婚約者とその幼なじみがいい雰囲気すぎることに不安を覚えていましたが、誤解が解けたあとで、その立ち位置にいたのは私でした

珠宮さくら

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ペルネティアとその辺の話し合いをすることになり、クレメンティアも同席することになった。

アルベリックは、ペルネティアにクレメンティアになぜ、破棄をしたがってるなんて言ったのかと聞いたら、ペルネティアは驚くことを言い始めたのだ。


「アルベリックの代わりに言ってあげただけじゃない」
「そんなこと、お前に頼んでない」
「どう見ても、私たちの方がお似合いなのは、明らかじゃない。そんな男女みたいなのにいつまでも我慢することないわ」
「っ、」


クレメンティアは、ペルネティアの言葉に悲しくなってしまったが、アルベリックがそれにすぐさま怒ったので驚いてしまった。


「黙れ」
「っ、!?」


アルベリックが、殺気立ってペルネティアのことを睨みつけていたのだ。


「私の婚約者を侮辱するな。私が彼女に一目惚れして頼み込んで婚約してもらったんだぞ。お前のせいで台無しにするつもりか?」
「は? アルベリック、あなた、私より彼女がいいって言うの?! 信じられない!」


ペルネティアにクレメンティアは、ギロッと睨まれることになったが、アルベリックが庇うように立つのを見て、ペルネティアは不愉快そうに眉を顰めていた。


「ふん。勝手にすればいいわ。後悔しても、知らないんだから」


そう言って怒りながら、ペルネティアは帰ろうとした。アルベリックは、その前にクレメンティアに謝れとペルネティアに言ったが、謝るなんて絶対に嫌よ!と言って行ってしまった。


(謝罪は期待してなかったけど。……つまり、ペルネティアはアルベリックが好きだったってことなのよね?)


どうやら、アルベリックのためと言いつつ、自分の物にするために周りも味方につけて、クレメンティアの悪口を言わせていたようだ。


(まさか、自分が振られるとは思っていなかったのよね。私も、この展開は予想してなかったわ)


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