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#001
しおりを挟むカプッ
「んッ…痛っ!ちょっと、まっ……ぁ」
「大丈夫。君の血、美味しいよ。最高」
くちゅくちゅと僕の血液のを吸う音が響く。
それを美味しいとかほざくのは紛れもなく“吸血鬼”。
つか、美味しいとか美味しくないとかどうでもいいから離せッ…!
そう思って力の限り抵抗に費やすけど、えッ、なに?
吸血鬼ってこんなに力強いの?
どんなに暴れてもコイツにとっては通じなく、呆気なく押さえつけられてしまう。
そんなこんなで数分間の吸血行為は一旦止まった。
「これはハマっちゃうねぇ。……あれ?もしかして、君のココ、反応しちゃった?」
安心したのも束の間、生理現象で勃ってしまった僕の股間をゆっくりと触り出す。
「やめ……ッ……し、仕方ないだろ!……だから、触んなってッ!」
「血吸われただけで勃つとか、人間ってそんなにエッチな身体してんの?それとも、君が敏感なだけなのかなぁ?」
「んあっ!?いやッ…ちくび、弄んないでっ………」
「なるほど、君は乳首が好きなんだねぇ。えっろ」
そう言って、白くて細い指は僕の胸の突起を集中的に触り出す。
つまんだり、揉んだり、爪で引っ掻いたりと色んな触り方で僕の反応を面白がった。
その度に酷く良い快感が全身に駆け巡る。
「はッ……あっ、いやぁ……んッ………!」
「ごめんねぇ、ちょっと我慢出来そうにないや。」
次の瞬間僕の視界はぐるりと反転し、ヤツの妖艶な笑みが良く見えた。
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