11 / 12
第二章:図らずも始動
「嘘吐き」
しおりを挟む
いったいなにが起こっている?
あのアレンくんが怒号を上げ、あまつさえ胸倉を掴んでいる。穏やかな状況ではないことは明らか。
彼と相対するは一人の青年。青く癖のない短髪をセンターで分け、利発そうな面立ちにはサファイアのような高級感のある瞳が埋まっていた。
アレンくんとはそう年齢も離れていないだろう。身長は彼よりも少し高い。遠目にもわかるほど質のいいシャツを身に纏っており、育ちがいい者であることは窺える。
なにはともあれ黙って見ているわけにもいかない。慌てて二人の間に入る。
「ちょ、ちょっとストップ!」
「リオ? どうしてここに……」
「いいから一旦離れる!」
ぐいと腕を引き剥がし、物理的に距離を開ける。離れれば多少は気持ちも落ち着くだろう。アレンくんはこのまま待機させておくとして、相手の方だ。
「チグサ、アレンくんの傍にいてあげて」
「ハイ!」
アレンくんの肩に圧し掛かり、耳を器用に使って頭を撫でるチグサ。
改めて相対すると、顔貌の美しさに驚かされる。表情には戸惑いが映っているものの、元の造形が整っていればそれだけで画になるものだ。
ミカエリアの政治について詳しく調べてはいなかったが、貴族もいるだろう。爵位持ちなら下手な言動は慎むべきだ。アレンくんとどういう関係かはわからないものの、貴族の息子に手を出そうものならどうなることやら。
「この度はご迷惑をおかけしました」
「あ、ああ……いや、大丈夫だ。元はと言えば僕が……」
ん? なんだこの物分かりの良さは。貴族といったらもっと傲慢で「父上にも殴られたことがないのだぞ!」とか言いそうなものだけど、いやに紳士だ。
イメージとの相違に戸惑いこそあれど、表に出してはならない。舐められたら理不尽な要求をされるかもしれない。かつ、気に入られるわけにもいかない。地位を笠に着るような輩ならこれもまた無茶なことを求められかねない。
「失礼ですが、どういった経緯でこのようなことに……?」
「それは……」
「言うのか、お前が」
アレンくんの声は尖っている。刃こぼれした鋸のように歪で、禍々しささえ感じさせる声音。
ただの怒りとは言えない。そんなちゃちなものではない、憎悪とでも言うべき響きに背筋が凍る。
ここまでの感情が乗るような関係性? 相手は貴族だ、個人商店の一人息子とどこで接点を持つ?
アレンくんについて深くは触れない方がいいのだろうと思ってた。ただ、ここまで表情を歪めるほどの出来事があったのだろう。無垢な、希望に満ちたあの瞳が淀んでいるのだ。無視できる範疇を超えている。
「アレンくんから話してくれる? 後で、二人のときにね」
「話すよ。こいつに語られるのは嫌だ」
「……そう、だな。僕が話すよりずっといい」
青年は踵を返して去っていく。その背中に気高さは感じられず、年相応の普通の青年に思えた。
そもそも貴族かどうかもわからないが、一般家庭で育った雰囲気はない。歩き方一つ取っても品の良さが窺える。
彼は何者だ? アレンくんに縁のある人物なのだろうが、やはり接点らしい接点は見出せない。背中が夜の闇に消えたところで、ようやく一息吐く。
「大丈夫?」
「……うん。ごめんな、怖かっただろ」
「ううん、私は大丈夫。ところで彼は?」
「アーサー・ランドルフ。ミカエリアで一番権力持ってる貴族の一人息子」
とんでもないお方に手を出したものだ。思春期の全能感は無限大だなぁ。
などと呑気なことを考えている場合でもない。なにがどうして胸ぐらを掴むような真似をしたのだろう。
「アーサー様となにかあったの?」
「……昔ね。あいつも口だけだった。オレの傍で応援してくれるって言ってたのにさ、いまはうちの商売敵になって」
あいつも? も、って言った?
