126 / 163
第2部2章 堕落戦線
第122話 『乙女の秘密』
しおりを挟む
なにも言わずともそばにいてくれる。そして、居続けようとしてくれている。
そのありがたみを、今一度イドラは嚙み締めた。
(いつもいつも——ああ、本当に。ソニアには助けられてばかりだな)
崩れかけた誓いを思い出す。今でも隣にいてくれるソニアのことを、誰より大切な少女のことを、守らなければならない。
死者のためという一念に沿って刀を振るうカナヒトに、迷いの生じる余地はない。
そしてイドラもまた、最愛の隣人のためならば迷いを捨てられる。
イドラひとりに考えさせるためか、カナヒトは踵を返して立ち去ろうとしていた。その背に、イドラは声を投げかける。
「待ってくれ、カナヒト」
「イドラ?」
「僕ももう、『片月』の一員だ」
振り向いたその男に、決意を述べる。
「だったら、責任はある。仲間を守れなかった責任はあるはずだ」
「お前——」
「背負わせてくれ。せめて、トウヤのぶんは、僕にも」
ソニアはまだ、その人外の力を失いながらも、戦おうとしている。
ならばイドラも逃げるわけにはいかない。諦めていい道理などあるはずもない。
仲間を失おうとも、カナヒトのようにその死を背負い、『片月』の一員として戦い続ける。
「——そうかよ。少しはマシな顔になったじゃねえか」
「そりゃどうも。トウヤがいなくなったのに僕まで塞ぎこんでたら、いよいよ『片月』の人員不足が深刻になりそうなんでね」
「言うじゃねえか、さっきまでメソメソしてたくせに」
「なっ。メ、メソメソはしてないだろ」
「いやぁ? 涙の痕、残ってるぞ」
「……っ!」
イドラは急いで目の下をぬぐう。その必死さに、カナヒトは声を出して笑った。
「ま、立ち直ったんならソニアとも話せよ。きっと心配してるだろ」
「ああ、わかってる——」
イドラが返事を寄こす頃には、カナヒトは角の方へ歩き去っていた。
無人になった廊下でイドラはひとり、肩をすくめてつぶやく。
「——ったく、おせっかいだよ。リーダー」
*
訓練室を使ったことはないイドラだったが、場所くらいは知っていた。
ただ当然ではあるが、訓練室を使うのはなにもチーム『片月』の面々だけではない。前まで来てみると、五つ中四つに施錠のランプが点いていた。今日は人の多い日らしい。
これではどこにソニアがいるのかわからない。
どうしたものかと困りかけたイドラだったが、ある可能性を思いつき、ランプの点いてない一室のドアをそうっと、わずかにだけ開けてみた。
……中から声がする。
(絶対ここだ……)
ロックのかけ忘れ。電子的な仕組みに慣れない気持ちは、イドラにもよくわかった。
「ソニア」
「——わひゃあっ!?」
鉄扉を開けると、よほど驚いたのか、部屋の真ん中にいたソニアはぴょんと飛び上がっていた。
カナヒトの言っていた通り、そのそばにはウラシマもいる。車椅子姿だ。
「イ、イドラさんっ? どうしたんですか?」
「いや——その、最近いっしょにいる時間が少ないからさ。ご飯でもどうかなって」
面と向かって言うのは、それもウラシマの前で誘うのはどこか気恥ずかしいものがある。しかしここまで来てなにも言わないのもそれはそれで不自然なため、イドラはなんでもない風を装った。
「ご飯……はいっ、ぜひ!」
「先生もどうです?」
「そうだね。二人の仲に水を差すのは——と思わなくもないけれど、せっかくだから行こうかな」
「あっ、あのわたし、シャワーだけ浴びてきていいですか? 汗かいちゃったので……」
もちろんだ、とイドラが返すと、ソニアはわたわたと訓練室を出ていった。
ゆっくりでいいのに、なんて思いつつ、イドラはしばらくぶりに見る微笑ましいソニアの姿にほっとする。
(しかし……今のソニア、僕が訓練室に入る前からワダツミを鞘に仕舞ってたな)
訓練室には確か、アンゴルモアの姿を空間に投射して動かす、模擬戦闘の機能があったはずだ。だがそれも使っていないようだった。
かといって往時であればいざ知らず、車椅子なのを見てわかる通り、今のウラシマに稽古の相手を務められるわけもない。
ソニアは日夜、訓練室に籠って一体どんな訓練をしているのだろう?
