☆なんちゃってクエスト★

Natsu

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□初心に戻れ!編

【地雷カレーバトル】①

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 ロゼンパーティーは次の国に向かって冒険している途中だった。

「さあ、どうぞ召し上がってください」

 今回の冒険は次の国までの道のりが短いため、食事当番のミモザは仲間たちになんと豪華ごうかにも食材をたくさん使ってカレーライスをっていた。

いただきます。うまうま」

 ロゼンたちは美味しそうに食べ始める。

「うめえな。料理は鍋がロゼンならカレーはミモザが一番ってか」

 ゼンスはがつがつ食いながらそう言った。

「はい?」

 しかし不満そうな声をあげる者がいた。
 ゼンスは思わずスプーンを止め、横に座っているパーティー最年少さいねんしょうの少女に目を向ける。

「カレーはミモザが一番? じゃあ私が作ったときはこいつは二番だって思いながら食べていたの?」

 ティアの問いかけにゼンスは思った。

 地雷を踏んだ──。

(ちっ、しまった、変なところで子供じみてんだんよなこいつ。言い訳を間違えるとマジでのちのちめんどくさいやつだ)

 直感的にそう判断し、とにかくこの場を丸くおさめる方法を考えるが、残念ながらこういうのは苦手でよくわからない。

「落ち着きなさいティア。言葉のあやです。思ったことをふと口に出してしまうことはあるでしょう?」

 見かねたミモザが助け舟をだす。

「でも無意識に言葉に出すってことはその人の本音ともいうじゃない? つまり私は二番のカレーを作る女だと思われていたわけよ」

 二番のカレーを作る女ってなんだよ、てみんな思ったが、変なスイッチが入っている最中のティアにうかつなことは言えない。

 ゼンスとミモザは、やりとりを見ながらもぐもぐカレーを食べているロゼンに目を向ける。

 お前リーダーだろなんとかしろ、と視線が語っているため、今回の件にまったく関係ないロゼンは味のしなくなったカレーをほおばりながら打開策だかいさくを考える。

「だったら! 今! ここで! どっちが美味しいカレーを作れるか料理対決をすればいいじゃない!」

 やけくそ気味に叫ぶロゼンだが、意外とこの提案は間違っていなかったようでティアは立ち上がった。

「ミモザ! 私と! 今! ここで! どっちが美味しいカレーを作れるか勝負よ!」

 とういうわけでカレー料理対決のスタートである。
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