アレンくんの人間関係、それも昔のこととなれば知る由はない。私が知っている彼の関係などアリスしかいない。
やはりアリスとなにかあったのか? これは触れていいことなのだろうか。言葉に詰まっていると、アレンくんは深いため息を吐いた。
「……帰りながら話すよ。夜は寒いから」
「うん、わかった。ゆっくりでいいからね」
窄んだ肩に手を置いて、私たちは帰路に着く。
あんなに天真爛漫な子が、こんな陰のある顔を見せるようになるなんて。余程のことがあったのだと思う。詳しく話を聞いてあげたい。
しかし話すことを強要するわけにはいかない。アレンくんにとっても覚悟がいる、あるいは心の整理が必要になる話のはずだ。部外者が安易に触れていい話題ではない。
沈黙が続く。気まずくはあるが、変に私が気を遣えばアレンくんも気遣ってしまうだろう。主導権は彼に預けたままにしておきたいところだが――
「なんでみんな、嘘吐きになっちゃうんだろうね」
「え?」
不意の呟きは恐ろしく鮮明に聴こえた。嘘吐き、と言った? アレンくんの言う「みんな」がどこまでを差しているのかはわからない。
ただ、アーサー様やアリスが関わっていることは間違いないと見ていいだろう。親密な仲になればなるほど、見えないものを信じたくなるものなのかもしれない。それが裏切られれば、嘘吐きと詰りたく理由もわかる気がする。
「嘘吐きって、どういう……?」
「アーサーも、アリスもいなくなった。歌が繋いでくれた人たちだったから、ずっと一緒なんだろうって思ってた」
「でも、いなくなった?」
「そう。アリスは1人でエメラトピアに、アーサーは……いや、ランドルフ家はうちの店の近くに大きいショッピングモールを作ろうとしている。うちの店を潰す気なんだ」
アリスはともかく、アレンくんとアーサー様の間でなにがあったのかはわからない。どんな過程を経て、どんな衝突があっていまに至るのか。私にはわかるはずもない。
ただ、深いところで繋がっていたことだけはわかる。アレンくんの声音や表情から、アリスともアーサー様とも心で結び付いていたことは伝わってくる。
そんな相手を嘘吐きと言うのは、言ってしまうのは、それだけ深い溝を生んでしまったとも考えられる。
「オレと一緒に夢を見てくれると思ってた。同じ夢を見てくれるって信じてた。でも、そうじゃない。みんなオレを置いていく」
天を仰ぐアレンくん。重たく、圧し潰すような分厚い煙。星空なんて見えやしない。ただただ陰鬱で息苦しい空。
俯いたかと思えば、鼻で嗤う。嘘吐きと呼んだ者たちにか、あるいは不確かなものを信じた自分にか。どちらにせよ胸が痛む。
「約束なんて信じたら駄目なんだ。だって、みんな裏切るから。だったら一人で歌ってた方がいい。一人なら……誰にも裏切られたりしないから」
あのアレンくんが怒号を上げ、あまつさえ胸倉を掴んでいる。穏やかな状況ではないことは明らか。
彼と相対するは一人の青年。青く癖のない短髪をセンターで分け、利発そうな面立ちにはサファイアのような高級感のある瞳が埋まっていた。
アレンくんとはそう年齢も離れていないだろう。身長は彼よりも少し高い。遠目にもわかるほど質のいいシャツを身に纏っており、育ちがいい者であることは窺える。
なにはともあれ黙って見ているわけにもいかない。慌てて二人の間に入る。
「ちょ、ちょっとストップ!」
「リオ? どうしてここに……」
「いいから一旦離れる!」
ぐいと腕を引き剥がし、物理的に距離を開ける。離れれば多少は気持ちも落ち着くだろう。アレンくんはこのまま待機させておくとして、相手の方だ。
「チグサ、アレンくんの傍にいてあげて」
「ハイ!」
アレンくんの肩に圧し掛かり、耳を器用に使って頭を撫でるチグサ。
改めて相対すると、顔貌の美しさに驚かされる。表情には戸惑いが映っているものの、元の造形が整っていればそれだけで画になるものだ。
ミカエリアの政治について詳しく調べてはいなかったが、貴族もいるだろう。爵位持ちなら下手な言動は慎むべきだ。アレンくんとどういう関係かはわからないものの、貴族の息子に手を出そうものならどうなることやら。
「この度はご迷惑をおかけしました」
「あ、ああ……いや、大丈夫だ。元はと言えば僕が……」
ん? なんだこの物分かりの良さは。貴族といったらもっと傲慢で「父上にも殴られたことがないのだぞ!」とか言いそうなものだけど、いやに紳士だ。
イメージとの相違に戸惑いこそあれど、表に出してはならない。舐められたら理不尽な要求をされるかもしれない。かつ、気に入られるわけにもいかない。地位を笠に着るような輩ならこれもまた無茶なことを求められかねない。
「失礼ですが、どういった経緯でこのようなことに……?」
「それは……」
「言うのか、お前が」
アレンくんの声は尖っている。刃こぼれした鋸のように歪で、禍々しささえ感じさせる声音。
ただの怒りとは言えない。そんなちゃちなものではない、憎悪とでも言うべき響きに背筋が凍る。
ここまでの感情が乗るような関係性? 相手は貴族だ、個人商店の一人息子とどこで接点を持つ?