気になったイドラだったが、先に口を開いたのはウラシマだった。手元のレバーでころころ車輪を操作し、そばまで近づいてくる。
「イドラ君、なんだか吹っ切れたような顔をしてるね」
「え? そうですか?」
「そうとも。奏人君のおかげかな?」
「……なんでそう、みんなしてお見通しなんですかね。いつも」
「ふふ、顔に出やすいからね。キミは」
もっとも、わかりやすいのはキミだけじゃないけれど、とウラシマ。
ほかに誰のことを指しているのか。先ほどまでこの場にいた少女のことを思えば、考えるまでもなかった。
「ところで、先生、ソニアといつもなんの訓練してるんですか?」
話題を換えたくて、ついイドラはそんな質問を投げかける。だが口に出してみれば、それは実際気になる疑問ではあった。
アンゴルモアのホログラムを使うでもなく。ほかの稽古相手がいるでもなく。
問われたウラシマは、「んー」と頬に人差し指を当て、わずかに考え込んでから答える。
「乙女の秘密、かな」
どうやらソニアが自分から教えるまで、教えてくれる気はないらしい。
ならば仕方ない。イドラは「そうですか」と諦め、ソニアが戻るのを待つ。
それから三人で食堂に向かい、久しぶりに他者との穏やかな時間を過ごしたのだった。
*
イドラが総裁室に呼ばれたのはその翌日だった。
「悪いな。急な呼び出しをして」
「いや……」
内線で話があるとだけ告げられ、やってきたイドラを待っていたのは椅子に腰掛けたヤナギだ。
ほかには誰もおらず、ヤナギの机の上には、なんらかの黒いケースが置かれてある。
「……これは?」
開口一番、イドラはその箱について訊く。
ヤナギは鷹揚にうなずいた。
「実は、ソニア君から君のギフトに関して相談を受けていた。身を削る、『代償』を必要とするスキル……懸念を抱くのも無理はない」
「相談? そんなことが」
「加えて、須藤君からも後押しを受けてな。コンペンセイターは真正のギフトだけあり強い力を持つが、そのぶん負担も大きいため、こちらでサポートする必要があると」
スドウも関わっているらしい。イドラは、色々な人に心配をかけているのだなと苦笑した。
「そこで、医療部に作ってもらったのがこのアンプルだ」
「アンプル?」
ヤナギの手がケースを開く。中には、薬剤の入った三つの容器が収められていた。
ヤナギはアンプルと言ったが、正確には違う。プレフィルドシリンジと呼ばれる、前もって薬剤の充填されている注射器だ。
「中身は……まあ、栄養剤や強壮剤、興奮剤の類だな。君のギフトの代償を多少なりとも補えるはずだ」
「よくわからないが、どう使うんだ?」
「容器ごと首にでも押し当てればいい。おっと、注射も馴染みはないかね? ちくりと痛むが、我慢はできるはずだ」
「そうか。なんにしろ、コンペンセイターの代償を和らげられるならありがたい」
「ただ、過信はするなよ——薬剤はあくまでスキル使用後の気絶を防ぐだけで、代償そのものをなかったことにできるわけではない。体への負担も大きいがゆえに、当面はこの三本のみ渡しておくが、連続での使用はなるべく避けることだ」
平たく言えば元気の前借りだ。根本的な解決になるような代物ではない。
ただそれでも、イドラにとってはありがたかった。戦場で気を失えば、次に目覚める可能性は限りなく低い。
「肝に銘じるよ」
この道具は、次の戦いのためのものだ。よって少し前の、悩み迷っていた頃のイドラであれば、受け取るのに躊躇してしまったかもしれない。
しかし、もう迷いはない。ケースを受け取る。
「確かに受け取った。ありがとう」
「礼には及ばん。アンゴルモアはあくまでこちらの世界の事情だというのに、助力してくれていることについて、君たちには心から感謝している。儂個人としても、方舟の総意としてもな」
ヤナギの話し方はどこまでも真摯なもので、嘘偽りないと確信させた。
「それで……用はこれだけか?」
「いいや、もう一点話しておきたいことがある——のだが」
「——?」
てっきり薬を渡すためだけに呼ばれたのかと思ったイドラだったが、そうではないらしい。ヤナギは眉間のしわを深くして言う。
「髙比良は相変わらず、言うことを聞かんらしい」
タカヒラ? 誰の話だ、それは。
そうイドラは問いかけようとしたが、先に、ぱたぱたと廊下を駆ける足音が耳に入った。
