17 / 69
Sorano: 望みはあんの?
しおりを挟む
「弁当箱ってこんな色々あるんだな」
土曜日午後のロフト渋谷店。ずらりと並んだカラフルな弁当グッズを見て、行人は目を丸くしている。
「ユキちゃん、どんなのがいい?」
「おまえが使いやすいのでいいよ」
「食べるのユキちゃんだろ」
「詰めるのはおまえだろ」
喋りながら、空乃は弁当箱を手に取っていく。
スタンダードな二段のもの、保温が出来るサーモスジャー、どんぶり用の弁当箱もある。ビジネスバッグに入れるなら、底面積が小さいものがいいかもしれない。
真剣に物色していると、横で行人が噴き出した。
「なに」
「いや、だって」
行人はおかしそうに笑っている。何か面白いものでもあったのだろうかと回りを見るが、店内は休日の買い物客で混雑しているだけだ
「金髪ピアスの不良の子が弁当箱選んでる図が可愛くて」
「はあ?」
空乃は大袈裟に眉をしかめた。心外である。
「不良だって弁当食うだろ」
「自分では作らないと思う」
「作る不良もいるだろ。ってか、俺不良じゃないし」
「ああ、ヤンキーか」
「否定しないけど自称したくない」
「じゃ、ウェイ」
「あんた、意味分かって言ってる?」
「さっぱり。それぞれの定義を簡潔に述べよ」
「発言が公務員過ぎ」
空乃は笑う。
なんでもない会話なのに驚くほど楽しい。
行人と休日に買い物デートとか、嬉しすぎる。
しかも、空乃は弁当箱を買いに行こうと提案しただけなのに、二人してロフトに行く気だったのだ。
「で、どれにする? ユキちゃんのだから、自分で決めろよ」
空乃が言うと、行人はしばらく思案していたが、「じゃあ、これ」と棚の端にディスプレイされていた曲げわっぱを手に取った。
白木の木目と曲線が美しいもので、行人らしいチョイスだ。
値札を見ると5千2百円也。
弁当箱はプレゼントしようと決めていた。ちょっと予算オーバーだが、小判型のわっぱはいかにも「お弁当箱」といった風情で、毎朝詰めるのも楽しそうだ。これなら、金は惜しくない。
「いいじゃん。わっぱって冷めても美味いっていうし。んじゃ、それにしよーぜ」
空乃が言うと、行人はわっぱをもう一つ手に取り、すたすたとレジに歩いていく。
「ちょい待ち」
「何? 他にも欲しいものある?」
「いや、なんで2個」
「おまえのと俺のだろ」
行人は当然のように商品をレジに置き、クレジットカードを取り出している。
「ユキちゃん、買ってくれんの?」
「当たり前だろ」
「プレゼントしようと思ってたのに」
食い下がると、行人は人差し指を立てて、「10年早い」と強調した。「10」と発音した時の唇がキスをねだっているようで、どきりとする。
「親の脛かじってる高校生に貢がせる気はないよ」
「俺バイトしてるし。ユキちゃんになら喜んで貢ぐのに」
押し問答していると、レジのお姉さんが笑いを堪えながらレシートを差し出した。
「こちらにサインをお願いします」
行人は慣れた手つきでペンを走らせた。ちょっとした仕草だが、クレジットカードを持たない空乃には恰好よく見える。
「ご兄弟ですか?」
レジのお姉さんがわっぱを袋に詰めながら訊いてくる。
ヤンキーっぽい高校生と、眼鏡で真面目そうな大人の二人組は、兄弟に見えるのだろうか。
空乃は、お姉さんに囁くように身を乗り出して言った。
「友達以上恋人未満っす」
それを聞いたお姉さんはきらっと瞳を輝かせ、「頑張ってくださいね」と応援してくれる。
「頑張ります」と応じてレジを離れながら、隣の行人を見る。
ほのかに頬が赤い。でも怒っている風ではない。
あんな昭和的フレーズで照れるとか、可愛すぎだろ。
にやけながら、先を歩く行人の背中に話しかけた。
「ユキちゃん、怒ってんの?」
「怒ってない」
「照れてんの?」
「照れるか」
照れてるくせに。んで、俺のことまんざらでもないくせに。
「俺、恋人目指していいんだよな?」
ストレートに訊くと、行人は脚を止めた。
