続・美しくも残酷な世界に花嫁(仮)として召喚されたようです~酒好きアラサーは食糧難の世界で庭を育てて煩悩のままに生活する

くみたろう

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100話 ※※震える指先が求める熱 3(複数注意、読み飛ばしOK)

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 散々イかされて力無くベッドに横たわる芽依の体に口付けるシュミット。
 疲れているのがわかるから、優しく胸を愛撫して休憩を挟む。
 濡れそぼった入口も優しく撫でて、芽依に緩やかな快楽を与えている時、横になる芽依の隣に一緒に横になっているハストゥーレをメディトークは見ていた。
 そして、おもむろに平らな胸にある飾りに触れる。

「あっ……メディ……トーク、様?」

「えぇ? メディさんなにしてるのさ」

「いや、メイはハストゥーレがこうなる姿が好きなんだろ? 真横でそれ見たら喜ぶかと思ってよ」

 この世界は同性同士での恋愛も普通にある。
 だからだろうか、抵抗なくハストゥーレに触れるメディトーク。
 その理由が芽依の為だと言われたら、ハストゥーレは抵抗を無くすしかない。
 シュミットによって快楽を感じる芽依は緩く目を開けてハストゥーレを見た。
 体をくねらせ息を荒らげる姿にドクンと熱が上がり一気に密が奥から流れてきたのが自分でもわかる。

「……ふっ」

 勿論シュミットにもバレていて笑われたのだが、芽依は手を伸ばしてハストゥーレの手を握った。

「だ……め、ハス君は……わた、し、の!」

「へいへい。でも、見てたくないか?」

「あっ……ごしゅ……じ……さま……」

「っ……かわい……の……もぅ……こっち、きて?」

 ズル……と近寄ってきたハストゥーレを抱き締めて、チュッチュッ……と胸にキスをする。
 んぅ! ……と声を上げるハストゥーレを見てから飾りを舐めると体に力が入るのがわかった。
 芽依の上に体重を乗せないで震える腕で支えながら胸を差し出す健気なハストゥーレ。
 舌先でチロチロ舐めるとシーツを握り締める。
 その姿が可愛くて、逆側の飾りを爪で優しくカリカリすると気持ちよさに鳴き声を上げる。
 下からは芽依を追い立て、震える吐息を零す芽依をメディトークが見ていた。

「どうしたの?」

「ん? いやな、こうして見ると芽依は全員にあう抱かれ方をしてんだなって思って。俺は奉仕してもらうより、愛してぇから意識飛ばすくらいイかせるけど……ハストゥーレには可愛がりてぇんだなって。ハストゥーレも可愛がられるのが好きなんだろ」

「ふふ……顔みたら分かるよね。幸せなそうなんだもんハス君」

 可愛らしくくっついて慰めあうようにしている芽依とハストゥーレは、いつもの交わりと同じである。
 可愛がりたい芽依と、かまって欲しい、愛して欲しいハストゥーレ。
 その2人が揃ったら、こうなるのも頷ける。

「…………ふ……はぁ……うん。ハス……君は、可愛いく、なでな、で……するの。でも、シュミットさんは……ちがうん、だか、ら!」

 ハストゥーレに抱き起こされた芽依が言うと、ギクリと体を揺らしたシュミット。
 そう、シュミット相手だと芽依は別の意味でシュミットを攻める。

「…………まて、今日はなしだ」

「いや、いやです」

「ちょっ……」

 シュミットの首に軽く噛みつき舐めてジャージー牛乳を堪能する。
 素肌に触って体を撫でる芽依を、また観客となった3人が見ていると、予想外に触れたのは後ろの蕾で、流石に驚いていた。