部屋の外からだ。総裁室に向かって、軽快なリズムが近づいてくる。
「すみませーんっ、遅れたっす——!」
そして、ノックもなしに大きな声で入室してきたのは、イドラと同程度の年頃と思しき少女だった。
そのありがたみを、今一度イドラは嚙み締めた。
(いつもいつも——ああ、本当に。ソニアには助けられてばかりだな)
崩れかけた誓いを思い出す。今でも隣にいてくれるソニアのことを、誰より大切な少女のことを、守らなければならない。
死者のためという一念に沿って刀を振るうカナヒトに、迷いの生じる余地はない。
そしてイドラもまた、最愛の隣人のためならば迷いを捨てられる。
イドラひとりに考えさせるためか、カナヒトは踵を返して立ち去ろうとしていた。その背に、イドラは声を投げかける。
「待ってくれ、カナヒト」
「イドラ?」
「僕ももう、『片月』の一員だ」
振り向いたその男に、決意を述べる。
「だったら、責任はある。仲間を守れなかった責任はあるはずだ」
「お前——」
「背負わせてくれ。せめて、トウヤのぶんは、僕にも」
ソニアはまだ、その人外の力を失いながらも、戦おうとしている。
ならばイドラも逃げるわけにはいかない。諦めていい道理などあるはずもない。
仲間を失おうとも、カナヒトのようにその死を背負い、『片月』の一員として戦い続ける。
「——そうかよ。少しはマシな顔になったじゃねえか」
「そりゃどうも。トウヤがいなくなったのに僕まで塞ぎこんでたら、いよいよ『片月』の人員不足が深刻になりそうなんでね」
「言うじゃねえか、さっきまでメソメソしてたくせに」
「なっ。メ、メソメソはしてないだろ」
「いやぁ? 涙の痕、残ってるぞ」
「……っ!」
イドラは急いで目の下をぬぐう。その必死さに、カナヒトは声を出して笑った。
「ま、立ち直ったんならソニアとも話せよ。きっと心配してるだろ」
「ああ、わかってる——」
イドラが返事を寄こす頃には、カナヒトは角の方へ歩き去っていた。
無人になった廊下でイドラはひとり、肩をすくめてつぶやく。
「——ったく、おせっかいだよ。リーダー」
*
訓練室を使ったことはないイドラだったが、場所くらいは知っていた。
ただ当然ではあるが、訓練室を使うのはなにもチーム『片月』の面々だけではない。前まで来てみると、五つ中四つに施錠のランプが点いていた。今日は人の多い日らしい。
これではどこにソニアがいるのかわからない。
どうしたものかと困りかけたイドラだったが、ある可能性を思いつき、ランプの点いてない一室のドアをそうっと、わずかにだけ開けてみた。
……中から声がする。
(絶対ここだ……)
ロックのかけ忘れ。電子的な仕組みに慣れない気持ちは、イドラにもよくわかった。
「ソニア」
「——わひゃあっ!?」
鉄扉を開けると、よほど驚いたのか、部屋の真ん中にいたソニアはぴょんと飛び上がっていた。
カナヒトの言っていた通り、そのそばにはウラシマもいる。車椅子姿だ。
「イ、イドラさんっ? どうしたんですか?」
「いや——その、最近いっしょにいる時間が少ないからさ。ご飯でもどうかなって」
面と向かって言うのは、それもウラシマの前で誘うのはどこか気恥ずかしいものがある。しかしここまで来てなにも言わないのもそれはそれで不自然なため、イドラはなんでもない風を装った。
「ご飯……はいっ、ぜひ!」
「先生もどうです?」
「そうだね。二人の仲に水を差すのは——と思わなくもないけれど、せっかくだから行こうかな」
「あっ、あのわたし、シャワーだけ浴びてきていいですか? 汗かいちゃったので……」
もちろんだ、とイドラが返すと、ソニアはわたわたと訓練室を出ていった。
ゆっくりでいいのに、なんて思いつつ、イドラはしばらくぶりに見る微笑ましいソニアの姿にほっとする。
(しかし……今のソニア、僕が訓練室に入る前からワダツミを鞘に仕舞ってたな)
訓練室には確か、アンゴルモアの姿を空間に投射して動かす、模擬戦闘の機能があったはずだ。だがそれも使っていないようだった。
かといって往時であればいざ知らず、車椅子なのを見てわかる通り、今のウラシマに稽古の相手を務められるわけもない。
ソニアは日夜、訓練室に籠って一体どんな訓練をしているのだろう?
