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Chapter1:死骸人形と欠けた月
第九話:記憶の欠片を探して
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食休みもそこそこに、三人は居間を出て廊下を渡り、屋敷の離れへと移動していた。
ヤトの中にある、砕け散った記憶。あるいは断線した糸。
それらを復元するため、まさしく一縷の望みにかけ、かつてリアンが使っていたという部屋へ向かうためだった。
「しっかし、リアンの部屋はずいぶん遠くにあるんだな」
「離れには稽古に使う武道場が隣接されているんです。幼い頃からそこで、兄さまは父さまに魔術の腕を鍛え上げられていました。その関係で、兄さまの部屋も武道場に近い離れの方にあるんです」
「チギリ氏か……。ワタシがこのフェルゼン村に赴任したのが五年前——リアンとミアちゃんの父君である氏の他界が三年前。同じ時間を過ごせたのはたったの二年、ワタシも多くの言葉を交わせたわけではないが、病に倒れる晩年までその厳格さ、雨風を跳ね返す屈強な巌のような貫禄は損なわれていなかった」
「父さまはずっと感謝していましたよ。ノルトさんがいてくれたおかげで、半年は長く生きながられたと」
「たったの半年だ。できることなら、ミアちゃんが大人になった姿を見られるまで延命させたかった。可憐なキミならば、いずれ誰もが目を見張るほどに美しい女性になるはずだ——」
言いながら、ノルトは軽く目を細める。あと五年か六年も経ち、成熟したミアの姿を想像しているのか。
鉄のような表情こそぴくりとも変わらないものの、細められた青い目には、確かに少女を見守る親愛が浮かんでいた。
「そ、そんな。言い過ぎですよ」
「いいや、決して過言ではない。ヤト、キミもそう思うだろう?」
白衣の彼女はヤトへ視線を移す。ミアの兄にして、かつての友人だったものを器として目覚めた何者かに。
突然話を振られて驚くヤトだったが、ミアが大人になればどうなるかなど、考えるまでもない。
「当然だ。ミアはかわいいからな、綺麗になるに決まってる」
「なっ……!?」
「ふむ」
誰よりも愛らしく、健気な妹——
ノルトの言う通り、将来はとびきりの美人になるに違いない。
自然と、そう思った。
ミアに対する波濤のような感情が、どこから来ているのかがわからないほどヤトも馬鹿ではない。そもそもヘルツェガヌムの乗っ取った肉体の脳は相当な上物で、記憶を除けば機能的な劣化もなく、馬鹿になどなりようがない。
だがその由来がわかったとて、なんの意味があろう?
湧き出る想いを感じないようにはできない。感情は消せない。
ヤトは初めから、ミアに会うために洞窟から歩いてきた。ヤトにとってミアが大切なのは、その魂が損なわれようとも変わりない、肉体に刻まれた絶対の指令なのだ。
「ヤ、ヤトさんまでなに言ってるんですかっ。大体、話が脱線してます……! 父さまの話だったはずです! ヤトさんは、父さまのことでなにか思い出したりしないんですか!」
真っ赤になって話題を逸らす。その微笑ましい必死さに、胸が温かくなるのを感じる。
この感情が、肉体に伴ったリアンの残滓なのか。純然たるヤトの気持ちなのか。判別することなどもはや不可能だった。
「なんにも。父親の……チギリ? の部屋はまだあるのか?」
「書斎が残ってます。ここじゃなく、母屋の方にありますけど……そちらも後で行ってみますか?」
「そうだな。見るだけ見てみよう」
そうこうしているうちに、廊下の奥に着く。
壁に一つだけぽつんと佇む扉。わざわざ名前など書かれてはいなかったが、ここがリアンの部屋なのだろう。ずいぶん奥まったところにある。
部屋を前に足踏みする理由もなく、早速扉を開けてみる。
殺風景とまではいかないが、細かく整頓された内装が一同を出迎えた。
「ん……こりゃあ、なんて言うか。ずいぶんと寂しい部屋だな」
「あっ、元々はこうじゃないんです。兄さまが学院に行く時、整理していったので。一部は倉庫の蔵に移したりして……」
「ああ、なるほど」
持ち主のいないその空間は最低限の家具のみを残し、がらんとしている。窓は閉められていたが、埃っぽい感じもしなかった。