「…………え、予想外」

「やめっ……メイ!」  

「休憩……がてら……可愛がります、よ」

 ハストゥーレにシュミットは抑えられ暴れないようにしている間に、固く閉じているはずの蕾を撫でた。
 柔らかくクプ……と飲み込む後ろだが、潤いがなくて引き攣る。

「いっ……」

「ごめんなさい……どうしよう、舐める?」

「やめろ! ……や、め……」

「ほら、メイ」

 メディトークに渡れた蕩けるアレ。
 瓶に入っているローションに目を輝かせた芽依は、ウキウキと瓶を開けておしりにかけた。

「シュミットが静かにヤラせるのもだけど、楽しそうなメイちゃんも意外だったなぁ」

「あれじゃねぇの? 前に掛かった呪い。あれ、色々しねぇとメイ壊れるだろ」

「あー、確かに。だからかぁ」

「っ、……こんな……見たくない……だろ……メイを、止め……」

「え?別に平気だよ? メイちゃんが大好きな僕たちに隠しごとなんて……いらないいらない」

「シュミットさま……大丈夫ですか?」

「っ……は……ハス……トゥーレ……」

「やだ、こんな時にも新妻が発揮されて可愛い」

「お前はどんな時でもそうだよな……」

 こんな状況でもマイペースな芽依に、ため息を漏らすメディトーク。
 その間も、相変わらずシュミットは煽られて快感に呻く。

「くっ……あ……や……め……」

「だめ、です。じゃないと私……しんじゃう……」

 先の2人でもう体はガクガクしている。
 どうにか寄りかかりながらシュミットを可愛がっている芽依はグリっ……とシュミットのいい場所を撫でた。

「っ! うぅ……あっ!!」

 シーツを噛んで耐えていたシュミットは、その刺激で顔を上げて声を上げる。
 その姿はいつものすました格好良さからかけ離れ、震える足がフラ……と揺れる。
 そんな珍しい姿にフェンネルは興味津々で見ているし、ハストゥーレは真っ赤になっていた。

「………………ハストゥーレ」

「は、はいメディトーク様」

「……お前もこんなんだぞ」

「!!」

 ポンッと真っ赤になって恥じらうハストゥーレに、芽依は蕩けるような眼差しを向ける。
 自分の姿など想像出来ないハストゥーレだが、目の前で快楽に負けているシュミットに私も……? と見つめてしまう。

「っ……みる、な……」

「あっ……あのっ……」

「やだ、夫婦の片方を犯しているみた……」

「やめろばか!」

 バシッと頭をメディトークに叩かれる。
 酷いことを言いそうだった芽依はエヘ……と笑いながらシュミットの立ち上がる熱に触れた。
 フルフルと震える凶悪なモノは、今すぐにでも熱を放出したがっている。

「……僕たちって、メイちゃんの伴侶じゃなくて何になるんだろう」

「家族……じゃ、足りないか?」

「んー……」
 
 シュミットを虐め抜いていると、腕を掴まれてベッドに押し倒された。 
 汗が流れるシュミットは上から芽依を見下ろしながら足を掴み、大きく開く。
 笑いながら入口から指を入れて芽依を翻弄すると、ひぁぁああぁ!と声が上がり、慌ててハストゥーレが芽依を抱き締めていた。
 
「いや……じゃないんだけど……」

「まぁ……わかるけどな。独占欲はある。伴侶となってもやっぱり……なぁ」

 伴侶となっても扱いはフェンネル達と変わらず、特別感は芽依の体内にあるメディトークの力だけ。
 それが何よりも大切だが、芽依はそれを重要視しない。
 それくらい4人全てが大切ってことなのだ。

「おいメイ」

「あっ……やっ……あぁ! やっ……、だぁ……あん! ゃ! シュミットさ……ぁん! はっ、とまっ……てぇ」

「メイちゃん、ねぇ」

 シュミットの熱が芽依の中に埋まり、体を捻ってシーツを握りしめて耐えている。
 ハストゥーレはハラハラと隣に座り、芽依の背中を撫でているのだが、それは少しの慰め程度だ。
 下半身を抑えられて揺すぶられる芽依に構わず話しかけるメディトークとフェンネル。

「ねぇ、メディさんが伴侶なら僕たちは? 家族のまま? 僕たちも特別が欲しいなぁ」

「あっ、ゃ……やぁ! あん……ぁっあ! だめっ!」

「だめぇ?」

「それは答えじゃねぇだろ」

 フワフワと胸を触り出すメディトーク。
 新しい快感に背をそらすと、逆側の胸をフェンネルが撫でた。

「さわっ……ちゃ……ぁ……」

「ハス君はこっち。ほら、指でなでなで」

「は……い」

「やぁ!! だめっ……だめだめ……ぃゃぁ……あん! きもちい……のぉ……おねが……も……いきた……」

 ヌルヌルの突起に指を這わすと、ビクッ! と腰が跳ねた。
 ハストゥーレは優しく痛くないように撫でると、その力加減が好きな芽依は密をコポッと溢れ出す。

「ふぁ……ぁぁぁあ……あぁ、ゃあ……! っ、ふぅん……気持ちい……も……ぁ……触っ……あっぁ……っ! ん!!」

 ビクビク!と体を跳ねさせて目を瞑った芽依をフェンネルが見た。

「…………え、メイちゃん……? え、意識飛んじゃった? 僕まだなのに?!」

 またお預け?! と芽依の胸をふにふにしながら悲しい叫びを響かせた。
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