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どうせなら、幸せになりましょう。
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「リア、結婚しよう」
そう言って私の前に跪くのは、前世私が呼んだシンデレラストーリーの小説のヒーローであり、私はその悪役。
でもどうせならみんなで幸せになりたいじゃない。
だからこの結果は私と、みんなの努力の決勝なのよ。
「はい。もちろんです、ジーク様」
「おめでとう!アリア!」
「おめでとうございます、アリア様」
「うん、ありがとう、アリス、メルル。それにこの時くらい敬語と様を外してくれたっていいのよ?メルル」
「いえ、ずっとこの喋り方でやってきてるものですから、どうかご容赦を」
「まあ、そうよね...それより。ジーク様がプロポーズしてくださっというのに、あなた達はしないなんてことはないでしょうね?」
私は自分の専属執事と弟をじーっと見つめる。
「分かってますよ...お嬢様」
「もちろんだって、姉様」
「どうかわたくしと結婚させて頂けませんか?クレドール伯爵令嬢」
「もちろんです、それから今からはどうかアリスとお呼びください」
「はい、アリス。私の愛する唯一の人」
「照れるわ」
「そろそろいいかな?察しのいい聖女様ならもう分かってると思うけど...僕と結婚してくれるよね?聖女様?」
「は、はい」
「じゃあちょっと僕ら抜けるから」
抜ける...え?
「おいちょっとまて我が弟よ。」
「ん?なに姉さん」
「結婚前なのに良くないよそれは」
「ははは、僕のことをよく分かっているじゃあないか」
「よくないよ?」
「じゃあ書類書いたらいいんだね?」
「いやそういう問題では...」
「本人に許可もらったら良いんだよね?」
「いやでも...うん、まあ許可が有るなら」
「ねぇ、メルル。僕と楽しいことしようよ。」
「?なんのことかわからないけど良いですよ?」
「いやぁぁぁー!メルル、駄目だよ!」
私はメルルを弟から引き剥がしどんなことをしようとしているか教える。
「ねぇ駄目だよメルル!うちの弟はメルルにエッチなことしようとしてるんだよ?あれだよ?夜にベットで2人きりでするようなことだよ?確かに楽しいけど本当にいいの!?」
そしてメルルと私以外の全員が同時に私に突っ込む。
「「「「こっちまで聞こえてるんだけど...」」」」
聞こえてたのか....。
恥ずかしっ。
「でもまあ...優しいんでしょう?結婚するんですし...慣れておかないと...」
「「「「「...」」」」」
そして我が弟はその反応に自身でも驚きながらそっと自分の部屋に連れ込んだのだった。
「リア...俺らも...する?」
「しな...い」
「えー...」
「お嬢様、アリスを連れ込んでいいですか?」
「私に聞くな!アリスに聞けぇ!」
「いいですか?」
「え、えっと、はい」
いいんかーい。
「やっぱり俺らもしようよ、リアー」
「駄目です」
◇
そして私たちは一年後に六人で合同結婚式を挙げたとさ。
おしまい。
そう言って私の前に跪くのは、前世私が呼んだシンデレラストーリーの小説のヒーローであり、私はその悪役。
でもどうせならみんなで幸せになりたいじゃない。
だからこの結果は私と、みんなの努力の決勝なのよ。
「はい。もちろんです、ジーク様」
「おめでとう!アリア!」
「おめでとうございます、アリア様」
「うん、ありがとう、アリス、メルル。それにこの時くらい敬語と様を外してくれたっていいのよ?メルル」
「いえ、ずっとこの喋り方でやってきてるものですから、どうかご容赦を」
「まあ、そうよね...それより。ジーク様がプロポーズしてくださっというのに、あなた達はしないなんてことはないでしょうね?」
私は自分の専属執事と弟をじーっと見つめる。
「分かってますよ...お嬢様」
「もちろんだって、姉様」
「どうかわたくしと結婚させて頂けませんか?クレドール伯爵令嬢」
「もちろんです、それから今からはどうかアリスとお呼びください」
「はい、アリス。私の愛する唯一の人」
「照れるわ」
「そろそろいいかな?察しのいい聖女様ならもう分かってると思うけど...僕と結婚してくれるよね?聖女様?」
「は、はい」
「じゃあちょっと僕ら抜けるから」
抜ける...え?
「おいちょっとまて我が弟よ。」
「ん?なに姉さん」
「結婚前なのに良くないよそれは」
「ははは、僕のことをよく分かっているじゃあないか」
「よくないよ?」
「じゃあ書類書いたらいいんだね?」
「いやそういう問題では...」
「本人に許可もらったら良いんだよね?」
「いやでも...うん、まあ許可が有るなら」
「ねぇ、メルル。僕と楽しいことしようよ。」
「?なんのことかわからないけど良いですよ?」
「いやぁぁぁー!メルル、駄目だよ!」
私はメルルを弟から引き剥がしどんなことをしようとしているか教える。
「ねぇ駄目だよメルル!うちの弟はメルルにエッチなことしようとしてるんだよ?あれだよ?夜にベットで2人きりでするようなことだよ?確かに楽しいけど本当にいいの!?」
そしてメルルと私以外の全員が同時に私に突っ込む。
「「「「こっちまで聞こえてるんだけど...」」」」
聞こえてたのか....。
恥ずかしっ。
「でもまあ...優しいんでしょう?結婚するんですし...慣れておかないと...」
「「「「「...」」」」」
そして我が弟はその反応に自身でも驚きながらそっと自分の部屋に連れ込んだのだった。
「リア...俺らも...する?」
「しな...い」
「えー...」
「お嬢様、アリスを連れ込んでいいですか?」
「私に聞くな!アリスに聞けぇ!」
「いいですか?」
「え、えっと、はい」
いいんかーい。
「やっぱり俺らもしようよ、リアー」
「駄目です」
◇
そして私たちは一年後に六人で合同結婚式を挙げたとさ。
おしまい。
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