気になったイドラだったが、先に口を開いたのはウラシマだった。手元のレバーでころころ車輪を操作し、そばまで近づいてくる。
「イドラ君、なんだか吹っ切れたような顔をしてるね」
「え? そうですか?」
「そうとも。奏人君のおかげかな?」
「……なんでそう、みんなしてお見通しなんですかね。いつも」
「ふふ、顔に出やすいからね。キミは」
もっとも、わかりやすいのはキミだけじゃないけれど、とウラシマ。
ほかに誰のことを指しているのか。先ほどまでこの場にいた少女のことを思えば、考えるまでもなかった。
「ところで、先生、ソニアといつもなんの訓練してるんですか?」
話題を換えたくて、ついイドラはそんな質問を投げかける。だが口に出してみれば、それは実際気になる疑問ではあった。
アンゴルモアのホログラムを使うでもなく。ほかの稽古相手がいるでもなく。
問われたウラシマは、「んー」と頬に人差し指を当て、わずかに考え込んでから答える。
「乙女の秘密、かな」
どうやらソニアが自分から教えるまで、教えてくれる気はないらしい。
ならば仕方ない。イドラは「そうですか」と諦め、ソニアが戻るのを待つ。
それから三人で食堂に向かい、久しぶりに他者との穏やかな時間を過ごしたのだった。
*
イドラが総裁室に呼ばれたのはその翌日だった。
「悪いな。急な呼び出しをして」
「いや……」
内線で話があるとだけ告げられ、やってきたイドラを待っていたのは椅子に腰掛けたヤナギだ。
ほかには誰もおらず、ヤナギの机の上には、なんらかの黒いケースが置かれてある。
「……これは?」
開口一番、イドラはその箱について訊く。
ヤナギは鷹揚にうなずいた。
「実は、ソニア君から君のギフトに関して相談を受けていた。身を削る、『代償』を必要とするスキル……懸念を抱くのも無理はない」
「相談? そんなことが」
「加えて、須藤君からも後押しを受けてな。コンペンセイターは真正のギフトだけあり強い力を持つが、そのぶん負担も大きいため、こちらでサポートする必要があると」
スドウも関わっているらしい。イドラは、色々な人に心配をかけているのだなと苦笑した。
「そこで、医療部に作ってもらったのがこのアンプルだ」
「アンプル?」
ヤナギの手がケースを開く。中には、薬剤の入った三つの容器が収められていた。
ヤナギはアンプルと言ったが、正確には違う。プレフィルドシリンジと呼ばれる、前もって薬剤の充填されている注射器だ。
「中身は……まあ、栄養剤や強壮剤、興奮剤の類だな。君のギフトの代償を多少なりとも補えるはずだ」
「よくわからないが、どう使うんだ?」
「容器ごと首にでも押し当てればいい。おっと、注射も馴染みはないかね? ちくりと痛むが、我慢はできるはずだ」
「そうか。なんにしろ、コンペンセイターの代償を和らげられるならありがたい」
「ただ、過信はするなよ——薬剤はあくまでスキル使用後の気絶を防ぐだけで、代償そのものをなかったことにできるわけではない。体への負担も大きいがゆえに、当面はこの三本のみ渡しておくが、連続での使用はなるべく避けることだ」
平たく言えば元気の前借りだ。根本的な解決になるような代物ではない。
ただそれでも、イドラにとってはありがたかった。戦場で気を失えば、次に目覚める可能性は限りなく低い。
「肝に銘じるよ」
この道具は、次の戦いのためのものだ。よって少し前の、悩み迷っていた頃のイドラであれば、受け取るのに躊躇してしまったかもしれない。
しかし、もう迷いはない。ケースを受け取る。
「確かに受け取った。ありがとう」
「礼には及ばん。アンゴルモアはあくまでこちらの世界の事情だというのに、助力してくれていることについて、君たちには心から感謝している。儂個人としても、方舟の総意としてもな」
ヤナギの話し方はどこまでも真摯なもので、嘘偽りないと確信させた。
「それで……用はこれだけか?」
「いいや、もう一点話しておきたいことがある——のだが」
「——?」
てっきり薬を渡すためだけに呼ばれたのかと思ったイドラだったが、そうではないらしい。ヤナギは眉間のしわを深くして言う。
「髙比良は相変わらず、言うことを聞かんらしい」
タカヒラ? 誰の話だ、それは。
そうイドラは問いかけようとしたが、先に、ぱたぱたと廊下を駆ける足音が耳に入った。
部屋の外からだ。総裁室に向かって、軽快なリズムが近づいてくる。
「すみませーんっ、遅れたっす——!」
そして、ノックもなしに大きな声で入室してきたのは、イドラと同程度の年頃と思しき少女だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる