25 / 175
第25話 魔王様の名前(1)
しおりを挟む
「ねぇ、誰?」
「誰よ、誰?」
「紗枝ちゃん、美月ちゃんが好きな子は誰、誰なの~?」
芽衣ちゃんと幸ちゃんが、ニヤニヤと意味深に笑う紗枝ちゃんへと相変わらず興味津々に尋ねていたのだが。
芽衣ちゃんがまた可笑しなことをケラケラと笑いながら紗枝ちゃんへと尋ねるから。
「違うよ~。私あんな人嫌いだし~」
私は絶叫交じりで芽衣ちゃんの言葉を否定した。
「あっ、ははは。冗談、冗談だって、美月ちゃんは本当に直ぐにムキになるから可愛いし、面白いのだから~」
私の幼馴染というか? この場にいるメンバーはアスマンちゃん以外は幼馴染だから、芽衣ちゃんのようにすぐに揚げ足をとり、揶揄をするから大変だけれど。お互いが、気さくに会話ができ言いたいことも言えるから。
「もう~」と私がお牛さんになって頬をプゥ~! と膨らませば。
「美月ちゃんが春休みに喧嘩した男の子って、二階の八組のロシアの男の子でしょう?」
紗枝ちゃんが苦笑いを浮かべながら私へと尋ねてきた。
「えぇ~!」
私は美月ちゃんの問いかけに対して驚嘆した。
「えぇ~、そうなの美月ちゃん?」
芽衣ちゃんが紗枝ちゃんの苦笑いと私のプンプンと拗ねた様子を見て驚愕して尋ねてきた。
「知らない。(プイ!)」
私は芽衣ちゃんへと尋ねられてもこの通りでそっぽを向いた。
「ほらね、私の勘が的中~!」
だから紗枝ちゃんは私の拗ねた様子を見て、更に苦笑いを浮かべ、自分が思っていた通りだと三人へと告げる。
「ちがうもん」
でも私は紗枝ちゃんが思い、そうだと告げた男の子は違うと告げる。
「ああ、そうか、そうか、美月ちゃん分かったから~」
それでも紗枝ちゃんは、私の取り扱いを熟知している娘だから、こんなに易々とあしらわれてしまう。
「あの子ね~」
私の拗ねた様子と苦笑を浮かべる紗枝ちゃんの様子を見ながら。
芽衣ちゃんが首肯しながら呟くと。
「あの子、すごくカッコいいよね?」
幸ちゃんが魔王さまの容姿を褒め称えるから。
「確かに」
「うん、うん」と。
アスマンちゃん以外のメンバー達は首肯して納得をするから。
「どこが~、あんな意地悪な子がカッコ好いの~。みんなの目は節穴だよ~」
私自身も最初は彼を一目見て容姿と優しさに魅入り、一目ぼれ……。桃の実のような甘い初恋をしたくせに、自分のことを棚上げして、私は彼の容姿と性格は趣味ではないと、みんなにプイプイと告げる。
「誰よ、誰?」
「紗枝ちゃん、美月ちゃんが好きな子は誰、誰なの~?」
芽衣ちゃんと幸ちゃんが、ニヤニヤと意味深に笑う紗枝ちゃんへと相変わらず興味津々に尋ねていたのだが。
芽衣ちゃんがまた可笑しなことをケラケラと笑いながら紗枝ちゃんへと尋ねるから。
「違うよ~。私あんな人嫌いだし~」
私は絶叫交じりで芽衣ちゃんの言葉を否定した。
「あっ、ははは。冗談、冗談だって、美月ちゃんは本当に直ぐにムキになるから可愛いし、面白いのだから~」
私の幼馴染というか? この場にいるメンバーはアスマンちゃん以外は幼馴染だから、芽衣ちゃんのようにすぐに揚げ足をとり、揶揄をするから大変だけれど。お互いが、気さくに会話ができ言いたいことも言えるから。
「もう~」と私がお牛さんになって頬をプゥ~! と膨らませば。
「美月ちゃんが春休みに喧嘩した男の子って、二階の八組のロシアの男の子でしょう?」
紗枝ちゃんが苦笑いを浮かべながら私へと尋ねてきた。
「えぇ~!」
私は美月ちゃんの問いかけに対して驚嘆した。
「えぇ~、そうなの美月ちゃん?」
芽衣ちゃんが紗枝ちゃんの苦笑いと私のプンプンと拗ねた様子を見て驚愕して尋ねてきた。
「知らない。(プイ!)」
私は芽衣ちゃんへと尋ねられてもこの通りでそっぽを向いた。
「ほらね、私の勘が的中~!」
だから紗枝ちゃんは私の拗ねた様子を見て、更に苦笑いを浮かべ、自分が思っていた通りだと三人へと告げる。
「ちがうもん」
でも私は紗枝ちゃんが思い、そうだと告げた男の子は違うと告げる。
「ああ、そうか、そうか、美月ちゃん分かったから~」
それでも紗枝ちゃんは、私の取り扱いを熟知している娘だから、こんなに易々とあしらわれてしまう。
「あの子ね~」
私の拗ねた様子と苦笑を浮かべる紗枝ちゃんの様子を見ながら。
芽衣ちゃんが首肯しながら呟くと。
「あの子、すごくカッコいいよね?」
幸ちゃんが魔王さまの容姿を褒め称えるから。
「確かに」
「うん、うん」と。
アスマンちゃん以外のメンバー達は首肯して納得をするから。
「どこが~、あんな意地悪な子がカッコ好いの~。みんなの目は節穴だよ~」
私自身も最初は彼を一目見て容姿と優しさに魅入り、一目ぼれ……。桃の実のような甘い初恋をしたくせに、自分のことを棚上げして、私は彼の容姿と性格は趣味ではないと、みんなにプイプイと告げる。
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
買われた彼を解放しろと言うのなら返品します【完】
綾崎オトイ
恋愛
彼を解放してあげてください!お金で縛り付けるなんて最低です!
そう、いきなり目の前の少女に叫ばれたルーナ。
婚約者がこの婚約に不満を感じているのは知っていた。
ルーナにはお金はあるが、婚約者への愛は無い。
その名前だけで黄金と同価値と言われるほどのルーナの家との繋がりを切ってでも愛を選びたいと言うのなら、別に構わなかった。
彼をお金で買ったというのは、まあ事実と言えるだろう。だからルーナは買ってあげた婚約者を返品することにした。
※勢いだけでざまぁが書きたかっただけの話
ざまぁ要素薄め、恋愛要素も薄め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる