるだろう。そのときは素直に応援したいところだ。
「リオちゃんはこれからどうするんだい?」
「私もこれからエメラトピアに渡ろうと思ってるんです。事業を興したくて」
「事業!? そんなに若いのに!?」
アレンくんが素っ頓狂な声を上げた。そんなに驚くこと? と思いつつ、現代日本で考えてみる。十五歳の小娘が事業を興すと言えば驚かれるだろうし止められるだろうと思う。
アレンくんがこんな反応をするのも納得ではある。応援してくれたパパとママには幾ら感謝しても足りないくらいだ。
「事業ってどんなことをするつもりだい? エメラトピアでってことは芸能関係になるんだろう?」
「はい。その、私の故郷で人気だった事業を興したくて。アイドルっていうんですけど」
「アイドル?」
ぽかん、と目を丸くする奥様とアレンくん。そりゃそうだ、聞き馴染みのない単語に違いない。この反応を見るに、改めてアイドルという概念が存在しないのだと実感する。
「アイドルっていうのは歌って踊るエンターテイナーのことです。ステージに立つだけじゃなくて、お芝居やトークショーなんかもするんですよ」
「へえ、アイドルってなんでもやるんだね。すごい仕事だ」
アレンくんは感心したような声を出す。興味を持ってくれてるのかな? 歌が好きって言ってたし、アレンくんだって適性はありそう。
――視てみる価値、あるよね。
「ね、アレンくん。ちょっとだけ目を合わせてくれる?」
「え、なんで?」
「アレンくんのこと、よく知りたいから」
「うん……? わかった」
アレンくんと真正面に向き合い、じっと彼の目を見詰める。目を見ただけでわかるものかと、普通の人は思うだろう。
だけど私は違う。人生二周目なのだ、すぅと短い呼吸の後、呟く。
「“スキャン”」
その言葉はスイッチ。私の目というディスプレイに数値とグラフが表示される。スキャンは対象のデータを目に見える形で解析するという、データベースの機能の一つだ。
表示もカスタマイズすることができ、数値、アルファベット、グラフ……この辺りは地球の尺度で判断できるのが嬉しいところだ。
私が表示させているのはボーカル、ダンス、パフォーマンス、ビジュアル、カリスマ。アイドルに必要な部分をピックアップしたものだ。
アレンくんは上からS、B、B、B、A。ボーカルは圧巻の評価である。ただそれ以外は普通、悪く言えば平凡でもある。ただカリスマが高いのは気になるところ。
観客やファンに対する影響度のために表示したものだが、特別華があるようなタイプには見えない。素朴だからこそ伝えられるものがあるということ?
あくまで現段階、一般人としてのアレンくんしか知らないのだ。ステージに立たなければ見えてこないものもあるろう。
「あ、あの、あんまりじっと見られると恥ずかしいな?」
「え、あ、ごめんね。つい視すぎちゃった」
気まずそうに視線を逸らすアレンくん。心なしか頬が赤い。まさか照れてる? 可愛い子だな。
このやり取りを見ていた奥様がカラッとした笑いを浮かべた。
「リオちゃんが可愛いから緊張してるんだよ、この子」
「母さん! 変なこと言ないでくれる!?」
アレンくんは大声をあげて奥様の口を塞ぐ。慌てぶりも思春期っぽくあり、ますます可愛い。
まあ、奥様の言葉も納得ではある。順調に成長した私はママの血を色濃く受け継ぎ、控え目に言って美少女だ。もう少しモブ顔でも問題はなかったし、むしろその方が裏方っぽくもあるのだが。
表舞台に立つ気はない。この人生、スポットライトを浴びるのは私じゃないのだ。アイドルを光り輝かせるために、私が目立つ必要は一切ない。リスクヘッジはしっかりしていきたいところである。
「アレンくん、いまも歌は歌ってるの?」
「え、歌……?」
「昔聞かせてくれたよね、すごく上手だったから。オーディションとかは受けた?」
――あれ?
アレンくんの表情に陰が差す。なにかおかしなことを言っただろうか? あんなに目を輝かせて夢を語っていたのだ、なにかしらアクションを起こしたとは思うのだが。
アリスが関係している? 一緒に歌うことを誓い合った仲だ、単身でエメラトピアに渡ったのは喧嘩別れ? アリスは大人びていたし、アレンくんとも上手くバランスを取って付き合っていけそうだったのに。
「まあまあ、リオちゃん! せっかくだ、今日は泊っていきな、ご飯は用意するから!」
「え? あ、そんな、悪いです。エメラトピアに発つのも早い方がいいので……」
「いいからいいから! ほらアレン、買い出しに行ってきておくれ!」
「あ……うん、行ってくるよ」
奥様に促され、そそくさと出ていくアレンくん。
やはり触れてはいけないことだったようだ。あんなに才能に満ち溢れていたのに、歌の話をしただけで翳りを見せるのはなにかあったとしか思えない。
アレンくんを出ていかせたのは奥様の計らいか? 黙っているとため息が聴こえてくる。
「すまないねぇ、気難しい年頃なんだよ」
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「……聞かない方がいいですよね、これ」
「気遣わせてすまないね」
「いえ、無神経に詮索するような話ではなさそうですし」
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