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第2部1章 躍る大王たち
第87話 『夢のごとくに』
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「先生!」
「え? ええっ!?」
急いでベッドに近寄るイドラ。それを見て、半信半疑でソニアもベッドを覗き込む。
「ウ……ウラシマさん、ですね。この人、本当に」
「どうしてここに……僕は確かに、先生の……ウラシマさんの死体を、この目で見た——」
——しかし、その死体は消失した。
それを思い出し、イドラは二の句を継げなくなる。
「これでわかってもらえただろうか。彼女を見せるためにここへ案内した」
「あ、あの、総裁。この少年らは」
「浦島君と交流があった、現地の人間だ。はるばるこの世界へやってきてくれたのを、先ほど任務中のチーム『片月』が遭遇した」
「本当に……地底世界の……!?」
先ほど、ヤナギにスドウと呼ばれた銀縁眼鏡の彼女は目をしばたたかせる。地底世界からの訪問者を、驚きを持って見つめていた。
「呼吸もして……ます、ね。生きてますっ! でも……それだと、こんなに騒いでも起きないなんて」
「植物状態だ。四年間、彼女はここで眠り続けている」
「どういうことだ!? 僕は確かに、オルファさんの家の庭で確かめたはずだ。先生の……死を!」
確かに死体は消失したが、それでも死亡は確認したはずなのだ。
曇天の庭で。
目を閉じれば、今でもイドラはその手の冷たさを克明に思い出すことができる。
血を失ってくすんだ肌の色も。肺が呼吸を手放し、ピクりとも動かなくなった胸も。青白くなって薄く開いたままなにも喋らない唇も。血に濡れた、形の戻らない指も。
祈るように、彼女の胸元へと、何度も何度も何度も何度も何度も何度も青い天恵を振り下ろした感触も。
この記憶は嘘ではない。絶対にあった出来事だ。ならばなぜ——
「アンダーワールドは実体のない世界だと言ったのを覚えているかね? 実体を持つ我々は、通常の手段でアンダーワールドに入ることはできない。物理的に侵入することは叶わない。だから——肉体を置いて、精神のみをダイブさせるのだ」
そのため、地底世界において彼女が歳を取る速度は、現実世界の肉体に連動していた。
地底世界が運営される時間の速度は現実の32倍。つまり、現地入りした人間の老化速度はその逆、32分の1になる。
外乱を除く方法を模索するウラシマの旅は、百年を超えていた。
「肉体……精神? くそっ、今日はとんでもない話ばっかりだ……! 先生は生きてるのか!? 死んでるのか!?」
「呼吸もしているし、体温もある。生きている……と、言いたいが。意識が戻ることはおそらくない」
「……わたしたちの世界で、ウラシマさんが死んでしまったから、ですか?」
「そうだ、彼女の反応は喪失した。第一次と違い、精神を現地に送る際、タグ付けすることである程度数値の上で彼女の動向を追えるようになっていた。それができなくなった今、彼女の精神がどこにあるのか、誰にもわからん」
「でも……体は生きてるじゃないか。なんとかならないのか!」
「なるならそうしている。手の施しようがないのだ。なにせ、体にはどこにも異常がない」
「く……」
端的かつ明瞭なヤナギの返答に、イドラは歯噛みする。
目をそらすように、ベッドを見た。
ウラシマはただ、穏やかな表情でかすかな呼吸を続けている。すぐそばのイドラたちの騒乱など、別世界の出来事のように。
肉体と精神を分離させなければ、非実体のアンダーワールドへ人間は送れない。
そして彼女は、現地で死亡した。仮想の肉体が消え、そこに宿る精神は行方知れずになった。戻るべき本当の肉体を、この現実世界に残して。
「そんなことが……肉体は生きてるのに、精神だけがないなんて」
彼女の精神は今どこにあるのか?
アンダーワールドだろうか? この現実世界にあるものの、肉体とうまく結びついていないだけなのだろうか?
それとも。アンダーワールドでの死亡に合わせ、そんなものは木端微塵に砕け散り、既にどの世界にも存在しなくなってしまったのだろうか?