「ふむ。この部屋は掃除しているようだな、ミアちゃん」
「えっと……はい。屋敷全体には手が回らないですけど、ここだけは綺麗にしておきたくて……」
道理で埃もないわけだ。リアンがいつ帰ってきてもいいよう、兄の部屋だけは掃除していたらしい。
「なら昨日、オレはここで寝ればよかったんじゃ?」
「——あ。そ、その発想はありませんでした……」
うっかりしていた、と頬を赤くする。
「それで? ヤト、なにか思い出したか?」
ノルトにそう問いかけられ、ヤトは改めて室内を見渡した。
リアンが長年過ごした部屋。つまりそれは、ヤトの肉体が過ごしてきた部屋だ。その壁や床、机の細かな傷に至るまで、あちこちを見回し——
「ダメみたいだ。なんとなく見覚えくらいはある気がするが、特にこれといって浮かぶものはない」
——試みの一つ目が、空振りに終わったことを理解した。
*
今度は離れに隣接した道場へやってくる。
帝都やかの学術都市でもあるまいし、このような田舎の土地などいくらでも有り余っている。それゆえに面積を贅沢に占有した、広々とした板張りの稽古場が一同を迎え入れた。
「ここは掃除してないので……ちょっぴり埃っぽいかもです」
「広いな。ただなんとなく、ここも見覚えはあるような」
奥の壁に目を向けると、そこには荒々しい筆使いで一文が記された、横書きの書がくすんだ色の額縁に入れて飾られていた。
——『苦痛なくして勝利なし』。
どこか覚えのある格言。つながりそうな記憶の糸は、あと少しのところで届かない。
「そうでしょう。兄さまは小さい頃から、ここで父さまに陽魔術の鍛錬を受けてましたから」
「ああ、さっき言ってたな……ん? 陽魔術? 陰陽魔術、じゃなかったか?」
昨日、ノルトの診療所から帰る道すがら。
ヤトはミアにとてつもない兄自慢と、ついでに魔術血統に関して教示を受けた。
子は親から血とともに、そこに宿る魔術をも受け継ぐ——
通常は両親の片方。あるいは、母と父の魔術が混合したような性質の血統魔術を開化させる者もいる。
そしてリアン・ムラクモはそのどちらでもない。二種の魔術血統が体内で完璧に調和し、互いに侵すことなく両立した二重顕在者。
その魔術は父より継ぎし陰陽魔術、そして、魔の蛇の血より得られた血晶魔術。
「あ……それは間違いではないんですけど。正確には、兄さまが使える陰陽魔術は陽魔術だけなんです。陰陽魔術は、性別によって陰と陽のどちらが使えるかが決まっちゃうので」
「え? そうなのか。えーと、リアンが陽……なら、男は陽魔術、女が陰魔術?」
「はい。どんな魔術血統も、世代を経るにつれての性質変化は避けられません。でも、これだけはずっと昔からそうらしいです」
同じ血、同じ血統魔術を継いでいても、身体的性別で陰と陽のどちらを扱えるかが決定付けられる。
それがムラクモの一族が継ぐ、陰陽魔術という力だった。もっともリアンの家系を遡れば、魔術を極め、その限界を超えた者もいたが。
リアンたちとは浅くない付き合いのノルトも、その陰陽魔術の特性については承知しているらしい。彼女は形のいい顎を引いてうなずいた。
「同じ血統でありながら、性差に基づいて魔術の性質が二分される……。これは陰陽魔術の世界的に見てもかなり稀な特性と言えよう。確か、大陸西方に住まうセレイネスの民が似たような——いや、余計な話か。ヤト、ここなら広さも申し分ない。陽魔術を試してみてはどうだ」
「それがいいかもしれません。ガルディに襲われた時は血晶魔術を使ったんですよね? 少なくともわたしがここで見ていた限り、兄さまが使い慣れていたのは陽魔術の方でした」
「と、言われても。正直、陽魔術ってのがしっくり来ないんだが……どうすればいいのかさっぱりだ」
「そう、なんですか?」
術式を構築するための詠唱が浮かばなければ、魔術もなにもない。手描きで術式を描く方法もあるが、そちらもまるでどうすればいいのかわからない。
陽魔術が使えないヤトに、悪気はないのだろうがミアは落胆めいたものを見せる。
長い年月をかけて鍛えたリアンの陽魔術の腕前は、その肉体を操るヤトには一片たりとも受け継がれず、きれいさっぱり消えてしまったのだろうか?