通路の半ばだったので、空乃は行人の腕を引いて、陳列棚の影に引き込む。距離を詰める。
「これ、傍から見たらリーマン狩りだろ」
行人は目を逸らしたまま薄く笑った。
「茶化すなよ」
嫌われてはいない。それは分かる。好かれている。それも分かる。
でも付き合う相手とは見られていない。この人は、どうでもいい相手とは何でもするけど、「特別」は作らない。その理由は分からない。
どうせ、前にこっぴどく振られたとか酷いことをされたとか、そんでもってそいつが忘れられないとかなんだろうけど。
空乃は奥歯を噛む。
そいつ、ぶっ殺してやりてえ。
「もっかい聞くけど。俺、あんたの恋人になりたいって、思ってていいんだよな? 望みはあんの?」
こんな風に逃げ場を無くして問い詰めるみたいな聞き方したくない。
あんたがこんな風に一緒に買い物に来てくれる以上、望みがないって言われても、引き下がるほど根性ナシでもないけど。
でも、俺はガキで、俺もあんたも男で、不安なんだ。
店内は賑わっていて、照明は明るくて、色んな国の言葉のアナウンスが流れている。
今、このロフトの中で、ツレをこんなに困らせてるのは、俺だけだろうな。
行人は俯いて黙っていたが、やがてまっすぐに空乃を見た。眼鏡越しの瞳は黒くて綺麗で、ずっと見つめていたくなる。
「俺は、君のこと」
声が震えていた。瞳には水気が滲んでいて、唇は何も塗っていないのに色づいている。
話しかけた行人の唇を、ゆっくりと唇で塞いだ。衝動ではなく、確信を持って。
至近距離にある行人の目が見開かれる。
逃げようとする行人の手首を掴んで、キスしたまま囁いた。
「やっぱ、聞きたくない」
伝えてから、唇を離して、手首も開放する。
行人は辛そうに顔を歪めて、小さな声でごめんと言った。その今にも壊れそうな表情に、空乃は泣きたくなった。
この人が、好きだ。すげえ年上でも、男でも。
どこが好きなのかなんて、考えても分からない。好きなところ100個言えって言われたら、すぐに言える。でも、そんな言葉はどれも核心ではない。
ただ、好きで仕方がない。今、この場で、壊れるほど抱きしめて、叫び声を上げたくなるほど。馬鹿みたいに。
「ごめん」
空乃は同じ言葉を口にした。行人は首を傾げる。空乃が謝る意味が分からないというように。
ごめんな、こんな好きになって。
空乃は店内の天井を見上げた。
蛍光灯が眩しい。大きく深呼吸をしてから、笑顔を作った。
「ユキちゃん。腹減らねえ? 弁当箱買ってもらったし、昼飯は俺が奢るからさ」
手に持った袋の中で、二つの曲げわっぱが触れ合い、かたりと音を立てた。
土曜日午後のロフト渋谷店。ずらりと並んだカラフルな弁当グッズを見て、行人は目を丸くしている。
「ユキちゃん、どんなのがいい?」
「おまえが使いやすいのでいいよ」
「食べるのユキちゃんだろ」
「詰めるのはおまえだろ」
喋りながら、空乃は弁当箱を手に取っていく。
スタンダードな二段のもの、保温が出来るサーモスジャー、どんぶり用の弁当箱もある。ビジネスバッグに入れるなら、底面積が小さいものがいいかもしれない。
真剣に物色していると、横で行人が噴き出した。
「なに」
「いや、だって」
行人はおかしそうに笑っている。何か面白いものでもあったのだろうかと回りを見るが、店内は休日の買い物客で混雑しているだけだ
「金髪ピアスの不良の子が弁当箱選んでる図が可愛くて」
「はあ?」
空乃は大袈裟に眉をしかめた。心外である。
「不良だって弁当食うだろ」
「自分では作らないと思う」
「作る不良もいるだろ。ってか、俺不良じゃないし」
「ああ、ヤンキーか」
「否定しないけど自称したくない」
「じゃ、ウェイ」
「あんた、意味分かって言ってる?」
「さっぱり。それぞれの定義を簡潔に述べよ」
「発言が公務員過ぎ」
空乃は笑う。
なんでもない会話なのに驚くほど楽しい。
行人と休日に買い物デートとか、嬉しすぎる。
しかも、空乃は弁当箱を買いに行こうと提案しただけなのに、二人してロフトに行く気だったのだ。
