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おかしな展開
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バナナプリンは瀕死になって床に転がります。
ポッキーはプリンから飛び降り、バナナプリンの横に降り立ちました。
「さあ、私の彼氏を返してもらおうかしら」
ポッキーは倒れているバナナプリンの首に釘バットを軽く当てます。
今のポッキーのパワーは一億倍。勝てる者など存在していなかった。
「か、彼氏だと…? な、なんのことだ……?」
バナナプリンは虫の息で聞き返します。
「とぼけるな、私が知らぬと思っているのか? 貴様が我が愛しきブリッツを誘拐した事実は、唯一無二の親友マシュマロから全て聞いておるのだ」
かっくいいー。ポッキーは超シリアスモードで言いました。
しかし、意味が分からない、と首をかしげるバナナプリン。
森羅万象・メガ・デストロイを食らいたいのか? そうポッキーが尋ねようとした瞬間、
「あれ、ポッキー?」
と、後ろから声が聞こえてきました。
その声は、聞きたくて聞きたくてたまらなかった声。
ポッキーは振り向くと、そこに立っていた男を見て目をうるませます。
「――ブリッツ!」
そのまま流れに任せて、ポッキーは愛しき彼氏ブリッツに抱きつきました。
「げふっ…!? ポ…ポッキー…息ができな…い」
ラブパワーにより一億倍のパワーになっているため、ポッキーの力はブリッツの肉体を破壊寸前にまで追い込みます。
「ああ、ごめんごめん!」
ポッキーは急いで離れました。
「ふう。ところで、なんでポッキーがここにいるの?」
九死に一生を得たブリッツが何事もなかったかのように尋ねます。
「なに言ってるの、こいつがブリッツを誘拐したんでしょ!? だから助けにきたのよ!」
「え?」
ブリッツは、死にかけているバナナプリンに目を向けました。
「あれ、聞いてない? じつはマシュマロがバナナプリンに借金しちゃったらしくて、担保でボクがここにいることになったんだよ」
「………は?」
ポッキーの目が点になりました。
ポッキーはプリンから飛び降り、バナナプリンの横に降り立ちました。
「さあ、私の彼氏を返してもらおうかしら」
ポッキーは倒れているバナナプリンの首に釘バットを軽く当てます。
今のポッキーのパワーは一億倍。勝てる者など存在していなかった。
「か、彼氏だと…? な、なんのことだ……?」
バナナプリンは虫の息で聞き返します。
「とぼけるな、私が知らぬと思っているのか? 貴様が我が愛しきブリッツを誘拐した事実は、唯一無二の親友マシュマロから全て聞いておるのだ」
かっくいいー。ポッキーは超シリアスモードで言いました。
しかし、意味が分からない、と首をかしげるバナナプリン。
森羅万象・メガ・デストロイを食らいたいのか? そうポッキーが尋ねようとした瞬間、
「あれ、ポッキー?」
と、後ろから声が聞こえてきました。
その声は、聞きたくて聞きたくてたまらなかった声。
ポッキーは振り向くと、そこに立っていた男を見て目をうるませます。
「――ブリッツ!」
そのまま流れに任せて、ポッキーは愛しき彼氏ブリッツに抱きつきました。
「げふっ…!? ポ…ポッキー…息ができな…い」
ラブパワーにより一億倍のパワーになっているため、ポッキーの力はブリッツの肉体を破壊寸前にまで追い込みます。
「ああ、ごめんごめん!」
ポッキーは急いで離れました。
「ふう。ところで、なんでポッキーがここにいるの?」
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「なに言ってるの、こいつがブリッツを誘拐したんでしょ!? だから助けにきたのよ!」
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「………は?」
ポッキーの目が点になりました。
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