ヤトの中にある、砕け散った記憶。あるいは断線した糸。
それらを復元するため、まさしく一縷の望みにかけ、かつてリアンが使っていたという部屋へ向かうためだった。
「しっかし、リアンの部屋はずいぶん遠くにあるんだな」
「離れには稽古に使う武道場が隣接されているんです。幼い頃からそこで、兄さまは父さまに魔術の腕を鍛え上げられていました。その関係で、兄さまの部屋も武道場に近い離れの方にあるんです」
「チギリ氏か……。ワタシがこのフェルゼン村に赴任したのが五年前——リアンとミアちゃんの父君である氏の他界が三年前。同じ時間を過ごせたのはたったの二年、ワタシも多くの言葉を交わせたわけではないが、病に倒れる晩年までその厳格さ、雨風を跳ね返す屈強な巌のような貫禄は損なわれていなかった」
「父さまはずっと感謝していましたよ。ノルトさんがいてくれたおかげで、半年は長く生きながられたと」
「たったの半年だ。できることなら、ミアちゃんが大人になった姿を見られるまで延命させたかった。可憐なキミならば、いずれ誰もが目を見張るほどに美しい女性になるはずだ——」
言いながら、ノルトは軽く目を細める。あと五年か六年も経ち、成熟したミアの姿を想像しているのか。
鉄のような表情こそぴくりとも変わらないものの、細められた青い目には、確かに少女を見守る親愛が浮かんでいた。
「そ、そんな。言い過ぎですよ」
「いいや、決して過言ではない。ヤト、キミもそう思うだろう?」
白衣の彼女はヤトへ視線を移す。ミアの兄にして、かつての友人だったものを器として目覚めた何者かに。
突然話を振られて驚くヤトだったが、ミアが大人になればどうなるかなど、考えるまでもない。
「当然だ。ミアはかわいいからな、綺麗になるに決まってる」
「なっ……!?」
「ふむ」
誰よりも愛らしく、健気な妹——
ノルトの言う通り、将来はとびきりの美人になるに違いない。
自然と、そう思った。
ミアに対する波濤のような感情が、どこから来ているのかがわからないほどヤトも馬鹿ではない。そもそもヘルツェガヌムの乗っ取った肉体の脳は相当な上物で、記憶を除けば機能的な劣化もなく、馬鹿になどなりようがない。
だがその由来がわかったとて、なんの意味があろう?
湧き出る想いを感じないようにはできない。感情は消せない。
ヤトは初めから、ミアに会うために洞窟から歩いてきた。ヤトにとってミアが大切なのは、その魂が損なわれようとも変わりない、肉体に刻まれた絶対の指令なのだ。
「ヤ、ヤトさんまでなに言ってるんですかっ。大体、話が脱線してます……! 父さまの話だったはずです! ヤトさんは、父さまのことでなにか思い出したりしないんですか!」
真っ赤になって話題を逸らす。その微笑ましい必死さに、胸が温かくなるのを感じる。
この感情が、肉体に伴ったリアンの残滓なのか。純然たるヤトの気持ちなのか。判別することなどもはや不可能だった。
「なんにも。父親の……チギリ? の部屋はまだあるのか?」
「書斎が残ってます。ここじゃなく、母屋の方にありますけど……そちらも後で行ってみますか?」
「そうだな。見るだけ見てみよう」
そうこうしているうちに、廊下の奥に着く。
壁に一つだけぽつんと佇む扉。わざわざ名前など書かれてはいなかったが、ここがリアンの部屋なのだろう。ずいぶん奥まったところにある。
部屋を前に足踏みする理由もなく、早速扉を開けてみる。
殺風景とまではいかないが、細かく整頓された内装が一同を出迎えた。
「ん……こりゃあ、なんて言うか。ずいぶんと寂しい部屋だな」
「あっ、元々はこうじゃないんです。兄さまが学院に行く時、整理していったので。一部は倉庫の蔵に移したりして……」
「ああ、なるほど」
持ち主のいないその空間は最低限の家具のみを残し、がらんとしている。窓は閉められていたが、埃っぽい感じもしなかった。
「ふむ。この部屋は掃除しているようだな、ミアちゃん」
「えっと……はい。屋敷全体には手が回らないですけど、ここだけは綺麗にしておきたくて……」