「で、どれにする? ユキちゃんのだから、自分で決めろよ」
空乃が言うと、行人はしばらく思案していたが、「じゃあ、これ」と棚の端にディスプレイされていた曲げわっぱを手に取った。
白木の木目と曲線が美しいもので、行人らしいチョイスだ。
値札を見ると5千2百円也。
弁当箱はプレゼントしようと決めていた。ちょっと予算オーバーだが、小判型のわっぱはいかにも「お弁当箱」といった風情で、毎朝詰めるのも楽しそうだ。これなら、金は惜しくない。
「いいじゃん。わっぱって冷めても美味いっていうし。んじゃ、それにしよーぜ」
空乃が言うと、行人はわっぱをもう一つ手に取り、すたすたとレジに歩いていく。
「ちょい待ち」
「何? 他にも欲しいものある?」
「いや、なんで2個」
「おまえのと俺のだろ」
行人は当然のように商品をレジに置き、クレジットカードを取り出している。
「ユキちゃん、買ってくれんの?」
「当たり前だろ」
「プレゼントしようと思ってたのに」
食い下がると、行人は人差し指を立てて、「10年早い」と強調した。「10」と発音した時の唇がキスをねだっているようで、どきりとする。
「親の脛かじってる高校生に貢がせる気はないよ」
「俺バイトしてるし。ユキちゃんになら喜んで貢ぐのに」
押し問答していると、レジのお姉さんが笑いを堪えながらレシートを差し出した。
「こちらにサインをお願いします」
行人は慣れた手つきでペンを走らせた。ちょっとした仕草だが、クレジットカードを持たない空乃には恰好よく見える。
「ご兄弟ですか?」
レジのお姉さんがわっぱを袋に詰めながら訊いてくる。
ヤンキーっぽい高校生と、眼鏡で真面目そうな大人の二人組は、兄弟に見えるのだろうか。
空乃は、お姉さんに囁くように身を乗り出して言った。
「友達以上恋人未満っす」
それを聞いたお姉さんはきらっと瞳を輝かせ、「頑張ってくださいね」と応援してくれる。
「頑張ります」と応じてレジを離れながら、隣の行人を見る。
ほのかに頬が赤い。でも怒っている風ではない。
あんな昭和的フレーズで照れるとか、可愛すぎだろ。
にやけながら、先を歩く行人の背中に話しかけた。
「ユキちゃん、怒ってんの?」
「怒ってない」
「照れてんの?」
「照れるか」
照れてるくせに。んで、俺のことまんざらでもないくせに。
「俺、恋人目指していいんだよな?」
ストレートに訊くと、行人は脚を止めた。
通路の半ばだったので、空乃は行人の腕を引いて、陳列棚の影に引き込む。距離を詰める。
「これ、傍から見たらリーマン狩りだろ」
行人は目を逸らしたまま薄く笑った。
「茶化すなよ」
嫌われてはいない。それは分かる。好かれている。それも分かる。
でも付き合う相手とは見られていない。この人は、どうでもいい相手とは何でもするけど、「特別」は作らない。その理由は分からない。
どうせ、前にこっぴどく振られたとか酷いことをされたとか、そんでもってそいつが忘れられないとかなんだろうけど。
空乃は奥歯を噛む。
そいつ、ぶっ殺してやりてえ。
「もっかい聞くけど。俺、あんたの恋人になりたいって、思ってていいんだよな? 望みはあんの?」
こんな風に逃げ場を無くして問い詰めるみたいな聞き方したくない。
あんたがこんな風に一緒に買い物に来てくれる以上、望みがないって言われても、引き下がるほど根性ナシでもないけど。
でも、俺はガキで、俺もあんたも男で、不安なんだ。
店内は賑わっていて、照明は明るくて、色んな国の言葉のアナウンスが流れている。
今、このロフトの中で、ツレをこんなに困らせてるのは、俺だけだろうな。
行人は俯いて黙っていたが、やがてまっすぐに空乃を見た。眼鏡越しの瞳は黒くて綺麗で、ずっと見つめていたくなる。
「俺は、君のこと」
声が震えていた。瞳には水気が滲んでいて、唇は何も塗っていないのに色づいている。
話しかけた行人の唇を、ゆっくりと唇で塞いだ。衝動ではなく、確信を持って。