今や誰にもわからなかった。
「夢の中で死ぬと、本当に死ぬ」
「……え?」
「私たちの間でよく使われる表現よ。本当かどうかはわからないけれど、夢の中で死んでしまうと、脳が実際に死んだと勘違いして活動を止める——そんな話、聞いたことってある?」
「その話は……ある。幼い頃に、一度だけ」
——こんな話があるのさ。夢の中で死ぬと、本当に死ぬ。
——脳が……頭が、誤作動を起こすわけだね。実際には怪我ひとつないのに、夢の中で全身がバラバラになったりすると、本当にそうなったんじゃないかって勘違いして、自分から生きることをやめちゃうんだ。
まさしくウラシマが、そうイドラに話してくれた。今となっては古い記憶だ。
確か、村の外に出たいと願い、悪夢に苛まれていた時のことだったか。
「そう。それと似て、アンダーワールドで死んでしまうと、肉体は死んだと勘違いして意識を取り戻さない。……ま、実際のところはともかくとして、そういう風に考えるとわかりやすいわ」
あの時のウラシマの話は、ひょっとすると夢に怯えるイドラを丸め込むだけではなく、いつかのために暗に自身の状況を示していたのかもしれない。
「イドラさんのギフトでも、どうにもできないんでしょうか」
「む? イドラ君のギフトとは?」
「えっと……」
ソニアはちらりとイドラの方を見た。話してもよいか、ということだろう。
渋る必要もないと判断し、頷きを返した。
「マイナスナイフ……イドラさんのギフトは怪我を治したりできるんです。ほかにも、空間を飛び越えたり、不死身のイモータルを倒したり……不思議な力があって」
「えっ? ちょ、ちょっと、なにそれ。もしかしてアンダーワールドのギフトってスキルが単一じゃないの?」
意外にも食いついたのはスドウの方だった。興味を隠せないという風に、ソニアに迫る。
「スキルっていうのは、ギフトに備わった特殊な能力のことか?」
「そうよ。私たちは起動コードを設定して、それを引き出してる。劣化コピーじゃない本当のギフトは、色々と再調整されたコピーギフトとは若干性質が違うってわかってはいたけど、そんなことがあるなんて」
「待ってくれ、早合点しないでほしい。こっちもギフトの能力はひとつだけだ。……僕の場合はギフトのステータスがおかしくて、それで能力が複数みたいに見えてるんだよ」
ATK:-65535/DEF:0/INT:0/RES:0/RARITY:1。
幼少期。オルファにもらった天恵試験紙に血を垂らし、確かめた己のギフトの性能だ。
イドラのマイナスナイフの能力はただひとつ。『空間に刃を干渉させる』ことだけ。
傷を治したり、イモータルを殺すのはマイナスのATKがもたらす効力だ。これは前提であり、ギフトとしてそこに備わる能力ではない。
とはいえ、例外的なのは確か。
レアリティ1がゆえの特異さだ。同じくレアリティ1のレツェリの天恵、あの赤い眼球も、動体の断裂に自身の老化の抑制と、傍から見れば複数能力を持っているのと変わらない力を有している。
だがあれはどちらも、限られた空間の時間を遷延させるという単一の能力によるもの。干渉できる範囲が大きすぎて複数能力に見えてしまうだけで、あくまで大元は一つの能力でしかない。
「地底世界で試した時は……何度やっても、先生を助けることは叶わなかったが」
「ここなら、ウラシマさんの本当の体にイドラさんのギフトが使えます。もしかしたら……」
「でも問題はある。この世界に来て、僕のギフトは変わってしまった」
「あっ。そ、そうでした。ごめんなさい。わたしは今、自分のギフトを持ってないから……」
イドラのマイナスナイフは、見た目と性質を変化させていた。地平世界から現実世界に来る際に起こる、言ってみれば順化だ。
もとより現実世界からイドラたちの世界へ持ち込まれた複製天恵であるワダツミは、当然なんの変化も示していない。色々な話を聞きすぎたこともあり、イドラのギフトが変化したのをソニアは失念してしまっていたようだ。
「ギフトの性質が後から変質する……なんてことがあるの?」
「ふつうはない。僕も驚いたんだ、さっき外でアンゴルモアに襲われた時、マイナスナイフを抜いたら刀身が真っ赤になってた。能力も使えなかった」
「ふむ……。世界の壁を越えたことによる影響、と言ったところか?」
「所見ですが、その可能性が高そうです。物理法則一つとっても大きな違いが数値観測で認められていますから」