アレンくんについて深くは触れない方がいいのだろうと思ってた。ただ、ここまで表情を歪めるほどの出来事があったのだろう。無垢な、希望に満ちたあの瞳が淀んでいるのだ。無視できる範疇を超えている。
「アレンくんから話してくれる? 後で、二人のときにね」
「話すよ。こいつに語られるのは嫌だ」
「……そう、だな。僕が話すよりずっといい」
青年は踵を返して去っていく。その背中に気高さは感じられず、年相応の普通の青年に思えた。
そもそも貴族かどうかもわからないが、一般家庭で育った雰囲気はない。歩き方一つ取っても品の良さが窺える。
彼は何者だ? アレンくんに縁のある人物なのだろうが、やはり接点らしい接点は見出せない。背中が夜の闇に消えたところで、ようやく一息吐く。
「大丈夫?」
「……うん。ごめんな、怖かっただろ」
「ううん、私は大丈夫。ところで彼は?」
「アーサー・ランドルフ。ミカエリアで一番権力持ってる貴族の一人息子」
とんでもないお方に手を出したものだ。思春期の全能感は無限大だなぁ。
などと呑気なことを考えている場合でもない。なにがどうして胸ぐらを掴むような真似をしたのだろう。
「アーサー様となにかあったの?」
「……昔ね。あいつも口だけだった。オレの傍で応援してくれるって言ってたのにさ、いまはうちの商売敵になって」
あいつも? も、って言った?
アレンくんの人間関係、それも昔のこととなれば知る由はない。私が知っている彼の関係などアリスしかいない。
やはりアリスとなにかあったのか? これは触れていいことなのだろうか。言葉に詰まっていると、アレンくんは深いため息を吐いた。
「……帰りながら話すよ。夜は寒いから」
「うん、わかった。ゆっくりでいいからね」
窄んだ肩に手を置いて、私たちは帰路に着く。
あんなに天真爛漫な子が、こんな陰のある顔を見せるようになるなんて。余程のことがあったのだと思う。詳しく話を聞いてあげたい。
しかし話すことを強要するわけにはいかない。アレンくんにとっても覚悟がいる、あるいは心の整理が必要になる話のはずだ。部外者が安易に触れていい話題ではない。
沈黙が続く。気まずくはあるが、変に私が気を遣えばアレンくんも気遣ってしまうだろう。主導権は彼に預けたままにしておきたいところだが――
「なんでみんな、嘘吐きになっちゃうんだろうね」
「え?」
不意の呟きは恐ろしく鮮明に聴こえた。嘘吐き、と言った? アレンくんの言う「みんな」がどこまでを差しているのかはわからない。
ただ、アーサー様やアリスが関わっていることは間違いないと見ていいだろう。親密な仲になればなるほど、見えないものを信じたくなるものなのかもしれない。それが裏切られれば、嘘吐きと詰りたく理由もわかる気がする。
「嘘吐きって、どういう……?」
「アーサーも、アリスもいなくなった。歌が繋いでくれた人たちだったから、ずっと一緒なんだろうって思ってた」
「でも、いなくなった?」
「そう。アリスは1人でエメラトピアに、アーサーは……いや、ランドルフ家はうちの店の近くに大きいショッピングモールを作ろうとしている。うちの店を潰す気なんだ」
アリスはともかく、アレンくんとアーサー様の間でなにがあったのかはわからない。どんな過程を経て、どんな衝突があっていまに至るのか。私にはわかるはずもない。
ただ、深いところで繋がっていたことだけはわかる。アレンくんの声音や表情から、アリスともアーサー様とも心で結び付いていたことは伝わってくる。
そんな相手を嘘吐きと言うのは、言ってしまうのは、それだけ深い溝を生んでしまったとも考えられる。
「オレと一緒に夢を見てくれると思ってた。同じ夢を見てくれるって信じてた。でも、そうじゃない。みんなオレを置いていく」
天を仰ぐアレンくん。重たく、圧し潰すような分厚い煙。星空なんて見えやしない。ただただ陰鬱で息苦しい空。
俯いたかと思えば、鼻で嗤う。嘘吐きと呼んだ者たちにか、あるいは不確かなものを信じた自分にか。どちらにせよ胸が痛む。
「約束なんて信じたら駄目なんだ。だって、みんな裏切るから。だったら一人で歌ってた方がいい。一人なら……誰にも裏切られたりしないから」
0
あなたにおすすめの小説
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
転生後はゆっくりと
衣更月
ファンタジー
貧しい集落で生まれたリリは、生まれた瞬間から前世の記憶があった。
日本人特有の”配慮”に徹した赤ん坊を演じていたことで、両親から距離を置かれた挙句、村人からも「不気味な子」として敬遠されることに…。