至近距離にある行人の目が見開かれる。
逃げようとする行人の手首を掴んで、キスしたまま囁いた。
「やっぱ、聞きたくない」
伝えてから、唇を離して、手首も開放する。
行人は辛そうに顔を歪めて、小さな声でごめんと言った。その今にも壊れそうな表情に、空乃は泣きたくなった。
この人が、好きだ。すげえ年上でも、男でも。
どこが好きなのかなんて、考えても分からない。好きなところ100個言えって言われたら、すぐに言える。でも、そんな言葉はどれも核心ではない。
ただ、好きで仕方がない。今、この場で、壊れるほど抱きしめて、叫び声を上げたくなるほど。馬鹿みたいに。
「ごめん」
空乃は同じ言葉を口にした。行人は首を傾げる。空乃が謝る意味が分からないというように。
ごめんな、こんな好きになって。
空乃は店内の天井を見上げた。
蛍光灯が眩しい。大きく深呼吸をしてから、笑顔を作った。
「ユキちゃん。腹減らねえ? 弁当箱買ってもらったし、昼飯は俺が奢るからさ」
手に持った袋の中で、二つの曲げわっぱが触れ合い、かたりと音を立てた。
37
あなたにおすすめの小説
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
エリート上司に完全に落とされるまで
琴音
BL
大手食品会社営業の楠木 智也(26)はある日会社の上司一ノ瀬 和樹(34)に告白されて付き合うことになった。
彼は会社ではよくわかんない、掴みどころのない不思議な人だった。スペックは申し分なく有能。いつもニコニコしててチームの空気はいい。俺はそんな彼が分からなくて距離を置いていたんだ。まあ、俺は問題児と会社では思われてるから、変にみんなと仲良くなりたいとも思ってはいなかった。その事情は一ノ瀬は知っている。なのに告白してくるとはいい度胸だと思う。
そんな彼と俺は上手くやれるのか不安の中スタート。俺は彼との付き合いの中で苦悩し、愛されて溺れていったんだ。
社会人同士の年の差カップルのお話です。智也は優柔不断で行き当たりばったり。自分の心すらよくわかってない。そんな智也を和樹は溺愛する。自分の男の本能をくすぐる智也が愛しくて堪らなくて、自分を知って欲しいが先行し過ぎていた。結果智也が不安に思っていることを見落とし、智也去ってしまう結果に。この後和樹は智也を取り戻せるのか。
またのご利用をお待ちしています。
あらき奏多
BL
職場の同僚にすすめられた、とあるマッサージ店。
緊張しつつもゴッドハンドで全身とろとろに癒され、初めての感覚に下半身が誤作動してしまい……?!
・マッサージ師×客
・年下敬語攻め
・男前土木作業員受け
・ノリ軽め
※年齢順イメージ
九重≒達也>坂田(店長)≫四ノ宮
【登場人物】
▼坂田 祐介(さかた ゆうすけ) 攻
・マッサージ店の店長
・爽やかイケメン
・優しくて低めのセクシーボイス
・良識はある人
▼杉村 達也(すぎむら たつや) 受
・土木作業員
・敏感体質
・快楽に流されやすい。すぐ喘ぐ
・性格も見た目も男前
【登場人物(第二弾の人たち)】
▼四ノ宮 葵(しのみや あおい) 攻
・マッサージ店の施術者のひとり。
・店では年齢は下から二番目。経歴は店長の次に長い。敏腕。
・顔と名前だけ中性的。愛想は人並み。
・自覚済隠れS。仕事とプライベートは区別してる。はずだった。
▼九重 柚葉(ここのえ ゆずは) 受
・愛称『ココ』『ココさん』『ココちゃん』
・名前だけ可愛い。性格は可愛くない。見た目も別に可愛くない。
・理性が強め。隠れコミュ障。
・無自覚ドM。乱れるときは乱れる
作品はすべて個人サイト(http://lyze.jp/nyanko03/)からの転載です。
徐々に移動していきたいと思いますが、作品数は個人サイトが一番多いです。
よろしくお願いいたします。
男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる