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2万騎の兵力を持つ上総広常は何故兵力数百騎の頼朝の支配下に甘んじたのか、そして平家滅亡
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石橋山の敗戦から逃げ延びた頼朝は、今の東京湾を海路で横断し、安房国へ落ち延びた。
三浦義澄や千葉常胤など、源義朝の恩義を忘れていない御家人達が、頼朝の元に馳せ参じた。
これは頼朝の実力ではなく、親の七光りである。父源義朝の功績である。
しかしながら、頼朝の元に馳せ参じたと言っても、三浦や千葉の軍勢は高々数百騎である。
平家にしてみれば、物の数ではなかった。
しかしここで、上総広常が軍勢2万騎を率いて参陣したことにより、頼朝の兵力は一気に膨れ上がる。
既成概念を持たない人であれば、数百騎の手勢しか持たない頼朝に対して、2万騎の勢力を持つ上総広常が何故家来になったのだろうかと、違和感を持つであろう。それは当然の感覚である。
後世から見れば、頼朝は初めて幕府を開き、鎌倉28万騎と言われる大勢力を有するゆるぎない支配者であるが、この時は、源義朝の恩義を忘れない忠臣数百騎によってなんとか支えられていた弱小集団である。
ところで、上総広常は桓武平氏の出である。彼にも桓武平氏の嫡流として、関東を支配下に置く権威と実力を持っていた。
今、西日本を支配している平家に対して、我こそが平氏の本流なりと、平家に取って代わって日本を統治する野望があってもおかしくはない。
実際、広常にはその野望があった。広常は2万騎を率いて、まずは関東一円を支配下に置こうとしていた。
その後は、上方まで押し寄せて伊勢平氏を屈服させ、日本統一まで視野に入れていたのである。
ある夜、広常はルシフェルと対峙した。
容易ならぬ雰囲気に目を覚まし、太刀を押し取って飛び起きた広常は、月明かりに映る周りを取りまく化け物たちを見て、ぎょっとした。何と、邪悪な面相を持った者たちであることかと。
この化け物たちに敵意があると直感した広常は、次々に化け物たちを切りつけた。化け物たちは「ぎゃっ!」と、悲鳴を上げて倒れていく。庭に下り立って、数多の化け物を切りつける広常であったが、化け物たちは次から次へと湧いてくる。
「卑怯者!姿を見せい!」
本体が別にいると感じた広常は、誰とも分からぬ相手に大声で叫んだ。
すると今まで静かだった夜空は、突然雷鳴が鳴り響き、突風が吹き荒れた。広常は左腕の袂で顔を防ぎながらも、右手に太刀を構えて懸命に脚を踏ん張り、攻撃の姿勢を崩さなかった。
そこへ、地鳴りのような声が聞こえた。
「上総広常よ、恐れる勿れ。我は汝を試みた。」
その声と共に、ルシフェルが地の下からせり上がるようにして、本体の姿を広常に現わした。その巨大さ、異形さと、威圧感によって広常は思わず後ずさりしたが、気を取り直してルシフェルを切りつける構えを見せた。
ルシフェルは、一層体を大きくして広常を威嚇しながら、一方では懐柔する態度を示した。
「広常よ、我は暁の子。我は汝に祝福をもたらす者なり。」
と、ルシフェルは言うが、広常の怒りは収まらない。
「何故にわしを襲った!言うてみい!」
ルシフェルに向かって怒鳴りつけた広常の度胸は、大したものである。
「広常よ、汝はこの国を支配するに足る器の度量なり。いずれ汝はこの関東を支配するであろう。」
と、言うルシフェルに対して、広常は言い返した。
「うぬがこの国の支配者を決めると申すのか?笑止!」
と、無謀にも広常は太刀でルシフェルを真っ向から切りつけようとしたが、ルシフェルは天上の戦いでも使った力を少しだけ持ちいて、広常の体をはじき飛ばした。
「何!」