そして、5才の誕生日に遠くの町に捨てられた。
でも、リリは悲観しない。
前世の知識チートは出来ないけど、大人メンタルで堅実に。
目指すは憧れのスローライフが出来るほど、ほどほどの守銭奴としてリリは異世界人として順応していく。
全25話(予定)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界転生日録〜生活魔法は無限大!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
☆感想の受付開始しました。
【あらすじ】
異世界に転生したルイは、5歳の高熱を境に、記憶を取り戻す。一度は言ってみたい「ステータス・オープン」で、ステータスを見れることに気付いた。スキル「生活魔法∞(無限大)」を発見。その意味を知るルイは、仄かに期待を抱いた。
それと同時に、今世の出自である農家の四男は、長男大事な両親の態度に、未来はないと確信。
家族に隠れて、ステータスにあったスキルの一つ「鑑定」を使い、村のお婆(薬師)相手に、金策を開始。
十歳の時に行われたスキル鑑定の結果を父に伝えたが、農家向きのスキルではなかったルイは「家の役には立たない」と判断され、早々に家を追い出される。
だが、追放ありがとう!とばかりに、生活魔法を知るべく、図書館がある街を目指すことにしたルイ。
最初に訪れた街・ゼントで、冒険者登録を済ませる。だがそのギルドの資料室で、前世の文字である漢字が、この世界の魔法文字だという事実を知ることになる。
この世界の魔法文字を試したルイは、魔法文字の奥深さに気づいてしまった。バレないように慎重に……と行動しているつもりのルイだが、そんな彼に奇妙な称号が増えて行く。
そして、冒険者ギルドのギルドマスターや、魔法具師のバレンと共に過ごすうちに、バレンのお師匠様の危機を知る。
そして彼に会いにいくことになったが、その目的地が、図書館がある魔法都市アルティメットだった。
旅の道中もさることながら、魔法都市についても、色々な人に巻き込まれる運命にあるルイだったが……それを知るのは、まだ先である。
☆見切り発車のため、後日変更・追記する場合があります。体調が不安定のため、かける時に書くスタイルです。不定期更新。
☆カクヨム様(吉野 ひな)でも先行投稿しております。
ゴミ捨て場領主のクラフト無双 ~最弱魔法【分解と合成】で領地を黄金郷に変えたら、俺を見下していた大貴族令嬢たちが掌を返してすり寄ってきた件~
namisan
ファンタジー
東西南北の大貴族から「毒の川」「凶暴な魔獣」「莫大な借金」を押し付けられ、王国の『ゴミ捨て場』と化したローゼンベルク領。
父と兄を謀殺され、その絶望の領地を押し付けられた無能貴族のアークは、領地の分割を企む高慢な令嬢たち(王女、公爵令嬢、姫将軍など)に嘲笑われていた。
だが、彼には現代の知識と、隠された最強チート能力があった!
触れたものを瞬時に素材に戻し、全く別のモノに作り変える神の御業――【分解と合成】。
「毒の川」を分解して『超高価な宝石と純水』へ!
「魔獣の死骸」と「瓦礫」を合成して『絶対に壊れない防壁』へ!
借金取りには新素材を高値で売りつけ、逆に敵の経済を支配していく。
圧倒的なクラフト能力で、瞬く間にゴミ捨て場を「無敵の黄金郷」へと作り変えていくアーク。
己の敗北を悟り、震え上がる悪徳貴族と高慢な令嬢たち。
さらに、アークの圧倒的な知略と底知れぬ実力は、気高い令嬢たちの本能に深く刻み込まれていく。
「どうか、私をあなたの手駒としてお使いください……っ!」
プライドを完全にへし折られた最高位の美少女たちは、いつしかアークの与える『恩恵』なしでは生きられないほど、彼に絶対の忠誠と依存を誓うようになっていく――。
最弱のゴミ捨て場から始まる、爽快クラフト内政&ざまぁファンタジー、堂々開幕!
1歳児天使の異世界生活!
春爛漫
ファンタジー
夫に先立たれ、女手一つで子供を育て上げた皇 幸子。病気にかかり死んでしまうが、天使が迎えに来てくれて天界へ行くも、最高神の創造神様が一方的にまくしたてて、サチ・スメラギとして異世界アラタカラに創造神の使徒(天使)として送られてしまう。1歳の子供の身体になり、それなりに人に溶け込もうと頑張るお話。
※心は大人のなんちゃって幼児なので、あたたかい目で見守っていてください。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる