私と異国からきた水神さま

かず斉入道

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第175話 犯人は誰? (6)

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「あっ! それ、私も思っていたよ。アスワンちゃんが犯人らしき変質者の予想は警察の方でもわかっていると言っていたもんね」
「そうそう」
「確か異国からきた人だから職務質問や事情聴取も差別になるからできない……。だから犯罪を犯したところを誰かに発見されて通報……。それから逮捕と言う感じになるけれど。異国の人だから前科持ちであろうとも直ぐに不起訴で釈放されるだろうから。女性は各自各々が悪戯や強姦に遭わないように気をつけるしかないとか言っていたわよね、芽衣ヤーイーちゃん?」

 私は彼女に告げた後に「あっ!」と声を漏らして、直ぐに「芽衣ヤーイーちゃんごめんなさい……。変なことを言って……」と、頭を深々と下げ謝罪をしたのだ。

 私は両親がC国生まれの大事な幼馴染に対して、異国の人に対しての偏見的な物言いをしてしまったから、気を悪くしないでくれと謝罪をした」

「うぅん、別に良いよ、美月……。美月が芽衣ヤーイーに告げてきた事は本当の事だから……。でも芽衣ヤーイーのパパとママはC国の人だけれど。芽衣ヤーイーはこの国で生まれたから、日本人だもの……」

 芽衣ヤーイーちゃんは自分の首を振り、私に気にするなと告げると。確かに彼女の両親は異国の人かもしれないけれど。芽衣ヤーイーはこの国で産まれ産声をあげたのだから自分は日本人なのだと告げ。

芽衣ヤーイーはね、美月、日本人だけれど。この事件に関しては外国人だと言う事を利用させてもらうつもりだよ。先程美月が嘆いた通りで、芽衣ヤーイーが皆を殺害した犯人を殺しても絶対に不起訴になる自信があるから。皆の仇討! 敵討ち! をするのは美月ではなく。芽衣ヤーイーに任せてお願いだよ。美月だと刑が重くなり、少年鑑別所から少女院へと送られて何年も堀の中から出れなくなる可能性があるから、純日本人の美月が犯人を殺害したら駄目だよ! 犯人を殺すのは芽衣ヤーイーか、イオナでないと駄目だからね。分かった、美月? もう危ない事をしたら駄目だよ。良いね?」
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