道理で埃もないわけだ。リアンがいつ帰ってきてもいいよう、兄の部屋だけは掃除していたらしい。
「なら昨日、オレはここで寝ればよかったんじゃ?」
「——あ。そ、その発想はありませんでした……」
うっかりしていた、と頬を赤くする。
「それで? ヤト、なにか思い出したか?」
ノルトにそう問いかけられ、ヤトは改めて室内を見渡した。
リアンが長年過ごした部屋。つまりそれは、ヤトの肉体が過ごしてきた部屋だ。その壁や床、机の細かな傷に至るまで、あちこちを見回し——
「ダメみたいだ。なんとなく見覚えくらいはある気がするが、特にこれといって浮かぶものはない」
——試みの一つ目が、空振りに終わったことを理解した。
*
今度は離れに隣接した道場へやってくる。
帝都やかの学術都市でもあるまいし、このような田舎の土地などいくらでも有り余っている。それゆえに面積を贅沢に占有した、広々とした板張りの稽古場が一同を迎え入れた。
「ここは掃除してないので……ちょっぴり埃っぽいかもです」
「広いな。ただなんとなく、ここも見覚えはあるような」
奥の壁に目を向けると、そこには荒々しい筆使いで一文が記された、横書きの書がくすんだ色の額縁に入れて飾られていた。
——『苦痛なくして勝利なし』。
どこか覚えのある格言。つながりそうな記憶の糸は、あと少しのところで届かない。
「そうでしょう。兄さまは小さい頃から、ここで父さまに陽魔術の鍛錬を受けてましたから」
「ああ、さっき言ってたな……ん? 陽魔術? 陰陽魔術、じゃなかったか?」
昨日、ノルトの診療所から帰る道すがら。
ヤトはミアにとてつもない兄自慢と、ついでに魔術血統に関して教示を受けた。
子は親から血とともに、そこに宿る魔術をも受け継ぐ——
通常は両親の片方。あるいは、母と父の魔術が混合したような性質の血統魔術を開化させる者もいる。
そしてリアン・ムラクモはそのどちらでもない。二種の魔術血統が体内で完璧に調和し、互いに侵すことなく両立した二重顕在者。
その魔術は父より継ぎし陰陽魔術、そして、魔の蛇の血より得られた血晶魔術。
「あ……それは間違いではないんですけど。正確には、兄さまが使える陰陽魔術は陽魔術だけなんです。陰陽魔術は、性別によって陰と陽のどちらが使えるかが決まっちゃうので」
「え? そうなのか。えーと、リアンが陽……なら、男は陽魔術、女が陰魔術?」
「はい。どんな魔術血統も、世代を経るにつれての性質変化は避けられません。でも、これだけはずっと昔からそうらしいです」
同じ血、同じ血統魔術を継いでいても、身体的性別で陰と陽のどちらを扱えるかが決定付けられる。
それがムラクモの一族が継ぐ、陰陽魔術という力だった。もっともリアンの家系を遡れば、魔術を極め、その限界を超えた者もいたが。
リアンたちとは浅くない付き合いのノルトも、その陰陽魔術の特性については承知しているらしい。彼女は形のいい顎を引いてうなずいた。
「同じ血統でありながら、性差に基づいて魔術の性質が二分される……。これは陰陽魔術の世界的に見てもかなり稀な特性と言えよう。確か、大陸西方に住まうセレイネスの民が似たような——いや、余計な話か。ヤト、ここなら広さも申し分ない。陽魔術を試してみてはどうだ」
「それがいいかもしれません。ガルディに襲われた時は血晶魔術を使ったんですよね? 少なくともわたしがここで見ていた限り、兄さまが使い慣れていたのは陽魔術の方でした」
「と、言われても。正直、陽魔術ってのがしっくり来ないんだが……どうすればいいのかさっぱりだ」
「そう、なんですか?」
術式を構築するための詠唱が浮かばなければ、魔術もなにもない。手描きで術式を描く方法もあるが、そちらもまるでどうすればいいのかわからない。
陽魔術が使えないヤトに、悪気はないのだろうがミアは落胆めいたものを見せる。
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