広常は大きく飛ばされて、背中をしたたか打った。相手が手加減をしたことを、広常は直感的に感じ取った。この怪物が本気を出せば命を取られていたであろうと、広常は生まれて初めて本気で恐怖した。
その時、雷鳴りと突風がぴたりと止んだ。
このままでは分が悪いと感じた広常は、攻撃の手を止めてルシフェルに問いただした。
「わしが、この関東を支配すると申すのか。」
ルシフェルは、
「汝は暫く、我がしもべ、源頼朝の御家人に身を甘んじよ。されば汝は、関東の支配者とならん。」
という言葉を残して、ルシフェルは轟音と共に地中に姿を隠した。
「何と、このわしが、あの戯け者の頼朝の御家人に名を連ねよと申すのか...」
桓武平氏の末裔である上総広常にとって、源氏の棟梁とは言え、ほとんど力の無い頼朝の御家人になることは屈辱的であった。
しかし広常は、その身でルシフェルの力を直に受けたので、この魔物と戦うのは得策でないと考えた。
頼朝の御家人となるのは、暫くのことであるというルシフェルの言葉を信じて、耐え忍ぶしかないと広常は決めた。
しかし、ルシフェルは狡猾である。平気で偽りを言った。上総広常の力は強大であり、何でも言いなりになる頼朝と違って、広常は扱いにくいと認めたルシフェルは、ほどなく広常を滅ぼそうと企んだ。騙し討ちにすることを図った。
広常とのやり取りで、狡猾なルシフェルは広常とは契約をしていない。単なる口約束であった。
広常はこの後、ルシフェルのもう一人の忠実な僕、梶原景時によって暗殺されてしまう。
こうして頼朝は、関東を基盤に勢力を広げた。
富士川の戦いで実際に平家を負かした主力軍は、甲斐源氏の武田信義である。
水鳥の羽音に驚いて、平家が慌てふためいて退却したという面白可笑しい逸話が残っているが、この年の平家は、以仁王の挙兵や福原遷都強行や各地での反平氏の反乱勃発などが相次ぎ、平家の地盤は揺らいでいた。そして富士川への平家遠征軍の中には脱落者が多かった。敗戦は当然の結果であった。
そして翌年、とうとう平清盛が亡くなった。それにより平家弱体化が加速した。その二年前には清盛の嫡男、平重盛が病死している。正に『盛者必衰の理を表す』が、平家の身に降りかかった。
そして、どういうわけか頼朝の元に、続々と源氏の一族や御家人たちが集まって来るのであった。
源氏の一族では、源義仲や源範頼、源義経などが馳せ参じた。源義経は、それまで身を置いていた奥州藤原氏の当主秀衡の制止を振り切って、頼朝に参陣してしまう。この結果、義経は若くして非業の死を遂げてしまうことになる。
入京までの義仲は順調であった。西国一帯を襲った養和の飢饉により平家がますます弱体化したので、倶利伽羅峠の戦いで大勝すると難なく入京を果たした。平家の都落ちである。
しかし、その後鎌倉から一歩も出ない頼朝の命令を受けた、源範頼と源義経によって宇治川の戦いで義仲は滅ぼされてしまった。
後に幕府を開いた足利尊氏や徳川家康が、戦場で危険を顧みず、陣頭指揮を執っていたのと頼朝とは随分様相が異なる。
義仲は、頼朝とは従兄弟である。義仲の息子義高は鎌倉で人質となり、頼朝の長女大姫と婚姻を約されるが、宇治川の戦いで義仲が討たれ、義高も殺される。大姫は何とかして義高を逃そうとしたが叶わなかった。
時に、義高11歳、大姫7歳である。幼い二人の純愛物語であった。
その後、大姫は床に臥す毎日となり、後鳥羽天皇との結婚も断り、19歳で病死する。
足利幕府や徳川幕府が15代まで続いたのに対して、鎌倉幕府は、頼朝の子の代で源氏の嫡流は途絶えた。その後鎌倉幕府は、北条氏が実質的な支配者となる。
これは、たまたま源家に運が無かったせいではない。そうなるべくして、なったのである。
さて、平家はその後西国で再起を図るが、相変わらず鎌倉からほとんど出てこない頼朝の命を受けた、源範頼と源義経の働きによって、壇ノ浦で滅亡させられる。
不思議な構図であるが、歴史は頼朝を『英雄』としか書かない。
対して、範頼の評価は頗る低い。戦場で活躍したにもかかわらず。
三浦義澄や千葉常胤など、源義朝の恩義を忘れていない御家人達が、頼朝の元に馳せ参じた。
これは頼朝の実力ではなく、親の七光りである。父源義朝の功績である。
しかしながら、頼朝の元に馳せ参じたと言っても、三浦や千葉の軍勢は高々数百騎である。
平家にしてみれば、物の数ではなかった。
しかしここで、上総広常が軍勢2万騎を率いて参陣したことにより、頼朝の兵力は一気に膨れ上がる。
既成概念を持たない人であれば、数百騎の手勢しか持たない頼朝に対して、2万騎の勢力を持つ上総広常が何故家来になったのだろうかと、違和感を持つであろう。それは当然の感覚である。
後世から見れば、頼朝は初めて幕府を開き、鎌倉28万騎と言われる大勢力を有するゆるぎない支配者であるが、この時は、源義朝の恩義を忘れない忠臣数百騎によってなんとか支えられていた弱小集団である。
ところで、上総広常は桓武平氏の出である。彼にも桓武平氏の嫡流として、関東を支配下に置く権威と実力を持っていた。
今、西日本を支配している平家に対して、我こそが平氏の本流なりと、平家に取って代わって日本を統治する野望があってもおかしくはない。
実際、広常にはその野望があった。広常は2万騎を率いて、まずは関東一円を支配下に置こうとしていた。
その後は、上方まで押し寄せて伊勢平氏を屈服させ、日本統一まで視野に入れていたのである。
ある夜、広常はルシフェルと対峙した。
容易ならぬ雰囲気に目を覚まし、太刀を押し取って飛び起きた広常は、月明かりに映る周りを取りまく化け物たちを見て、ぎょっとした。何と、邪悪な面相を持った者たちであることかと。
この化け物たちに敵意があると直感した広常は、次々に化け物たちを切りつけた。化け物たちは「ぎゃっ!」と、悲鳴を上げて倒れていく。庭に下り立って、数多の化け物を切りつける広常であったが、化け物たちは次から次へと湧いてくる。
「卑怯者!姿を見せい!」
本体が別にいると感じた広常は、誰とも分からぬ相手に大声で叫んだ。
すると今まで静かだった夜空は、突然雷鳴が鳴り響き、突風が吹き荒れた。広常は左腕の袂で顔を防ぎながらも、右手に太刀を構えて懸命に脚を踏ん張り、攻撃の姿勢を崩さなかった。
そこへ、地鳴りのような声が聞こえた。
「上総広常よ、恐れる勿れ。我は汝を試みた。」
その声と共に、ルシフェルが地の下からせり上がるようにして、本体の姿を広常に現わした。その巨大さ、異形さと、威圧感によって広常は思わず後ずさりしたが、気を取り直してルシフェルを切りつける構えを見せた。
ルシフェルは、一層体を大きくして広常を威嚇しながら、一方では懐柔する態度を示した。
「広常よ、我は暁の子。我は汝に祝福をもたらす者なり。」
と、ルシフェルは言うが、広常の怒りは収まらない。
「何故にわしを襲った!言うてみい!」
ルシフェルに向かって怒鳴りつけた広常の度胸は、大したものである。
「広常よ、汝はこの国を支配するに足る器の度量なり。いずれ汝はこの関東を支配するであろう。」
と、言うルシフェルに対して、広常は言い返した。
「うぬがこの国の支配者を決めると申すのか?笑止!」
と、無謀にも広常は太刀でルシフェルを真っ向から切りつけようとしたが、ルシフェルは天上の戦いでも使った力を少しだけ持ちいて、広常の体をはじき飛ばした。
「何!」
広常は大きく飛ばされて、背中をしたたか打った。相手が手加減をしたことを、広常は直感的に感じ取った。この怪物が本気を出せば命を取られていたであろうと、広常は生まれて初めて本気で恐怖した。
その時、雷鳴りと突風がぴたりと止んだ。
このままでは分が悪いと感じた広常は、攻撃の手を止めてルシフェルに問いただした。
「わしが、この関東を支配すると申すのか。」
ルシフェルは、
「汝は暫く、我がしもべ、源頼朝の御家人に身を甘んじよ。されば汝は、関東の支配者とならん。」
という言葉を残して、ルシフェルは轟音と共に地中に姿を隠した。
「何と、このわしが、あの戯け者の頼朝の御家人に名を連ねよと申すのか...」
桓武平氏の末裔である上総広常にとって、源氏の棟梁とは言え、ほとんど力の無い頼朝の御家人になることは屈辱的であった。
しかし広常は、その身でルシフェルの力を直に受けたので、この魔物と戦うのは得策でないと考えた。
頼朝の御家人となるのは、暫くのことであるというルシフェルの言葉を信じて、耐え忍ぶしかないと広常は決めた。
しかし、ルシフェルは狡猾である。平気で偽りを言った。上総広常の力は強大であり、何でも言いなりになる頼朝と違って、広常は扱いにくいと認めたルシフェルは、ほどなく広常を滅ぼそうと企んだ。騙し討ちにすることを図った。
広常とのやり取りで、狡猾なルシフェルは広常とは契約をしていない。単なる口約束であった。
広常はこの後、ルシフェルのもう一人の忠実な僕、梶原景時によって暗殺されてしまう。
こうして頼朝は、関東を基盤に勢力を広げた。
富士川の戦いで実際に平家を負かした主力軍は、甲斐源氏の武田信義である。
水鳥の羽音に驚いて、平家が慌てふためいて退却したという面白可笑しい逸話が残っているが、この年の平家は、以仁王の挙兵や福原遷都強行や各地での反平氏の反乱勃発などが相次ぎ、平家の地盤は揺らいでいた。そして富士川への平家遠征軍の中には脱落者が多かった。敗戦は当然の結果であった。
そして翌年、とうとう平清盛が亡くなった。それにより平家弱体化が加速した。その二年前には清盛の嫡男、平重盛が病死している。正に『盛者必衰の理を表す』が、平家の身に降りかかった。
そして、どういうわけか頼朝の元に、続々と源氏の一族や御家人たちが集まって来るのであった。
源氏の一族では、源義仲や源範頼、源義経などが馳せ参じた。源義経は、それまで身を置いていた奥州藤原氏の当主秀衡の制止を振り切って、頼朝に参陣してしまう。この結果、義経は若くして非業の死を遂げてしまうことになる。
入京までの義仲は順調であった。西国一帯を襲った養和の飢饉により平家がますます弱体化したので、倶利伽羅峠の戦いで大勝すると難なく入京を果たした。平家の都落ちである。
しかし、その後鎌倉から一歩も出ない頼朝の命令を受けた、源範頼と源義経によって宇治川の戦いで義仲は滅ぼされてしまった。
後に幕府を開いた足利尊氏や徳川家康が、戦場で危険を顧みず、陣頭指揮を執っていたのと頼朝とは随分様相が異なる。
義仲は、頼朝とは従兄弟である。義仲の息子義高は鎌倉で人質となり、頼朝の長女大姫と婚姻を約されるが、宇治川の戦いで義仲が討たれ、義高も殺される。大姫は何とかして義高を逃そうとしたが叶わなかった。
時に、義高11歳、大姫7歳である。幼い二人の純愛物語であった。
その後、大姫は床に臥す毎日となり、後鳥羽天皇との結婚も断り、19歳で病死する。
足利幕府や徳川幕府が15代まで続いたのに対して、鎌倉幕府は、頼朝の子の代で源氏の嫡流は途絶えた。その後鎌倉幕府は、北条氏が実質的な支配者となる。
これは、たまたま源家に運が無かったせいではない。そうなるべくして、なったのである。
さて、平家はその後西国で再起を図るが、相変わらず鎌倉からほとんど出てこない頼朝の命を受けた、源範頼と源義経の働きによって、壇ノ浦で滅亡させられる。
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