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第1話 100度目の転生

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「誠様、本当に帰ってしまわれるのですか?」「あぁ、元の世界でみんなが待ってるんだ。」「そうですか…でもまたいつかお会いできますよね?」「さぁな」

そうカッコつけた俺は元の世界へと続く魔法陣へと乗る。

やっと、終わる俺の100回目の異世界転生が



「あっ、おかえりなさーい」「今日でお前と会うのも最後だな。クソ女神」「えーそんなんなこと言っていいの?」「うるせー。でも、約束したことは破らないだろ?」
「あったりまえじゃ~ん」「さぁ、何十年か前約束した100回異世界を救う代わりに、元の世界で10年生きさせてくれるってな」「じゃあもう行く?」「あぁ。いつまでもこんな所にいたくないからな」「それじゃあ最後にお知らせ!」「お知らせ?」「君の元々いた世界は、異世界転生者だらけでーす。」「はっ、どういうことだよ。」「いやー私がきみと同じような約束しすぎちゃってさー。まっ、100回も異世界転生してるようなのは君ぐらいだけどね」「その異世界転生者たちはどうしてるんだ?」「とにかく暴れまわっているわ。だから、あなたにお願い」「はっ?もうお願いは聞かないぞ。「生きれる時間を5年増やすから」「5年!?…分かった」「やっぱ君ちょろいね」「やめるぞ」「ごめんって。あと、君には他の異世界転生者たちとは違いたくさんの能力があるわ。あなたは…最強のはずよ」「元の世界でも、能力が使えるのか!?」「えぇ。それとあなたにはもう一つ、あるものをを付け加えるわ」「何だ?」「最強の剣よ。」「そんなのいらねぇだろ」「いいから!」俺は無理矢理、その剣を渡される「それじゃ、さようなら」「あぁ」





こうして、俺の物語が始まった。
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