今更ながら、イドラはスドウが何者なのか気になった。
眠るウラシマばかり気にして、動かない彼女に寄り添っていたスドウのことを気にする暇がなかった、というのが正確なところだ。イドラの視線に気づいてか、スドウは方舟の職員であることを表す制服の襟を正すと、レンズ越しにイドラを見据える。
「自己紹介が遅れたわね。私は須藤夜組、コピーギフト開発部の部長よ。——そのギフト、もしよかったら解析させてくれないかしら」
「え? ええっ!?」
急いでベッドに近寄るイドラ。それを見て、半信半疑でソニアもベッドを覗き込む。
「ウ……ウラシマさん、ですね。この人、本当に」
「どうしてここに……僕は確かに、先生の……ウラシマさんの死体を、この目で見た——」
——しかし、その死体は消失した。
それを思い出し、イドラは二の句を継げなくなる。
「これでわかってもらえただろうか。彼女を見せるためにここへ案内した」
「あ、あの、総裁。この少年らは」
「浦島君と交流があった、現地の人間だ。はるばるこの世界へやってきてくれたのを、先ほど任務中のチーム『片月』が遭遇した」
「本当に……地底世界の……!?」
先ほど、ヤナギにスドウと呼ばれた銀縁眼鏡の彼女は目をしばたたかせる。地底世界からの訪問者を、驚きを持って見つめていた。
「呼吸もして……ます、ね。生きてますっ! でも……それだと、こんなに騒いでも起きないなんて」
「植物状態だ。四年間、彼女はここで眠り続けている」
「どういうことだ!? 僕は確かに、オルファさんの家の庭で確かめたはずだ。先生の……死を!」
確かに死体は消失したが、それでも死亡は確認したはずなのだ。
曇天の庭で。
目を閉じれば、今でもイドラはその手の冷たさを克明に思い出すことができる。
血を失ってくすんだ肌の色も。肺が呼吸を手放し、ピクりとも動かなくなった胸も。青白くなって薄く開いたままなにも喋らない唇も。血に濡れた、形の戻らない指も。
祈るように、彼女の胸元へと、何度も何度も何度も何度も何度も何度も青い天恵を振り下ろした感触も。
この記憶は嘘ではない。絶対にあった出来事だ。ならばなぜ——
「アンダーワールドは実体のない世界だと言ったのを覚えているかね? 実体を持つ我々は、通常の手段でアンダーワールドに入ることはできない。物理的に侵入することは叶わない。だから——肉体を置いて、精神のみをダイブさせるのだ」
そのため、地底世界において彼女が歳を取る速度は、現実世界の肉体に連動していた。
地底世界が運営される時間の速度は現実の32倍。つまり、現地入りした人間の老化速度はその逆、32分の1になる。
外乱を除く方法を模索するウラシマの旅は、百年を超えていた。
「肉体……精神? くそっ、今日はとんでもない話ばっかりだ……! 先生は生きてるのか!? 死んでるのか!?」
「呼吸もしているし、体温もある。生きている……と、言いたいが。意識が戻ることはおそらくない」
「……わたしたちの世界で、ウラシマさんが死んでしまったから、ですか?」
「そうだ、彼女の反応は喪失した。第一次と違い、精神を現地に送る際、タグ付けすることである程度数値の上で彼女の動向を追えるようになっていた。それができなくなった今、彼女の精神がどこにあるのか、誰にもわからん」
「でも……体は生きてるじゃないか。なんとかならないのか!」
「なるならそうしている。手の施しようがないのだ。なにせ、体にはどこにも異常がない」
「く……」
端的かつ明瞭なヤナギの返答に、イドラは歯噛みする。
目をそらすように、ベッドを見た。
ウラシマはただ、穏やかな表情でかすかな呼吸を続けている。すぐそばのイドラたちの騒乱など、別世界の出来事のように。
肉体と精神を分離させなければ、非実体のアンダーワールドへ人間は送れない。
そして彼女は、現地で死亡した。仮想の肉体が消え、そこに宿る精神は行方知れずになった。戻るべき本当の肉体を、この現実世界に残して。
「そんなことが……肉体は生きてるのに、精神だけがないなんて」
彼女の精神は今どこにあるのか?
アンダーワールドだろうか? この現実世界にあるものの、肉体とうまく結びついていないだけなのだろうか?
それとも。アンダーワールドでの死亡に合わせ、そんなものは木端微塵に砕け散り、既にどの世界にも存在しなくなってしまったのだろうか?
