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第9話 ウサギとネコのお泊まり会
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俺のご主人達が心配していたようなことは何も無く、一日目の夜は順調に更けて行く。
「今度栄治さんにゲーム買ってもらうから、そしたら那由太んちに持ってくるよ。一緒に遊ぼう!」
俺の部屋のベッドに寝転がりながら、華深が眠そうな目を笑う形に細めて言った。
「対戦もしたいし、協力プレイもしたいしさ」
「テレビでやるゲームなんて、高校卒業してから全然やってないよ。今時のゲームってすごい絵がリアルなんでしょ?」
「最近だとオンラインが主流って感じだから、離れててもネット繋いで遊べるんだけどね。やっぱりみんなで集まって一緒にゲームする方が楽しいよね。炎珠さんと刹っちゃんも誘って、大人数でもできるゲームとかあるんだよ」
スマホの手軽さから家庭用ハードが売れなくなったとは何かで聞いたことがあるけれど、確かに華深の言う通り、大人数で集まるならデカい画面で一緒に盛り上がる方が楽しい。
「少しずつ世界が広がってく感じ、面白いでしょ。今回はご主人同士の繋がりが元々あって、那由太も栄治さんの紹介でPdMCに入った訳だけど。俺は栄治さん以外誰もいなくてしばらく友達もできなかったからさ」
幸嶋さん以外の人にはなかなか心が開けず、始めは二人ともかなり苦労したらしい。幸嶋さんに依存しまくっていた華深は、彼以外の人間が家に来るとそれこそペットのように自室に籠っていたという。
幸嶋さんが根気よく接したお陰で華深も徐々に他人に対して心を開き、本来の明るい彼の性格を取り戻したのだそうだ。
「俺も華深と友達になれて良かったよ。他にもまだまだPdMCのメンバーがいるんでしょ? たくさん友達いる?」
「いるよ。前に言ったフェネックの子と、リスの子と、あとはヘビの子もいたりする」
「ヘビ!」
「すっごい綺麗でカッコいい子だよ。ちなみにその子はタチで、ご主人を毎晩愛してあげてるんだって」
色んな人達がいるんだなぁ、と感嘆の溜息をつきながら、俺はきらきらに輝く華深の大きな目を見つめた。
「明日は朝から三人一緒だね。那由太が朝食にサンドイッチ作ってくれるって言うから、栄治さんも楽しみって言ってたよ」
その栄治さんはまだリビングにいて、酒を飲みつつテレビを見ている。眠くなったら刹の寝室を使うと言っていたけれど……本当なら華深と一緒に寝たかっただろうに、申し訳ないなと思った。
それを言えば華深は、
「俺達セックスするの寝る前に限らないから、全然大丈夫だよ。むしろ栄治さんは俺が確実に寝入ってからじゃないと心配で眠れないんだって」
「ど、どういうこと?」
「俺もよく分かんないけど……ああ見えて炎珠さんや刹っちゃんと同じくらい心配性なんだよ」
ひょっとしたらそれくらい用心深くないと、飼い主にはなれないのかもしれない。
過保護すぎる気もするけれどよくよく考えてみれば、一千万円で買った俺が自分の不注意で危険な目に遭ってしまったら悔やんでも悔やみきれないだろう。
心配性になるのも無理ないのかもしれない。
「那由太、ぎゅってして寝ていい?」
「う、うん」
「へへ。俺一度寝たら朝まで起きないタイプだから、暑くなったら俺の腕振りほどいていいからね」
俺の体を抱きしめて、胸に顔を埋めてくる華深。ライトパープルの綺麗な髪からは仄かなミントと、俺のと同じシャンプーの香りがした。
「今度栄治さんにゲーム買ってもらうから、そしたら那由太んちに持ってくるよ。一緒に遊ぼう!」
俺の部屋のベッドに寝転がりながら、華深が眠そうな目を笑う形に細めて言った。
「対戦もしたいし、協力プレイもしたいしさ」
「テレビでやるゲームなんて、高校卒業してから全然やってないよ。今時のゲームってすごい絵がリアルなんでしょ?」
「最近だとオンラインが主流って感じだから、離れててもネット繋いで遊べるんだけどね。やっぱりみんなで集まって一緒にゲームする方が楽しいよね。炎珠さんと刹っちゃんも誘って、大人数でもできるゲームとかあるんだよ」
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幸嶋さん以外の人にはなかなか心が開けず、始めは二人ともかなり苦労したらしい。幸嶋さんに依存しまくっていた華深は、彼以外の人間が家に来るとそれこそペットのように自室に籠っていたという。
幸嶋さんが根気よく接したお陰で華深も徐々に他人に対して心を開き、本来の明るい彼の性格を取り戻したのだそうだ。
「俺も華深と友達になれて良かったよ。他にもまだまだPdMCのメンバーがいるんでしょ? たくさん友達いる?」
「いるよ。前に言ったフェネックの子と、リスの子と、あとはヘビの子もいたりする」
「ヘビ!」
「すっごい綺麗でカッコいい子だよ。ちなみにその子はタチで、ご主人を毎晩愛してあげてるんだって」
色んな人達がいるんだなぁ、と感嘆の溜息をつきながら、俺はきらきらに輝く華深の大きな目を見つめた。
「明日は朝から三人一緒だね。那由太が朝食にサンドイッチ作ってくれるって言うから、栄治さんも楽しみって言ってたよ」
その栄治さんはまだリビングにいて、酒を飲みつつテレビを見ている。眠くなったら刹の寝室を使うと言っていたけれど……本当なら華深と一緒に寝たかっただろうに、申し訳ないなと思った。
それを言えば華深は、
「俺達セックスするの寝る前に限らないから、全然大丈夫だよ。むしろ栄治さんは俺が確実に寝入ってからじゃないと心配で眠れないんだって」
「ど、どういうこと?」
「俺もよく分かんないけど……ああ見えて炎珠さんや刹っちゃんと同じくらい心配性なんだよ」
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「う、うん」
「へへ。俺一度寝たら朝まで起きないタイプだから、暑くなったら俺の腕振りほどいていいからね」
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