おかしでおかしな話

Natsu

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おかしな森

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 フィギュアスケート選手もびっくりトルネード顔負けの回転をしながら、おかしな森に向かって進むポッキー。

「うらら~らら~♪」

 鼻歌を歌いながら進むハイパートルネードは森の前まで来ると風を撒き散らして立ち止まりました。

 ここは、おかしな森。別名“お菓子な森”と呼ばれる森。

 名前の通りに木々、草、地面、生物、つまりこの森にある全てがお菓子でできている、おかしでお菓子な森なのです。

「腹が減っては戦はできぬ」

 お菓子を目の前に人格が変わったポッキーはそう呟くと、まずは腹ごしらえ、森を思う存分に食べようと思いました。

「ん?」

 しかし森の前には看板が立てられており、まずはそれを読むことにしました。

『このおかしな森は重要文化遺産です。食べた場合は憲法第18条に定められた罰が』

 ポッキーは看板を必殺カラティチョップスで叩き割りました。
 ここには何もなかった、そうだろ?
 というわけで、おかしな森を食べることにしました。

「きえぇぇえぇえ!」

 奇声と共に、フードファイターも腰を抜かす速度で入り口付近の森を食べ尽くしてしまいます。

「悪くない、ただ甘さが足りなかったな」

 食した森のお菓子の分析結果、甘さが控えめだった、らしい。
 しかし腹は膨れた。ダイエット中なのを『甘いものは別腹』の理論で突き進むポッキーは森の中に入っていきました。
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