今や誰にもわからなかった。
「夢の中で死ぬと、本当に死ぬ」
「……え?」
「私たちの間でよく使われる表現よ。本当かどうかはわからないけれど、夢の中で死んでしまうと、脳が実際に死んだと勘違いして活動を止める——そんな話、聞いたことってある?」
「その話は……ある。幼い頃に、一度だけ」
——こんな話があるのさ。夢の中で死ぬと、本当に死ぬ。
——脳が……頭が、誤作動を起こすわけだね。実際には怪我ひとつないのに、夢の中で全身がバラバラになったりすると、本当にそうなったんじゃないかって勘違いして、自分から生きることをやめちゃうんだ。
まさしくウラシマが、そうイドラに話してくれた。今となっては古い記憶だ。
確か、村の外に出たいと願い、悪夢に苛まれていた時のことだったか。
「そう。それと似て、アンダーワールドで死んでしまうと、肉体は死んだと勘違いして意識を取り戻さない。……ま、実際のところはともかくとして、そういう風に考えるとわかりやすいわ」
あの時のウラシマの話は、ひょっとすると夢に怯えるイドラを丸め込むだけではなく、いつかのために暗に自身の状況を示していたのかもしれない。
「イドラさんのギフトでも、どうにもできないんでしょうか」
「む? イドラ君のギフトとは?」
「えっと……」
ソニアはちらりとイドラの方を見た。話してもよいか、ということだろう。
渋る必要もないと判断し、頷きを返した。
「マイナスナイフ……イドラさんのギフトは怪我を治したりできるんです。ほかにも、空間を飛び越えたり、不死身のイモータルを倒したり……不思議な力があって」
「えっ? ちょ、ちょっと、なにそれ。もしかしてアンダーワールドのギフトってスキルが単一じゃないの?」
意外にも食いついたのはスドウの方だった。興味を隠せないという風に、ソニアに迫る。
「スキルっていうのは、ギフトに備わった特殊な能力のことか?」
「そうよ。私たちは起動コードを設定して、それを引き出してる。劣化コピーじゃない本当のギフトは、色々と再調整されたコピーギフトとは若干性質が違うってわかってはいたけど、そんなことがあるなんて」
「待ってくれ、早合点しないでほしい。こっちもギフトの能力はひとつだけだ。……僕の場合はギフトのステータスがおかしくて、それで能力が複数みたいに見えてるんだよ」
ATK:-65535/DEF:0/INT:0/RES:0/RARITY:1。
幼少期。オルファにもらった天恵試験紙に血を垂らし、確かめた己のギフトの性能だ。
イドラのマイナスナイフの能力はただひとつ。『空間に刃を干渉させる』ことだけ。
傷を治したり、イモータルを殺すのはマイナスのATKがもたらす効力だ。これは前提であり、ギフトとしてそこに備わる能力ではない。
とはいえ、例外的なのは確か。
レアリティ1がゆえの特異さだ。同じくレアリティ1のレツェリの天恵、あの赤い眼球も、動体の断裂に自身の老化の抑制と、傍から見れば複数能力を持っているのと変わらない力を有している。
だがあれはどちらも、限られた空間の時間を遷延させるという単一の能力によるもの。干渉できる範囲が大きすぎて複数能力に見えてしまうだけで、あくまで大元は一つの能力でしかない。
「地底世界で試した時は……何度やっても、先生を助けることは叶わなかったが」
「ここなら、ウラシマさんの本当の体にイドラさんのギフトが使えます。もしかしたら……」
「でも問題はある。この世界に来て、僕のギフトは変わってしまった」
「あっ。そ、そうでした。ごめんなさい。わたしは今、自分のギフトを持ってないから……」
イドラのマイナスナイフは、見た目と性質を変化させていた。地平世界から現実世界に来る際に起こる、言ってみれば順化だ。
もとより現実世界からイドラたちの世界へ持ち込まれた複製天恵であるワダツミは、当然なんの変化も示していない。色々な話を聞きすぎたこともあり、イドラのギフトが変化したのをソニアは失念してしまっていたようだ。
「ギフトの性質が後から変質する……なんてことがあるの?」
「ふつうはない。僕も驚いたんだ、さっき外でアンゴルモアに襲われた時、マイナスナイフを抜いたら刀身が真っ赤になってた。能力も使えなかった」
「ふむ……。世界の壁を越えたことによる影響、と言ったところか?」
「所見ですが、その可能性が高そうです。物理法則一つとっても大きな違いが数値観測で認められていますから」
今更ながら、イドラはスドウが何者なのか気になった。
眠るウラシマばかり気にして、動かない彼女に寄り添っていたスドウのことを気にする暇がなかった、というのが正確なところだ。イドラの視線に気づいてか、スドウは方舟の職員であることを表す制服の襟を正すと、レンズ越しにイドラを見据える。
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